この日はマリポサグローブへ。
直径が4m以上にもなるという世界最大の巨木、ジャイアントセコイアの森です。
「ヨセミテ2014夏-その1(初日) ぐるりバレー巡り」は
こちら「ヨセミテ2014夏-その2(二日目) 巨木の森」はコレ
「ヨセミテ2014夏-その3(三日目) ドーム遥か手前で」は
コチラ「ヨセミテ2014夏-その4(四日目) 自転車でバレー巡り」は
コチラ「ヨセミテ2014夏-その5(五日目) モノパス」は
コチラ「ヨセミテ2014夏-その6(六日目) Lundyキャニオン」は
コチラ「ヨセミテ2014夏-その7(七日目) Pleasantonへ」は
コチラ「ヨセミテ2014夏-その8(八日目) サンフランシスコ」は
コチラ「ヨセミテ2014夏-その9 おまけ」はコチラ
この日は割とのんびりハイクの予定だったので7時起床の8時過ぎに宿を出発。
園内に入園後、一路マリポサグローブ方面へ向かう41号に舵を切る。駐車場に到着したのは9時22分、宿から43マイル(約65km)、横浜に宿とって箱根にいくような感じ??
ここも4回目の訪問だけれど、しばらく見ていないと見たくなるところの一つ。とにかくデカイ! でかさだけでも十分すぎる程のアピール度のあるところ。これだけ大きいとただ眺めているだけでも何か不思議な力を与えてくれるような気がする、そんな神秘的な雰囲気が漂っている森です。
ここマリポサグローブには下の写真に示すように、ぐるりと森の中を縫うようにトレイルが付けられている。ちょっと判別しづらいかもしれないけど、薄い水色で描かれたラインがトラム(トロッコ電車ならぬトロッコバス、とでもいおうか。要は楽チンしてぐるりと一周回ってみたい人には格好の乗り物)のコースで、これは一度乗ったことがある。なので今日は全て歩き、中央やや右寄りにぽつんとあるワオナポイントまで行く予定。とはいっても、ぐるっと八の字状に回ってもおよそ5マイル、ワオなポイントまで足を伸ばしても6マイルちょいなので、まぁウォーミングアップとしては適当な距離かな、と。

では早速巨木巡りへ。
こちらグリズリージャイアントと呼ぶ、園内で最も巨大な一本。あえて遠くからその大きさを見てもらうために撮った一枚。隅にちっこく写ってるのが見えますよね。

この木のそばには根元をくりぬいてトンネルのようになっているカリフォルニアツリーというのもある。
このあたりまでは普通の観光客が普通の格好で歩いてこれる距離なので、とても人が多い。
この先、さらに奥へ進むと、この森の本当の良さを味わうことが出来るのだ、と今回改めて思った。やはり自分の足で木々の間を歩くと感じるものが明らかに違う(と思っている^^)。パイン(松の木)の間にそびえ立つジャイアントセコイア、やはりその存在感は別格だ。

遠くから見てもよく目立つ。やっぱりデカい。
どのくらいデカいかというと・・・
はい、このくらい~。

このジャイアントセコイア、松の木の一種だけれど、その種(松ぼっくり)は意外なほど小さい。一報、パインツリーと呼ばれる(これも訳せば「松の木」じゃん・・)種のものは大きくて長い。これが木になっている様子を眺めるのがヨセミテにきたときの楽しみの一つ(笑)。下の写真、クリックして拡大してみてください。

これがだいたい長さあ20cmくらい。成長して40cm以上になるものもあるようです。
さて、いよいよトレイルも後半、ここからが見どころ満載の「UpperLoop」と呼ばれるエリアに足を踏み入れていきます。

やや開けた林の中にそびえ立つ3本のセコイア。

この中心点、パワースポットだそうです(今作った^^)
上の写真の右側の木、このくらい太いんです。

黒く写っているのは火事で焼けたから。こんな風に火事にあった木がたくさんありますが、その火災にも耐えて千年以上も生きながらえてきたのがセコイアなんです。
UpperLoopにはこのように密集して生えているところがたくさんあります。

その中の一本、テレスコープセコイア。

裂け目から覗いてみるとなんと中央付近まで中が空洞に! さらには太陽の光が!!
これでもまだこの木は生き続けているんだそうです。

この脇で拾ったパインツリーの松ぼっくり。今回のヨセミテ行きでの最大サイズです。

根元が凄い状態になってますね。

そしてワオナポイントへ。周辺が一望できる、一休みするにはもってこいの場所。

写真には写っていないんですが、この時に右側の方で煙が湧き上がっているのがみえました。地図と磁石で方向を確認すると、なんとバレーフロアの方向どんぴしゃり。こりゃ火事でもあったのかな・・・、と思ったんですが、この時はこれがそれほどの大規模なものだったとは知る由もありませんでした。
ワオナポイントで軽く昼食とコーヒータイムのあと、再びUpperLoopへ戻り、ミュージアムのある方へと向います。このあたりにも立派なセコイアがそこかしこに。

そんな奥まった、セコイアに囲まれた一角にミュージアムが建っています。いい雰囲気ですね。

このあと、LowerLoopの、行きとは別のルートを降りていきます。
右側の木は下が避けているんですが、この裂け目の幅、2mくらいあるんです。

こちらはまた不思議な、上部で二つに幹が分かれています。一本が二つに分かれたのか、二つの木が根元で一緒になったのか・・・・?

駐車場に帰り着いたのは午後二時半、約6時間の巨木の森、のんびりと、たっぷりとセコイアを堪能することが出来ました。理屈抜きに大きなものというのは感動しますね。そして大自然の摩訶不思議な偉大さに敬服の念すら抱いてしまいます。千年、二千年の長きにわたり森の中に生き続けているジャイアントセコイア。これから先、あとどのくらい長生きするんでしょうか。
この日:約6.9マイル、18700歩(まぁこんなもん)
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さて、セコイアの森をあとにしてバレー内へと戻っていきますが、そろそろ近くなってきたな、という頃、なにやら生木が萌えているような火事臭い匂いが社内に漂ってきました。やっぱり火事が起こっているのかなぁ、と思いながら最後のトンネルを抜けてびっくり。そこに広がっている光景に思わず声をあげてました。

凄い火事です。丁度ハーフドームの裏手、リトルヨセミテバレーからクラウズレストの方までもうもうとした煙に包まれています。明日、あのハーフドームの裏側を行く予定なんですが、こりゃダメかも・・・・・・。
この日の夕食は、来る途中に寄ったスーパーで買ったTボーンステージ。キッチンがあるのでこういうことも出来るんですね。

やっぱりバレー内の火事は相当のものだったようで、夜半には宿の駐車場には消防車が5台停まっていました。
どうやら隊員達は今宵ここに宿泊しているようです。マーセドあたりからの応援部隊でしょうか。

それにしてもこのレトロなデザインの消防車のおしゃれなこと!
これを撮ったのは午後9時過ぎですが、アメリカ人にとってもかなり珍しかったようで、見物人がひっきりなし、でした。
惜しむらくはもう少し英会話が堪能だったらなぁ、と。消防隊員にいろいろ詳しく話が聞けたのにね・・・・・。
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- 2014/09/27(土) 23:59:39|
- ヨセミテ
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自分もなにか一回り大きくなれたような気が・・・^^;
- 2014/10/08(水) 22:58:20 |
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