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季節の変化を感じられるっていいですね。あれやこれやの雑記帳デス。

ヨセミテ国立公園周辺 旅行

荒川三山・赤石岳-その2

「まだまだ続くよ、ガスの旅」
というわけで、ガスガスの南アルプス道中その2、です。

「荒川三山・赤石岳 前フリ」はコチラ。
「荒川三山・赤石岳-その1」はコチラ。
「荒川三山・赤石岳-その2」はコレ。

荒川小屋前にかかっているタイムテーブルによると、かなり微妙な時間・・・。コーヒーなんぞを入れてのんびりしている時間もなし。もちろん小雨交じりの天気の中で湯を沸かす気力もないんだけどね。30分余りの休憩で先を急ぐことにする。そんな慌ただしい中でも、しっかり小屋の中を覗いてバッジをゲットしていた相棒に拍手。

ひとりしき潅木帯の中を登ると、荒川小屋の全貌が見渡せる。視界がよければもっと広々とした雰囲気を味わえるんだろうね。その潅木帯を抜けると斜面をトラバースするように道が続いている。相変わらずガスの中なので、行く手は全く見えず、この先に千枚岳があったらやだね、なんて冗談もあまりウケなかった。

大聖寺平へ向かう途中。
20140804-17.jpg

荒川小屋を出発したのが10:40、大聖寺平到着が11:12。ここまではまぁ順調。標高差も大してなかったからね。

千枚小屋を出て荒川三山を越えて荒川小屋へ、これでおよそ500mの標高差を登り降りしている。そして赤石岳への登りと赤石小屋への下りがまた標高差500mちょい。この派手な登降もスケールの大きな南アルプスならでは、のもの。丹沢の稜線の登り降りなんて子供だましみたいなもんです。当初はこの標高差(しかも2回!)を想像するのも難しかったけれど、実際に歩いてみた感想は、「全然ピンとこない」ってやつでした。多分ガスのせいで先を行く道が見えないことが大きかったんじゃないか、と思う。仮に眼の前に300mの高低差のある九十九折があって、そのてっぺんが見えている時と見えていない時と、さてどっちがつらい?と聞かれると迷うところではあるけれど、歩いたあとの達成感という点では視界が開けていることに勝るものはないと思う。その点で、今回の山行き、やっぱりリベンジしたいね、ってのが正直な感想なんですよね。

さて、大聖寺平の標高が2699m、目指す小赤石岳の山頂は3081m。その肩までおよそ300mの登りになるのだけれど、ガスの中であってもおぼろげながら急斜面が続いている様子が匂ってくる。途中、ふた組ほどとすれ違ったけれど、どちらも「この登りが頑張りどころだよ」と異口同音な応えが返ってきた。

その登り、やや相棒のペースが落ちてきた。どうも標高が高くなってくると足に乳酸が貯まる間隔が短くなるようで、途中で先導を交代。前を歩く人がいるほうが足が進む気がする、というのがその理由らしいけれど・・・。

この区間、眼の前に広がる斜面を登りきったところが小赤石岳の肩、と呼ばれているようで、つまり山頂はそこからもう少し離れたところにある。視界があれば、あと3回小ピークを越えればいいんだな、とわかるけれど、このガスの中、ひとつ越えるたびに「まだか・・」とがっくりすることになる。そんな落胆を繰り返すとそのうち「もしかしたら小赤石岳を通過しちゃったんじゃないか?」なんて疑問も湧いてくるんだけどそんなのは全くの妄想に過ぎないのだ。腕時計の示す標高と肩から通り過ぎた小ピークを数えてそろそろだな、と気力を振り絞って越えた岩場の先に見慣れた道標が目に入ってきた。

12:39、ようやく小赤石岳に到着。
20140804-18.jpg

この時刻とこの天気、もう結論は出ていて、あっさりと「赤石岳はパス」。赤石小屋まではコースタイムでここから約二時間。赤石岳を往復するとプラス40分~50分くらいだけれど、そうなると小屋到着が4時を過ぎてしまうことも考えられる(急登の下りはコースタイムの2割増し位でみておかないとね)。まぁ一番の要因はこのガスにあるんだけれど、いくら百名山といえど、ガスガスの中、景色の楽しみもない所に行ってもなぁ・・・、と思うと、足を運ぶ理由(と気力)が全く見当たらないのだ。もっとも、山頂の避難小屋に泊まって翌日のご来光に期待、という考えもちらっとアタマをかすめたけれど、もし小赤石の到着があと30分遅かったら、その選択をしていたかもしれrない。

相変わらず風も強く小雨交じりの雨模様。こんなところでのんびりする理由もないので、とっとと先に進むことにしたけれど、急登の下りを前にしてシャリバテしないように、ちょっと小腹を満たすことにした。少し下っていけば風をよけられるところがあるだろうと思い、分岐の方へ進みながら適当なところを探していたら、ちょうど稜線が岩の陰になって風を遮ってくれるところが見つかったので、そこでザックをおろして小休止することにした。

手持ちの行動食をお腹に詰め込んでいるとやおら相棒が叫ぶ、

「ライチョウだ!」
20140804-19.jpg
photo by A.

どうやら親子連れの4羽の一家だったようで、実はこれが雷鳥初見の私。
濡れたレンズを一生懸命拭きながら撮影するも、撮った写真をみるともうボケボケ。レンズ面のくもりがほとんど取れていなかったみたい。さすがにカメラバッグもかなり濡れてきて、もうここからは下るだけ、ということでカメラはザックにしまってお役御免と相成りました。

結局、分岐を過ぎたのが13:05、北沢源頭通過が13:45、富士見平が14:47で赤石小屋到着は15:18、でした。

北沢源頭までは一気の下り、そこから富士見平までは小さなアップダウンを繰り返しながら少しずつ下るんですが、この区間、登山道が急斜面の脇につけられているせいか、崩壊して鉄ハシゴなどで補強されている箇所がたくさんある。中にはぼろくなった木のハシゴもあったり、「滑るぜ、滑るよ、滑らないようになぁ!」と言っているかのような危なっかしい木のはしごもあったりする。その最もおっかないハシゴでデカザックをしょった女性登山者が足を滑らせてしまい、足首を捻挫してしまったようだった。痛めた直後はしびれもあっただだろうから、そこから小屋までなんとか自力で歩いてこれたらしいが、小屋に着いた途端、緊張の糸が切れたようで、そこからはもうほとんど自力では歩くことができなくなった、という位の怪我。

自分も経験あるけれど、やった直後はなんとかなるんですよね。その昔、しびれる足を無視して素知らぬ顔でパラシュートをパックして、そこから外の駐車場までギアしょって歩いていったことがあるけれど、車に着いた途端、もうダメ、ってやつ。

山小屋で怪我人に遭遇、というのも初めての経験。まぁ捻挫(ですんだかどうか、は?ですが)くらいの怪我ならばまだ幸運だった,、といっていいのかもしれない。幸いにして翌朝はガスもすっかりとれて朝6時には救助のヘリが飛来、搬送されていく様子を見送って自分たちも小屋を出発したのである。

「見送った」とは言うものの、小屋のすぐ脇にヘリが飛来するため、一般客は皆小屋の中に入って待機するように言われたので、爆音聞いて飛び去っていく姿をチラっと見ただけなんだけどね。「ローターの回っているヘリに乗り込んだことあるから」なんて我儘は言ってませんって。

そのヘリ、多分BK,で、確か赤が主体の配色で、「あらかわ」号にそっくりだったけれど、指摘されて見てみると静岡県警の防災ヘリは「オレンジアロー」、その名の通りオレンジの配色なんですよね。しかもカラーリングの様子が明らかに「あらかわ号」とは違うし。あれ、どこから飛来してきたヘリだったのかな?

前日は、朝に晴れ間が広がる、なんてことはこれっぽっちも考えていなかったし、予報も曇りor雨模様だったけれど、日の出前に起きだして外にでてみたらあれま、雲がかなり切れているじゃありませんか。小屋の前から見える赤石岳や聖岳にしばし見とれる。

こちらは赤石岳。山頂付近は雲に覆われたまま。
20140805-01.jpg

こちらは聖岳。
20140805-02.jpg

日の出から10分もすると赤石岳山頂にかかっていた雲も取れて、ようやくその全貌を仰ぎ見ることが出来た。
20140805-03.jpg

この時ばかりは、山頂の避難小屋に泊まっていたら、今朝は絶景に巡り会えただろうな、とほんのちょっぴり後悔の念が沸き起こる。まぁ、こういうのはほんと巡り合わせ。天気がよくなるまで一週間居座り続けて、なんてことが出来るわけでもないしね。

小屋脇の展望台からは悪沢岳方面の視界も開けていた。まだちょっと雲が残っているけれど。
20140805-04.jpg

こんなふうに雲が途切れて周囲の山が見えていたのもほんのわずか。朝食をとり終わった頃にはまだ雲が湧いてきて、小屋からの視界はまた限定的なものになってしまった。

小屋を出発したのがヘリを見送って、6:10過ぎ。さて、今日は一気に椹島に下るのみ。
途中、振り返るとこんな手書きの看板がある。小屋の周囲にも手書看板が数多くあって、なんだか温かみを感じる。
20140805-05.jpg

ちょっと色合いがわかりにくいけれど、この石、かなり表面が赤い。赤石岳の山頂にもこんな赤い色をした岩が数多く見られるそうな。
20140805-06.jpg

帰路も相棒はせっせときのこ探しに専念。見つけるたびに指を差すが、既にお馴染みのものも多くあり、そんな時は指差す勢いも弱りがち。そんななかで最もよく見かけたのがこのベニテングダケ。これも結構な大物で、比較の為に写した自分の足と比べてみて下さいませ。
20140805-07.jpg

ほぼ等間隔でこんな感じの標識が木にかかっている。小屋から降りてきて順番に4/5、3/5、2/5まで見たけれど、1/5は見当たらず。もっとも、「いま、1/5~」って言われても気分悪くするだけかもしれないけどね。
20140805-08.jpg
ちなみに、椹島から赤石小屋に向かう登山道を入ってすぐ0/5ってのがあったけど、これならまだ笑って済ませられる(笑)。

広い斜面にストロークの長い九十九折が始まると、その下の方には舗装路らしきものが・・・。半分ほど降りるとそこには幹外周が4mほどある巨大なミズナラの木があった。森の中に鎮座する守護神といった趣がある。
20140805-09.jpg

ここを過ぎたらもうゴールはすぐそこ。ロッジ到着は9:21。まぁまぁの所要時間。
小屋からなら標高差1500mあまりだけれど、これが赤石岳山頂の避難小屋からだと2000m程になる。この500mの差は結構大きいだろうなぁ、と思いつつ、今朝の束の間の晴れ間を思うと・・・。やはりここはもう一度来ねばなるまい。

椹島から稜線沿いの天候は全くみえないけれど、やはり今日も曇りがち。時折小雨もぱらついている。
「一週間送らせたら天気良くなってるかなぁ・・・?」なんてことを言ってみたけれど、実際一週間後の週末だったら間違いなく登山中止していた天気でしたね。あの台風じゃ山登りどころじゃない・・・・・。

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  1. 2014/08/14(木) 22:03:40|
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