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季節の変化を感じられるっていいですね。あれやこれやの雑記帳デス。

ヨセミテ国立公園周辺 旅行

荒川三山・赤石岳-その1

というわけで、ガスガスの南アルプスの旅、です。
実をいうと、タイトルに偽りあり、です、はい。
ガスガスの天候に辟易したのと少々時間的なこともあって二つほどはしょりました。
よって正確には「荒川二山・小赤石岳」なんですけどね。

「荒川三山・赤石岳 前フリ」はコチラ。
「荒川三山・赤石岳-その1」はコレ。
「荒川三山・赤石岳-その2」はコチラ。

前泊地は井川湖畔にある「てしゃまんくの里」の駐車場。ネットでいろいろ調べていたらこれが出てきて、トイレも広くてキレイ、とあったのでここにしたんですが、駐車場自体は乗用車が8台分くらい、の狭いところ。おまけに道路のすぐ脇なのでうるさいかな、とも思ったけれど、さすがに通り過ぎる車の数は桁違いに少ないのでそんな心配は杞憂。
静岡県はかなり奥まった所にあるので空気も綺麗、星空も綺麗。結局、この晩に見た星空が今回の山行で一番だったとはね・・・・。

椹島を出発して林道を少し歩くと大きな橋があり、その脇を左に入っていくと登山道の始まり。最初の頃はこんな感じで崖に沿って道が付けられており、ちょっと気分は「小・下の廊下」(笑)。
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ところで、畑薙第一ダム傍の臨時駐車場からは、東海フォレストが無料の送迎バスを運行しているけれど、この運行時刻がなかなか曲者。もちろんWebサイトに掲載の時刻どおりに運行しているんだけれど、問題は臨時便。定時は8時発なんだけれど、それよりも早く7時ころに臨時便が出て・・、なんて話を聞いていたので、一応6時半には駐車場に到着しておいた。バス停には既に20人近い登山客が列を作っていた。我が家もその列の最後尾に並ぶこと6時40分頃。程なくして東海フォレストのロゴ入りマイクロバスが到着。

運転手が降りてきて列の先頭の人から順番にお金と引き換えにチケットを渡し始めた。
「なんかね、うちらの手前で『はい、ここまで』ってなりそうだね」。
人数を数えてみると、我が家は丁度30人目。一方のマイクロバスは補助席あったとして、えっと、・・・24、5人かぁ・・。
さて、この場合どうなるんだろ? 

こたえ:
臨時便の場合はバスが満席になる人数が集まれば出発、集まらなければ定時刻まで待ち、でした。
第一便が出発したのが6:50頃。次のバスは7:15頃には来ていたけれど、「えー、いま17人ですので、あと10人集まったら出発しますので」との虚しい声が・・・。結局、ヒトが集まって出発したのは7:45なり。椹島に着いてからその15分後には第三便(これが定時刻の便)がやってきたけれど、乗っていたのは半分位だったかな。

結局、椹島を出発したのは9時過ぎ。第一便に乗れなかった、この約一時間の遅れがこの日はあとで結構大きく響いてしまったのだ。


のっけから出鼻をくじかれた感アリ、で、しかも見上げれば分厚い雲。展望が望めない中、ひたすらうっそうとした森の中を登り続ける。

標高1200mを過ぎたあたりからぼちぼち見え始めたしゃくなげ。こんな変化にも大げさに反応してみたりして、なんとか気を紛らわしてみる(苦笑)。
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気を紛らわしたのは天気のせいだけじゃなく、ペースが遅いことも一因だったんだけどね。
ロッジから小石川下まで2時間もかかっちゃったけど、あながちきのこをたくさん見つけただけではなかったかも。

清水平の水場にようやく到着。かなりな急斜面にあるけれど、ちょっと一休みするにはちょうどいいところかもしれない。このコース、要所に水場があるのがとてもありがたい。
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こうやってみると、登山道がえぐれているのがわかる。次の見晴岩目指してひたすら登る。
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その見晴岩(登山道から数歩上がったところ)では視界が開けて、そこには赤石岳が! とはならない。2000m以上は雲に厚く覆われている様子。似たような光景、何度かみたよなぁ・・・・。
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駒鳥池に到着。時刻は14:27。あちゃ、これじゃとても三時までの到着は無理。一応自主規制で宿には14:30までには着くようなプランを立てているんだけれど、これが破られたのは初めてかも。
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2200mを超えたあたりから霧雨から本格的な雨に変わってきたようで、森林の中といえどもぽつぽつと落ちる雨が体をたたくようになってきた。用意がいい人たちは出発時からザックカバーをかけていたけれど、う雨が降りださないと引っ張り出さない我が家の習慣はすぐに治るものでもない。いつのまにかシラビソの木は姿を消し、周囲の木々の背丈が徐々に低くなってきだなぁ、と思っていたら、白くぼやけた視界の先に忽然と小屋が姿を現した。15:22、ようやく千枚小屋に到着だ。

小屋に入って受付をすませ、寝床に荷物を置いて一息ついても外はまだ雨。これじゃちとコーヒーを入れるのも面倒だなぁ、と思っていたら、やがて雨はやみ、雲もどいてきた。そして、小屋の前の視界が広がってきたな、と思っていたら、遠方にきれいなシルエットの富士山が姿を現してくれた。
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関東から見る富士山とは違って、その西側から眺めると、宝永山のでっぱりが影に隠れるため、左右対称のシルエットを持った富士山が楽しめるんですよね。これが好きで西側からの富士山に凝っている方もいるくらい。

小屋の周囲は雑誌で見た通りのお花畑が広がっている。植生保護の為の金網がしつらえてあるけれど、それもむべなるかな。
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この季節、きのこも土から顔を出し始めて、というのも結構多いみたいで、こんなにつやつやで見事なタマゴダケ(食用OK)、ベニテングダケ(毒)を見たのも初めて。
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こちら千枚小屋の内部。割り当てられたのは2階の隅っこ。はい、はしごで上がって行きます。
疲れた足にこのはしごでの上り下りは結構手ごわい。小屋の中ではしごから落ちて怪我なんで絶対にしたくないので、山の中でのハシゴの上り下りよりもずっと慎重になったのは言うまでもない(笑)。
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明日の天気もあまりよくなさそう。ということは今夜の星も期待薄。その為の準備も何もせず、とっとと就寝。
明日はコースタイムでも9時間余りの長丁場になる。朝食は4:20から。出発は5時の予定だ。

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本来なら、ここで「その2に続く」なんですけど、あまりのガスっぷりにさっさと通過したくなったので、このまま翌日へ突入~

翌4(月)、ガスの中に一瞬太陽の光が反射してオレンジ色に染まった時があったけれど、あとはもう一面ガス。出発時もこんな感じ。この日はさすがに雨仕様、ほぼ予定取りの5:10に出発っ!
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マルバダケブキ満開のお花畑の中の九十九折の道をひとしきり上がると、ちょっと気持ちのいい「通り」に出くわす。これ、晴れていたら木々の向こうには雄大な南アルプスの山並みが見えるんだろうなぁ。
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途中も足を止めて撮影したい対象がたくさん! 他の山ではたまにしかみなかったミネウスユキソウもいっぱい!
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さて、いよいよガス(?)レポートの始まり。山頂二人占め!ってのは気持ちがいいけれど、「ガス二人占め!」ってのはちっとも嬉しくない・・・・。

森林限界を越えると急に強風にさらされる。気温がそんなに低くないからまだいいけれどね。
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とりあえず千枚岳到着。どこだ、360°の展望ってのは・・・・・・。
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ムラサキヒマワリとでも呼びたくなるマツムシソウ。これもあっちこっちに。
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ガスの稜線歩きだったけれど、花だけは一番いい時期に恵まれていたかも。

丸山に向かうなだらかな登山道。この先に悪沢岳に連なる稜線があるはずぅ・・・。
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徐々に周りの岩の様子が険しくなってきて・・・。
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巨大な岩が積み重なってくるようになってきたら、悪沢岳はもうすぐそこ。
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悪沢岳到着は7:30。あっちこっちで撮影していたせいか、ちょっとだけ遅れ気味。
何も見えない山頂写真載せてもしょうがないよね・・・。

で、ここから鞍部に向けて下降するのだけれど、いろんな雑誌で見たあの雄大な稜線はどこへ??
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イブキトラノオ。こんなのを見つけては自分を励ます(苦笑)。
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中岳避難小屋到着が8:47。そこで小休止して、朝沸かした湯を昼飯用のアルファ米に投入。

ほどなくして中岳到着。
このすぐ先に荒川小屋方面と前岳との分岐があるのだが、この天気、前岳はあっさりスルーで意見が一致。西側の大崩壊地をこの目で見てみたかったんだけど。ということで、荒川三山→荒川二山に。
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ここからこのコースのハイライトの一つであるお花畑がはじめるのだけれど、こんなガスの中、さてどんな風に見えてくれるやら。

こちらイワベンケイ。雌は花が赤で雄が黄色なんだそうな。雌雄仲良く隣り合わせ。
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何故か惹かれるイワベンケイ。なんで?って聞かれてもうまく答えられないんだけどね。

こんなふうに鹿よけの柵が設置してあるんですね。その柵の両側ではこれほど!ってうほどに明らかな違いが見られていた。ガスっててちょっとわかりにくいかもしれないけれど。
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曇りがちのレンズを拭きつつなんとか頑張って撮ってみたけれど、このお花畑の大群落の様子が伝わるかどうか・・。
(クリックすると拡大表示します)
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鹿よけの柵が効果てきめんなのは明らかだけれど、これ翌年や翌々年はどうなるんだろ?とちょっと気になってしまうんですよね。特定の個体が増えすぎるとバランスを崩す、っていうのは自然界の摂理で、適度に間引く役割のもの(動物?)がいないとそれがどんな影響を及ぼすのか? 数年の短い期間では結論が出るような問題ではないんですけどね。

前岳スルーのおかげで少し取り戻したけれど、荒川小屋到着は10:10。相変わらず小雨模様の天気は変わらず、小屋の軒下で簡単に昼ごはんを済ます。

その小屋の前にはこんな看板があります。出発地からの所要時間で、どのあたりまでが行動可能範囲か?の目安になるものですけれど、いいものを設置してあるなぁ、とひとしきり感心。反対側には赤石小屋~千枚小屋コースの場合が表示されています。
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これみて驚いたけれど、ここに到着した時刻から類推して結構ぎりぎりのセンかもなぁ、と漠然と思っていたけれど、この看板の表記とかなり近いじゃないの! 行動許容時間を何時までに設定するか?でも変わってくるんだけれどね。

また、千枚小屋でも多く交わされた会話に「明日はどこまで?」というのがある。これは、行き先はどこ?という意味の他に、赤石小屋までいくのか、それとも赤石避難小屋泊り(止まり)とするのか、それとも荒川小屋で区切るのか?という「どのくらい進む予定?」という意味も含まれている。「出来れば赤石小屋、でも無理なら避難小屋かな」という答えが一番多かったけれど、ゴールの設定は自分達の力量やペース配分を考えて自分自身で判断することが一番大切。誰かが行くからじゃあ我々も、なんていう他人任せの判断だけは避けないといけない。

いつもよりもペースが遅いのが、それが花やきのこの撮影に夢中になっていたせいなのか、しらずうちに体力が落ちていて歩くペースそのものが鈍っているのか(しかも3000mを越える稜線歩き)、そのあたりの見極めをしっかりしておかないといかんな、と、そんなことを改めて考えさせられたのである。

今のところ、赤石小屋到着はいけそうな時間だけれど、もうひとつのハイライトである赤石岳はパスする可能性も出てきたな・・・・。

つづく。


もっとも、

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  1. 2014/08/13(水) 23:15:42|
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  3. | コメント:0
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