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季節の変化を感じられるっていいですね。あれやこれやの雑記帳デス。

ヨセミテ国立公園周辺 旅行

ヨセミテ2014夏-その6

本日も晴天ナリ^^

今日は正確にはヨセミテ公園外、北東部のHooverWildernessと呼ばれる地域にあるLundyCanyonへ。
この場所は何年か前に買ったHikingYosemiteという、ビジターセンターでみつけたハイキングガイドに載っていたところだ。広大な渓谷の写真に惹かれて相棒がチョイスしたのだけれど、これがまた大当たり。初見のところはやはりワクワクするものだけれど、その期待感に十二分に応えてくれた、素晴らしい場所だった。

そのガイドブックに載っていたのが、こんな感じの写真だった。
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深い渓谷と滝が「おいでやす~」と誘っているかのよう・・・ photo by A.

「ヨセミテ2014夏-その1(初日) ぐるりバレー巡り」はこちら
「ヨセミテ2014夏-その2(二日目) 巨木の森」はコチラ
「ヨセミテ2014夏-その3(三日目) ドーム遥か手前で」はコチラ
「ヨセミテ2014夏-その4(四日目) 自転車でバレー巡り」はコチラ
「ヨセミテ2014夏-その5(五日目) モノパス」はコチラ
「ヨセミテ2014夏-その6(六日目) Lundyキャニオン」はコレ
「ヨセミテ2014夏-その7(七日目) Pleasantonへ」はコチラ
「ヨセミテ2014夏-その8(八日目) サンフランシスコ」はコチラ
「ヨセミテ2014夏-その9 おまけ」はコチラ

宿はモノレイク脇にあるLakeViewLodge。ここも常宿となっているところ。キャニオンへの入口は395号を北上して7マイルほど行くと167号との交差点がある。そこを左折してしばらく走るとLundyLakeがある。リゾート地の入口らしきところを更に進むと道はダートになるが、そのまま1マイルほど進めば、ループになっている所に突き当たる。そこがトレイルヘッドだ。

この日は往復11マイル程。とはいっても、急登はそんなに長くはなく標高差も2000ft位なので往復7時間、とみて朝7時20分出発。30分位でトレイルヘッドの駐車場に到着した。

395号を左折するとこんな光景が眼前に展開される。天気良し! イヤが上にもテンション上がってくるというもの。
20140912-01.jpg

駐車場は、ループ状の道路の脇に車が停められるスペースが何箇所が作られていた。一箇所には1、2台しか停められないけれど、そんな場所が数箇所設けられている。まとまったスペースが取りにくい森の中での工夫なんだろう。

車を降りるときに温度計を見たら華氏47度、日陰の森の中とはいえ、10℃を切る気温にちょっとびっくり。

背の高い木々に覆われた森の中を10分ほど歩くと視界が開けて、赤茶けた岩場の斜面を登っていく。このあたりは公園内でもお馴染みの同種の松の木が生えていた。このもう少し先に行くと、キャニオンの奥の方までかなり見渡せる見通しのいい場所に出る。
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そこからの眺め。思わず歓声が上がってしまう。この奥の左手方面の断崖を越えた先に今日のハイクのゴールがあるのだ。
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左の方には細いけれど二段の滝が見える。完全に乾燥した渓谷に見えるけれど、中を歩いていると結構水が豊富なのに驚かされる。

更に歩を進めると、先ほどの滝の水を供給しているクリークを渡る。こうやってみると結構な水量があるのにびっくり。そして、水の周りには草木が生い茂る、という至極当たり前の事実に気づかされるのだ。
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まるで何かの果物畑の中を歩いているかのよう。トレイルヘッド付近の背の高い木とは違って、このあたりは背丈よりも高い程度の木が生い茂っている。たったこれだけ歩いただけでも植生ががらっと変化しているのも不思議だ。やっぱり水の量が関係しているのかな。
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途中にある神秘的な佇まいの池。木が全て枯れているのが不思議だ。水たまりが出来て木が枯れたのか、さて?
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ひとつ上の写真に写っている木々の紅葉したものがこれ。場所によって紅葉の度合いが大きく違う。
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それにしても見事な紅葉、いや、黄葉と書くべきか。濃い緑の葉をみせてくれるところと黄葉初期の緑とのグラデーションが綺麗なところ、となかなか眼を楽しませてくれる。水量が豊富な季節にきたら、おそらく花も沢山咲いていることだろう、とあれこれ想像を巡らせてしまう。

と、再び背の高い木々が生い茂る森が展開される。
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パッと見、白樺に似ているけれど、あえていうなら「緑樺」と名づけたいくらい、気の表面が緑なのだ。この写真ではわかりづらいけれど、帰路、光の当たり方が変わるともっと緑が濃く写っているので、このあと乞うご期待^^

このあとちょっとした道間違いを犯してしまった。枯れ沢のようなところにぶち当たり、踏み跡があったためついそっちへ進んでしまったのだが、3分もしないうちに、どっちへ行ったらいいの?というくらい訳のわからない広い場所にでてしまったのだ。5分ほど周辺を探し回ったけどトレイルらしきものは見当たらず。こういう時は道がはっきりしているところまで戻る、というのが鉄則。そして・・・、やっぱり戻ったのが正解。その場所はまた後ほど。

おっと、ここにも昨日見たのと同じような廃屋が。このあたりも昔の開拓者たちが入り込んでいたのだ。
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この林を抜けると再び視界が開ける。前方には滝が見えてきた。この位置からだと左の林が邪魔になって見づらいけど。
20140912-12.jpg

近くまでいくとこんな感じの、いわゆるfallsというやつ。一つ一つは2、3mの小さな段差に過ぎないけれど、それが複数連なっている。木の陰にも小さな滝が見えます?
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冒頭の配した写真のカラー版がこれ。
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滝の脇で一日のんびり過ごす、っていうのも素敵かも・・・。

この滝を右手にみながら林の中を高度を上げていく。いよいよ断崖に取り掛かるのかな、と思いきや、それはもう少し先のようだ。
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その途中、こんなピンクの花が僕らを出迎えてくれた。
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周囲の木も少なくなり、断崖のたもとに付けられた道を進む。さて、どのあたりを登っていくのかな??
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急登を前に、何故かご機嫌なワタクシ^^
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足元もガレ場が多くなってきた。このあたりはデイナに登った時と同じような地質だ。
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ここが急登の入口。左側はとんでもないガレ場。右側はやはり急な岩場。どっちも同じような平坦な道がついているように見えるんだが・・・・。
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ここ、去年行った涸沢から穂高岳山荘に至る、ザイテングラードを思い出させるようなところだった。丁度急峻な岩場の続く右手側がザイテンといったところか。

最初は左手のガレ場を上がっていく。明らかに右端には人が歩きやすいような道ができているのだ。このガレ場、道のないところを登るのはほとんど無理。割れた瓦が積み重なったような所で、下手に足をかけるとガラガラと崩れていってしまう。
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「なんかやっぱり無理かも・・」という相棒の声に、やっぱりセオリーとしては右手の岩場を上がるのが正解でしょう、と日本式のトレイルのつけ方をつい当てはめてしまう。実際、途中までは明らかに道がついているのだが、それもほんの10mほど。もうそこから先は「登れるところご自由に」って感じなのだ。これが日本ならばペンキマークがついているのだろうけれど、こちら自己責任の国アメリカではそんなマークは存在しない。
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この岩場のさらに奥(右手側)には、か細いけれど、立派なFallsがあった。これが先ほどみた滝の供給元で、この滝の供給元が今日の目標である、崖の向こうにあるであろう20LakeBasinを構成する一つ、HelenLakeなのだ。
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「登れるけど、降りられるかな?」と思いつつ、這い上がっていったものの、やっぱりちょっと難しい・・、と相棒がギブアップ。右側の滝の脇上がれるかな?とも言うが、そっちはもっと難易度が高そう。

結局、ガレ場をもう少し上がってみることにする。下からは死角になって見えなかったが、更にその上まで道らしき整地がされていた。足元に注意しながら先へ進むと、もう一度悩ましい場所に出くわす。右の岩場を這い上がって進むか、それともガレ場をそのまま上がって、岩の向こうを右側に方向転換していくか?
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このあたりの斜度、半端じゃない。多分40~45°はあったと思う。写真だとその急斜面の様子がうまく伝えられないのが残念。

結局、すぐ右手の岩場を這い上がっていくと・・・、あらま、明瞭なトレイルが現れましたとさ・・・。
20140912-24.jpg
結局のところ、「どこあがってもいいよ、ご自由に」ってことなんだな、ということでお互い納得。

行ったり来たり、あれこれ悩んだため、ここで40分ほどロス。最悪、ここで引換しか!?なんて結末もアタマをよぎったけれど、まぁ、あきらめないで試した甲斐があったというもの。

ここまでくれば一安心、と思ったものの、まだまだガレ場の急登は道半ば。この区間だけで400m程登らなくてはならないので、まだやっと1/3を過ぎた位なのだ。とはいえ、道は明瞭、天気は快晴。上に見える断崖頂上目指して、歩みは力強い。
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上の写真の断崖を超えれば・・・、と思っていたら、はい、もうひと上り残っていた。偽ピークそのもの、といった感じだ。ここで2/3終了、あと残るは1/3だ!
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クリークの流れ落ちるその先には草木が生い茂っているのが見える。あともう少し。
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ようやく登りも終わり、なだらかな場所に出てから2分ほど歩くと、ようやくその先に広がる光景を目にすることが出来た。
20140912-28.jpg

もう少し先に進むと、青い水をたたえたHelenLakeとご対面!
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右手には、キャニオンを歩いているときにずっと見えていたピークがそびえ立つ。
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湖畔の松の木も厳しい自然の中で生き残ってきた様がありありと見て取れる。
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ほんとに静かなところだ。バレーの喧騒とは全く異なるヨセミテのもうひとつの顔、といっていいだろう。
今日は誰にも会わないかな、と思っていたけれど、どうやら先行者が1名。そしてサドルバックレイク方面からのハイカーと思しき4組8名の人を見かけた(とは言っても湖の向こう側にいたのを見ただけ)

湖畔到着が11:45、上りの分を考えて行きは4時間と見積もっていたけれど、途中の道迷いで15分、断崖下で30分のロスがなければ思った以上に早く着いたわけだ。

とはいえ、こんなプチアクシデントも初めての場所ならでは、のもの。そう思えるほどこの日のハイクは充実感・満足感ともに非常に大きいものだった。ここで一句素敵やつを詠めたら言うことないんだけどね^^;

結局一時間ほど湖畔でのんびりしていただろうか、ずっと留まっていたい気分に踏ん切りをつけ、重たい腰をあげて帰路へつく。

これ、右に見える水溜りが湖畔の端っこで、左側に流れが続いていてそれが滝となって落ちていくのだが、あれ、水が途切れてる、と思いきや、地下にしみだしてそれが10m程先で地上に湧いて出てきて流れになっていた。
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水量が豊富だとここをじゃんじゃん水が流れでいるんだろうね。そんな光景も見てみたい。

公園外なので木製の道標。
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先へ進も何度後ろを振り返ったことか(苦笑)。
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こうして上から見るとガレ場につけられた道がはっきりとわかる。とりあえず左中央付近の岩場まで降りるのだ。
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次は中央付近に見える赤茶けた岩のあたりまで。
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このあたりがトレイルが明瞭に現れた地点。右のガレ場を降りるか、左の崖を降りるか。結局どっちでもよかったみたい。
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あともう少し。最後のガレ場、慎重に・・・。
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キャニオンの入口方面の眺め。太陽の向きもあってか、渓谷内がいい色に染まっていた。
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急登前に腹ごしらえした地点から振り返ると、自分たちが降りてきた場所がはっきりわかる。
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左の大きな岩の右下にあるガレ場が登っていったところ。

白樺ならぬ「緑樺」と呼びたくなったわけはこれ。太陽がいい位置に上がってくれたので、帰路はほんとに緑の洪水の中を歩いているかのよう。それはもう写真以上に見事な緑、それも目に優しい緑だった。
20140912-41.jpg

ここが往路で道間違いした地点、間違えて右側に進んでしまったのだ。
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正解は左端にある二本の木をわたっていく方。ちょっとみればその先に道がついているのがわかるんだけど、間違える時ってそんなもん。落ち着いて周りを見渡してみることの大切さを今更ながらに痛感したのである。

最初に視界が開けた松の木がある高台まで戻ってきた。ここからもう一度振り返ってみると、自分たちが登った崖がどこだったのか、がはっきりとわかる。
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もう一度、「またな」と手を振ってこの場所をあとにした。

このあたりの松ぼっくりは割とデカイ。
20140912-44.jpg

間もなくトレイルヘッド。行きは陽の光が差し込まないうっそうとした森というイメージだったが、こんなに様子が違うとはね。ここも「緑樺」の群生地だったとこの時初めて気がついた。
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トレイルヘッドに着いたのが15時、行き4時間、帰り2時間半、10.8マイル(17kmあまり)と今回の最長ハイクでした。

2014年、ヨセミテ旅行もこれで終わり。何はともあれ、今年も怪我なく無事過ごせたことに感謝。
異国の地で季節の変わり目を肌で感じることのできた、充実したヨセミテ旅行でした。
20140912-47.jpg

車に戻って温度計をみたら華氏95F・・・・・、暑いなぁ、と思っていたけど、暑いわけだ。

宿で炊き込みご飯の夕食を済ませたあと、月が出る前に庭に出て星空撮影敢行。
とはいっても、目の前が道路でたまに車のライトで照らされるし、条件は良くない。車を出して数分も走ればモノレイク湖畔の暗いところがいくらでもあっただろうに・・・・。

それでも肉眼でぼんやりと天の川が視認出来るコンディションなんでつい妥協してしまった。
雲のようにぼんやりと白く見えるのが天の川だけれど、うーむ、肉眼で見たほうがインパクトあったな・・・。
20140912-46.jpg

明日はヨセミテともお別れ。
今宵は荷造りせねば・・・。でも車での移動なのでまぁそこはテキトーでもいっか。

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  1. 2014/10/04(土) 23:22:52|
  2. ヨセミテ
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