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季節の変化を感じられるっていいですね。あれやこれやの雑記帳デス。

ヨセミテ国立公園周辺 旅行

会津駒ケ岳-その2

宿の女将さんの言葉通り、夜半からすっかり晴れ渡った会津地方(に限らないけど)。日の出一時間以上前の4時過ぎに起きて、この日は月明かり下での撮影敢行。とはいえ、おもちゃみたいな三脚しか持ってきてなかったので、ちょっとブレたかも。月は後方左側から煌々とした光を放っており、駒ノ池と会津駒ケ岳が肉眼でもはっきりとわかるほど、だった。

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のっけから拡大写真です。このあとも沢山出てきます。このサイズでの写真は全て拡大表示しますので。

会津駒ケ岳-その1はコチラ
使用したレンズは18-200mmのズーム。やっぱり10mmの広角が欲しいな、と思ったけど後の祭り。そいつがあれば横置きのまま、池と駒ケ岳と北斗七星が収まったんだけど・・・。
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反対側を向いて駒の小屋とオリオン座。あぁ、もうオリオン座が見える季節なんだな。
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右側が少しハレーションを起こしていることでわかるとおり、この横に満月が居座っていて、星空をメインとするには最悪の条件だけれど、月明かりを利用すると思えば、これはこれで結構ないい感じの写真が撮れそうな気がする。

昨晩も宴たけなわの頃にちょいと抜け出して撮影していたんだけど、カメラ好きのお客さんが多かったようで、「どうでした?撮れましたか?」と質問の集中砲火を浴びてしまった。で、その次に来るのは決まって「カメラは?」。フルサイズでもない、今となっては随分古い型になってしまったD300だけれど、そう答えたあとのリアクションでだいたいその人が持っているカメラのグレードがほぼわかってしまう、っていうのもなんだか可笑しい。

ただ、この日はかなりの猛者が多く宿泊していたようで、結構立派な三脚持参の方達はほぼフルサイズ機。なかには中判カメラを持ってきた人もいた。ヤマケイフォトコンテストでも狙っているのか、と勝手に想像してみたりする。

月明かりの下でもなんとなく見えていたけれど、日の出の時刻になってくるとそれが次第にくっきりと現れてきた。見事な雲海だった(檜枝岐村方面)。
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この朝の雲海の写真は、小屋のブログにも使われたほど。これほど綺麗な雲海を見たのも久しぶり、と喜んでいたくらいだったから、僕らの喜びもまたひとしお。こんな景色が見られるから、見られるかも?って思うから、天気が多少悪くても山に登ってしまったりするんだよなぁ。

その日の出の光景を駒の池を前面に配置して狙っていたカメラマン諸氏。皆立派な三脚たてて狙っていた。
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一方、僕が担いできたのは、レジの脇に置いてあるようなプラスチック製のやつ。いえ、ちゃんとしたベルボンのスグレモノだって持っているけれど、ちょっと根性なしで妥協しただけ(苦笑)。なので並んで撮るのはちょっと恥ずかしいから、小屋の脇から手持ちで撮っていたのである。カメラマンに限らないけれど、隣の人がどんな機材を使っているか、結構見てる(見られてる)んだよね。なんだかちょっとおかしいけど。

朝食はうまいコーヒーと、トマト、菓子パンと至ってシンプル。予定よりちょっと早めの6時40分に小屋を出発して中門岳へ向かった。会津駒ケ岳へ来たならば、中門岳へつづく稜線を味わわずして降りるべからず、と言われるくらい、見事な眺めが広がる一帯だ。かの深田久弥さんも「日本百名山」の中で称えている。

会津駒ケ岳山頂への分岐の少し手前からは、昨日は雲に覆われて見えなかった南方方面の眺めが見事に広がっていた。その中心にあるのが尾瀬の盟主・燧ヶ岳の双次鋒だ。
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山頂を巻くように山腹に付けられた木道を進むとやがて視界が開けて、北西方面に広がる稜線が眼の前に現れる。
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最初はどこが中門岳なのかよくわからなかったが、右上に続く稜線の終端が中門岳だ。丁度、前を歩く相棒の頭の左横あたりがそれ。およそ距離は2kmあまり。

頭上に広がる青空と、足元の草紅葉に挟まれた登山道を歩いていると、本当に気持ちがいい。朝の冷たい空気が頬にあたって少し冷たく感じるものの、他に例えようがない位の気持ちよさだ。こんな気分を味わったのは久しぶりだ。

中門岳の手前にある中門池には月が写りこんでいた。
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こんな稜線上に広がる湿原の風景というのは本当に不思議な感じがする。そして「宝石を散りばめたような池塘郡」という表現もなるほどと頷ける。

中門岳からは来た道を引き返すだけなのだが、目の前の景色がまたガラリと変わって見えるのがいい。その中心にいるのがやっぱり燧ヶ岳。関東で言えば富士山を眺めながら稜線歩きをするようなもの、かな。
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やがて眼の前に会津駒ケ岳が迫ってくる。周りの草紅葉も逆光に照らされて黄金色に輝いていた。
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よく見ると、燧ヶ岳のやや右奥にこれまた目立つ山が・・・、至仏山だ。ということはあのガスに覆われた一体は尾瀬ヶ原だ。
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沢山ある池塘の前でお決まりの一枚。
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このあと、もう一度会津駒ケ岳の山頂に寄って、周囲の山々の同定をして楽しむ。あれが男体山、あれが白根山・・。
片道50分のコースタイムだったが、ほぼ平坦な道のせいか、正味35分くらいだっただろうか。その分、写真を撮ったり山頂に寄ったり、と結構寄り道をしたけれど、たっぷり二時間ほど楽しんで小屋に戻ってきた。これでやっと昨日の分を取り戻したぞ、と(笑)。

少し腹ごしらえをして、予定通り9時に小屋を出発。中門岳往復も楽しめたことを女将さんに伝えるととても喜んでくれた。とってもきさくなおかみさんで、下山後の美味しい蕎麦屋さんの情報も教えてくれた。

富士見林道を通ってキリンテに降りると、コースタイムでおよそ3時間半。キリンテでのバス時刻である13時20分過ぎには充分間に合うはずだ・・・、
という目論見で小屋出発は遅くとも9時、ということにしたのだけれど、実際には嬉しい誤算が。

小屋のトイレの脇を抜けて樹林帯を抜けると、その先に広がるこれから歩く稜線が眼の前に広がる。
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この眺め、これから歩く稜線が一望に出来る、こんな山歩きを望んでいたんだよ・・・、と思うとつい頬が緩んでしまう。なんたって赤石に行った時はガスで何も見えなかったからね。

少し下って視界が開けたところで後ろを振り返ると、小屋の立っているピークに連なる稜線が見事だった。
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麓に広がる紅葉の森も見事な眺め。
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更に歩を進めて、再び振り返るとまた素晴らしい眺めが広がっている。歩いてきた道を振り返ってみる、というのは山登りでは意外に重要なことでもあるけれど、今日のこの日はそんなこと抜きにしても何度でも振り返りたくなる眺めだ。
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上の写真を見てわかるとおり、道はほぼ稜線沿いに付けられているけれど、これが結構おっかない道で、ガイドブックにも最初の30分位はやせ尾根が続く、とある。その名のとおり、かなりやせ細った尾根で、重なり合った狭い岩の間をすり抜けたり、はしごもあったりする。また稜線の東側を歩くところなどは、道幅が30cmもないくらいのところがある。谷側には笹が生い茂っているので見落としがちだが、うっかり踏み外すと、50m位は一気に落ちてしまいそうなくらい、すぐ脇はかなりの角度の崖に等しいのだ。まぁ笹がうまい具合にブレーキになってくれそうだけれど、まったくもって油断ならない。青空と正面お燧ヶ岳に眼を奪われていると危ない危ない。

ようやく道もなだらかになり、湿原特有の植生も現れてくる。木道が出てくるとこのあたりも湿原の一部なんだなあ、という気がする。
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1956m地点を越えるとコースをやや西寄りに変える。たまに道が細くなっているところもあって、やっぱり油断すると危ない。
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ところどころ、こんな感じで湿原特有の植生と笹原で埋め尽くされた場所に遭遇する。
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ふと思ったのだが、ガイドブックでみた光景ではこんなに笹って生い茂っていたかな、と。
勘違いかもしれないけれど、湿原の植生領域にどんどん笹が侵食しているような気がしたけれど、気のせいだろうか?

とりあえずの目標地点である大津岐峠の手前に広がる傾斜湿原、という案内の写真をみたけれど、どうも実際にこの時に見た景色よりも笹が少ないような気がしてならない。こんな所でも植生の変化が起きているのだな、と思ったりする。

標高が徐々に下がっていることも関係しているのだろうけど、途中にこんな潅木帯もある。そんな中に紅葉真っ盛りの木があるとそれは目立つ目立つ!
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この富士見林道沿いではあまりみなかった池塘も出現。もっとも雨の過多にも随分影響されるようだ。
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10時10分、大津岐峠に到着。峠を示す道標がデカイのは、雪深い季節でも見失うことないように、とのことらしいが、かくのごとく倒壊。これではちょっとの雪ですぐ埋もれちゃうよ・・・・。
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小屋からここまで1時間10分。ん?たしかヤマケイアルペンガイドでは1時間40分じゃなかったっけ?
随分早めに着いてしまったので、ここでザックをおろして小休止。下りに備えての腹ごしらえもしておく。こんな時にピッタリなのが魚肉ソーセージ(笑)。もう一つは最中。下界じゃほとんど食べないけれど、山にいると不思議と自然に喉を通るのだ(最中のほうね)。

振り返って雄大な眺めを見られるのも多分これが最後。たったいま歩いてきたところなので、どれがどれだか、はっきりとわかる。中央のちょっと飛び出ているピークが会津駒ケ岳だ。
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15分程の休憩ののち、一路キリンテ目指して下山開始。
こちらも200m程下ると湿原の様相はすっかり消えて、ブナなどの広葉樹が広がっている。紅葉と黄葉が入り混じって標高1700~1300mあたりはそれはもう見事なもの。
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黄葉を額縁に燧ヶ岳をパチリ。
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このキリンテへ下るコース、標高差で1000m近くを下るけれど、急峻な下り、というのがほとんどなく、ストロークの長いジグザグ路といった感じでとても歩きやすく、膝への負担も少ない。登ってきた滝沢登山口の方は、下る際にはちょっと気をつけなければいけない程の急激な下りが続く区間があるのだが、こちらはそういった箇所がほとんどなかったため、下りでコースタイムほぼ一緒、の我が家にとってはここでも嬉しい誤算。

結局、キリンテに降り立ったのは12時07分、峠からは1時間40分だった。あれ、ヤマケイアルペンガイドだと二時間ってあるけど・・・・。
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さて、バスの時刻は13:25頃、まだ一時間以上ある。
このあとの目的地は檜枝岐村内のやまびこ荘、旅館であり日中は蕎麦屋さんもやっている、という駒の小屋のおかみさんからおすすめしてもらった店だ。地図からはおよそ3kmくらい、歩いて40~50分ほどか。いや、1000m降ってきた直後だから、1時間くらいか・・・・・。ちょっと逡巡したけれど、バス停で一時間以上も待つのも耐えられないので歩くことにした。

登山道に比べると一般道というのはなんとも見通しのいいことか・・・。カーブを過ぎて先が見通せた時、次のカーブまで(しかも数百メートル先)何もない、とわかると結構落ち込んだりするけれど、出来るだけ何も考えないようにして歩く、歩く・・・。

そんな想いが通じたのか、30分程で集落の端っこらしき所に到達し、そのカーブを曲がると燧の湯が目に入った。思ったよりもいいペースで歩けたみたいで店に到着できた。

お店は結構な人気のようで、予約客もいて席に案内されたのは着いてから15分ほどあと、だった。。
時期は秋で丁度新そばが始まり、また新米の時期とぴったり重なったのがなんて幸運なんだ!
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多分初めてじゃないかな、新そばを美味しい、と思えたのは。
そして右上にあるのが舞茸ごはん。これも新米とあって美味しさ三倍増。
(もっとも、腹ペコだったから、という説もあるけれど・・・)。

幸運だったのはまだあって、僕らがテーブルに案内されてから15分ほどして、店の営業中の札がひっくり返されて準備中に変わったのだ。店内にも書かれていたが打ったぶんが売り切れたらそこでおしまい、ということらしい。のんきにバス待っていたら食べられなかったわけだ。

とても美味しいメニューで堪能できたのだけれど、残念なことに11月初旬でお店の方は閉店とのこと。レジ横には手書きで「体力の限界です」とジョークのごとく描いてあったけど、半分は本当なのかもな、と思う。

そしてさらなる幸運が。それを示すのがこの一枚。
さていったいどんな展開に?? 写したのはもちろんワタクシ。
20141011-27.jpg

レジで精算を済ませた相棒が、店のおかみさんとちょっと世間話をしていたのだが、駒の小屋のおかみさんに紹介してもらったなんて話からちょっと盛り上がったようで、店も丁度ピークを過ぎたのでなんと登山口まで送ってくれる、ということになったらしい。きっとこれまでにも山を降りてお店に寄った登山客を送ってくれたりしていたんだろうと思う。

もうあの重いザックを担いで、あと小一時間ほど歩くのは面倒、とばかり、相棒に荷物番を頼んで空身で車を取りにいこうと思っていただけに、その申し出に速攻で飛びついてしまったのだ。そして相棒は軽トラの助手席に、僕は荷台に乗り込んだ、というわけ。小さな村なので人が荷台に乗ってもうるさいこと言われないんだろうね。

珍しそうに振り向くのは、滝沢登山口に降りてきた登山客だけ。

店から登山口入口までおよそ1km、そこから1.5kmほどあがった所に車を停めていたけれど、歩いていたらやっぱり一時間はかかってただろうなぁ。荷台に乗って5分もしないうちに駐車場所に到着。こんな幸運、あっていいんだろうか(苦笑)。

今度は麓で一泊していきたいな、と思った、今回の山行だった。
翌日、DZに行く予定がなけりゃほんとに一泊していったかも!?
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  1. 2014/10/15(水) 22:29:09|
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