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季節の変化を感じられるっていいですね。あれやこれやの雑記帳デス。

ヨセミテ国立公園周辺 旅行

赤岳(県界尾根~真教寺尾根)

梅雨の合間を狙って赤岳へ。
クラシックコースとして知られている県界尾根(往)/真教寺尾根(復)を通ってきたけど、日・月という日程もあいまって、道中に出会ったのは行き:二人、帰り:ひとり。当然鎖場の渋滞とも無縁の、思惑通りの静かな山歩きを楽しむことが出来たんだけれど、大変だったのは下山後。なにせ本格的な山歩きというと年末の燕以来、ってこともあって翌日からひどい筋肉痛・・・(苦笑)。

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大門沢林道入口に向かう途中、正面には赤岳!


6/29(日)
美し森P 7:00 - 7:40 大門沢林道入口 - 8:22 県界尾根取付点 - 9:20 小天狗 - 少し先で小休止 9:40 -10:50 大天狗 - 12:24 巻き道分岐 - 13:10 頂上小屋(泊)

6/30(月)
6:35 小屋発 - 6:50 真教寺尾根分岐 - 8:47 六合目 - 9:31 牛首山 9:44 - 10:23 賽の河原 - 11:00 羽衣池 - 11:50 美し森P

往路は休憩を含めて7時間あまりと踏んでいたのと、やはり天候が怪しいため出来るだけ早めの行動終了としたかったので、美し森Pに車中泊する予定でいたけれど、いざ到着してみると駐車場内は外灯なしの真っ暗闇。おまけにトイレの電気も点かないので、急遽第二候補に挙げていた141号沿いの道の駅に場所を変更。ちなみに星空撮影するなら美し森駐車場は絶好の場所かも?です。

朝6時過ぎに道の駅を出発して美し森に向かう途中、清里駅へ通じる道を通ったけれど、ここ、真正面に赤岳が望める通りなんですね。ということで、勝手に名づけてみたこの通り、「赤岳展望通り」(違??)

駐車場出発時は頭上には快晴の青空が広がって、その向こうには赤岳も山頂までくっきり。いい気分で歩き始めることが出来たけれど、同時に、あの山頂が湧いてきた雲に隠れるまであと何時間あるのかな、と梅雨の合間特有の天候の変化にもヤキモキさせられる。

舗装路が終わって山道に入り、左手に堰堤を見ながら進んでいくと、前を行く相棒がいきなり声を上げて後ろを振り返る。何事?と思い指を指す方を見るとあらま、見事に骨だけになった動物の死骸が登山道にはみ出して横たわっていた。これ大きさからすると鹿か? きっと雪がまだたっぷりの頃に行き倒れたんだろうな。

なだらかな勾配をあがりながら7つ目の堰堤を越えるとやがて県界尾根取付点に到達。ここからは小天狗に向けて一気に高度を稼ぐ急登の始まりだ。写真だとわかりづらいかもしれないが、等高線の詰まり具合通りのかなりの勾配で、この県界尾根を下りに使った場合には、長い距離を下って足に疲労が溜まってきた時に降りるのは嫌だなぁ、と思わせるに十分なほど。実際、帰路の疲労度を考えたらこの急下りがなくてよかったなぁ、と思う。
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ちなみにコイワカガミの姿がちらほら見えだしたのもこのあたりから。そして直径5mm~1cmほどの小さなきのこが目に付き始めたのもこの急坂から。我が相棒、かなりの急坂で登るのに精一杯に見えていても、きのこを探し出す嗅覚だけは勾配の度合いはあまり関係ないらしい。

これだけ木々が密集しているのも珍しいな、と思うほどのうっそうとした斜面を1時間ほどで登りきるとそこが小天狗。この先もう少しいくと展望の開けたところがある、ということで、休憩はもう少し我慢、我慢。
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ほんの2分程歩いた所にやや開けた場所があり、そこでザックをおろして小休止。ただ、周囲には2、3m程の木が生い茂り、いうほどの展望か?という感じだったが、あまり気にしていなかった。ところが、実際の「展望ポイント」はもう5分程歩いた先にあって、そこはまさに登りのつらさを癒してくれるに十分な展望が眼の前に広がっていた。

下の写真がそのビューポイントから見た赤岳方面。やはり、というか、早くも雲が湧き出してきていて、ご覧の通り赤岳山頂は雲隠れ。
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たまに山頂がお目にかかれることもあるけれど、もうガスが晴れることはないだろうなぁ、と予感させられる。山頂の右端に頂上山荘も見えてます。
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クラシックルート、と呼ばれるだけあって、途中にはこんな古びた道標も残ってます。
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ハイマツの新芽も鮮やか!
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振り返ればたまに富士山。右を向けば赤岳~、左を向けば富士山~、はならず・・・。
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大天狗を過ぎて2440mを過ぎるとだらだら登ってきた道も一変して勾配がきつくなってくる。同時に周りの植生にも目に見えて変化してきた。シャクナゲもちらほらと目につき始めてきた。

こんなふうにシャクナゲの葉の上に花びらが。この花びら、ミネザクラのものですぐ上には遅咲きのミネザクラがまだ花をつけていた。ぎりぎり間に合った、っていう感じ。
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ヤツガタケキスミレ?と思ったけどガイドブックの説明書をよぉく読むと葉っぱには少々つやがあるし、違ったかな?
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標高2600mを超えていよいよ鎖・ハシゴ場の登場。下の写真がその一発目なんだけど、実はこの手前に一枚岩をトラバースするところがあって、足場として鉄板が添えつけられている。その鉄板に下から這い上がるか、鎖をたよりに左からまいていくかちょっと迷うところがある。鎖の足元もややおぼつかないので、ちょっとかんばって下から一気に上がったほうがずっと簡単みたい。
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急勾配の岩場でもわずかな土を頼りにコイワカガミとツガザクラの共演。逞しいですなぁ。
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県界尾根で一番登りづらいところがここかな? 枯れ沢のような感じで足元は滑りやすく、また凹凸も少ない。おそらく水が流れていてそれが岩を削ってしまったんだろうけれど、この時もちょろちょろと隅の方を水が流れていた。鎖に頼らずとも登っていけるけれど、「ここは下りたくねぇな」度一番のところ。
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気がつけば大天狗からかなり時間を使っての、ようやく展望荘への巻き道分岐に到着。鎖場自体は3箇所ほどしかなかったけれど、それ以外の急勾配の登りも結構きつかったようで、先頭をいく相棒は時折立ち止まって両腿の乳酸を抜くのに必死だったらしい。かくいう自分もシャリバテまではいかないものの、早め早めにエネルギー補給しないとバテそうだな、との予感通り、足よりも先に腹のほうが休憩を訴えることが多かった。あとは山頂まで直登30分あまり。途中でへばっては元も子もないので、ちょいと小休止してエネルギー補給することにした。
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分岐を山頂方面に向かうとすぐあるのが中途半端なハシゴ。これを越えていったん右に巻いて、ハイマツとシャクナゲが群生する地帯を抜ける。お、さすが標高高いせいか、まだ元気なシャクナゲの花が迎えてくれた。
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「迎えてくれた」なんてのは勝手な思い込みで、二人とも写真撮影に夢中になっているうちに一気にガスが巻いてきて、そしてポツリ、ポツリときたかと思うと一気に本降りの雨に見舞われてしまった。慌ててレインウエアを引っ張り出して着込んだけれど、ダメですねぇ・・・。さっきの分岐の時にポツっと既に来ていたので、こういうときに転ばぬ先の杖で先に着込んでおくべきなんだけどね。もっとも本降りの状態も5分程度しか続かず、あとはもうガス&霧雨状態でしたけど。

つい5分前までは山頂の山荘も視界に入っていたのにあっというまにこの有様。カメラ濡れるも意地で撮影した一枚。
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ようやく山頂(山荘)に到着。
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とりあえず受付を済ませて荷物を置いて、まずは食堂内で到着のコーヒー。
天気がよければ歩いて2分の山頂で頂く予定だったんだけれど、このガスガス状態ではね・・・。

一息ついてから外の様子を伺っているとたまにガスが晴れて視界がよくなることがあったので、合間を狙って山頂へ散歩。この一枚はわりとマシだった時で、山頂からみた山荘方面。
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たまに、ごくたまにガスの切れ間から青空が覗いてくれることもあって、そんな時は「青空、青空、いまがチャンス!」の声が聞こえてくる。

ちなみに、よく見る古ぼけた山頂標識のある場所はほんとに狭い。ここに週末の天気の良い時に来たら記念写真待ち渋滞になるんだろうな。

岩だらけに見える山頂も、その隙間には高山植物がいっぱい。
ミヤマキンバイとイワウメ。イワウメは今が丁度満開の時期だったようでそこかしこに白い花を咲かせていた。
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ガスガスの山頂の様子。中央に見える柱のようなものが山頂道標、はい、こんな程度の広さ、でした。
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翌朝午前3時半。ひとり起きだして外の様子を伺うと、窓越しにぼんやりと山頂が見える。外に出てみると東の方がオレンジ色のグラデーションに染まり始めているではないか!
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勇んでカメラを抱えて外に出てみたものの、見える星は金星と夏の大三角形の三つと、あと数える程・・・。赤岳の道標と星空写真を思い浮かべていたもののあえなく撃沈。朝日の登場を待つまでもなくどっから!?っていうくらいガスが下方から湧いては消えていく。ダイナミックな自然の営み、と言ってしまえばカッコいいかもしれないけど、ちょっとガス多すぎ・・・。

西方向。右に見えるガスの合間に浮かんでいるのは中岳。
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東方向。左が県界尾根で右が真教寺尾根。こんな景色が眺められるのもわずかな時間だけで、絶え間なく押し寄せるガスにあっという間にかき消されていった。
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とまぁ、こんな具合でご来光は拝めなかったけれど、太陽が登ってからのほうがむしろガスが取れて山の上は青空が広がってくれました。昨日はガスで覆われていた山頂もご覧の通り。
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名残惜しみながら山頂をあとにして下降を開始したのが6時50分。眼下に見える牛首山~扇山を連ねる真教寺尾根の森林地帯まで、さて、どんな感じで降りていくのかな? 一応用心のため持参したヘルメットトをかぶってレッツゴー!
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この先、上の写真の前方に見えるピークの右側(影になっているところ)を通過するんだけど、ここからみると、どうやって超えていくんだ?って感じなんですが・・・。

下の写真、クリックすると拡大します。先行して歩いている二人が見えますが、実際にそこに行ってみると、見るほどおっかない通貨ではなく、しっかりとした足場はできています。
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振り返って赤岳に「またな~!」
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ここまでのトラバースは左手に山側、という感じで進んできたけれど、いやはやきつかったの何の・・・。まだ左肩が完璧じゃないけれど、どうしたって山側=左手を岩に添えながら歩くことになるわけで、こういった動作をする時って、意外に力がかかっているので、結構ズキっとすることが多く、嫌な感じで降りていったことは内緒。

キレット方面と真教寺尾根との分岐。ここで左に進路をとります。
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この分岐の手前のこんな小ピークを越えてきました。
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ここからは稜線の東側を北方向に進むのだけれど、やっぱりまた左側が山=左手使い多し・・・・。いいかげん、後ろ向きで進みたくなってきたなぁ、なんて弱音を吐きたくなってきたことも内緒・・・・。

このあたりも高山植物がいっぱい。チョウノスケソウは見頃を迎えてましたね。
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よく似た白い花、チングルマは葉っぱの形が全然違います(ちなみにチングルマは八ヶ岳にはないそうで)。ハクサンイチゲはやっぱり葉っぱの形が違って、春菊の葉にそっくり(と我が家ではこういう覚え方をしている)。

これが自信ないんだけど、クモマナズナかも? 花はとても小さくてそれが沢山群生しているのが特徴。春の七草のナズナと葉っぱの形が似ているから正解かな、と思うけど、さて??
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さ、どんどん織りましょ。とりあえずは先に見える突端の所までいくのかな?
相当な急勾配だけれど、岩の足場もしっかりしているし、特に心配なし。ただ小石も多いので小さいとはいえ落石を起こさないように、とそれが一番の気がかり、でしたね。
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上の写真の突端に到達後はこんな感じで。まだまだ鎖のある急下りは続きます。
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途中、こんな細い鎖も。おもちゃかよ!ってツッコミ入れたくなるんですが、これに捕まって降りるほどのところではないです。
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振り返れば、急勾配のためもう山頂は見えません。
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コイワカガミは相変わらずの勢力で咲き乱れてますね。
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これが最後の崖。ルートは二通りあるんですが、どっちを通っても一緒。ただ石を落としやすいので人が下にいるときは要注意。上りよりも下る時のほうが石を落としやすいですね。
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やっぱり下りの岩場を気を使いますね・・・。ただ岩場を通過したからといってホッとするのはまだまだ早い。このあとも比較的勾配のある登山道、しかも大きな石がごろごろしているので気が抜けません。割と天気も落ち着いてくれているのでのんびりと下っていたせいもあるけれど、やっぱり下りは苦手かな、六合目まで二時間近くかかってました。

2300mあたりで樹林帯にはいると道もなだらかになってきてようやく一息、と思うなかれ。足元にはやっぱり大きめの石がたくさんあって、歩きにくいことこの上ない。まだまだ気が抜けません。

この扇山の道標の手前、なだらかな上りになっているんですが、見事なくらいシャクナゲが群生していました。もちろん花はとっくに終わっていましたけど、これ満開の時期だったら十文字小屋付近に勝るとも劣らない眺めが楽しめるんじゃないかな。
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牛首山を過ぎて賽の河原にたどりついて、リフトを横目に羽衣池に向けてひたすら下る、下る。この頃になると急下りで抑えてきた膝上の筋肉がやる気をなくしてきていて、もう完全に惰性モード(苦笑)。が、羽衣池に至るまでの道というのがこれまた曲者で、背の低い笹原の間を縫うように付けられているけれど、元々通行者も少ないので、笹が伸び放題。で、道も足元には大きな石がゴロゴロしているので、やっぱり気が抜けないわけで。時計を見ると大した時間は経っていないのにずいぶん歩いた気がしてしまうのはやっぱり疲れてきているせいか・・。

長い距離を歩いた気がしたあと、ようやく羽衣池に到着。実際には山頂駅から25分位しか歩いていなかったけど(苦笑)。これといって特徴のない池かな、と思いきや意外や意外、ワタスゲが群生していて、丁度白い綿毛を広げて綺麗でした。尾瀬でも今年はワタスゲの当たり年だそうで、全国的に今年はワタスゲが賑やかなのかもしれませんね。

その羽衣池まではハイキングコースとして整備されているせいか、道の様子が一変して整備された様子が伺えるんだけれど、延々と続く丸太の階段の中の土が流出してしまって歩き難いのなんの! これ件だからまだいいけど、登る方が難儀するだろうなぁ・・・・。
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冒頭に記したコースタイムを見ておや?と思うかもしれないけれど、羽衣池から美し森Pまではガイドブックでは20分あまり。この日の所要時間は50分。タネあかしをすると、途中の美し森ファームに寄ってチーズケーキを、さらに美し森展望台で清泉寮と同じとの謳い文句のソフトクリームにつられてました(笑)。

八ヶ岳は今年開山60周年。
6月頭に行われた開山祭は、残雪のため山頂ではなく麓(北は八ヶ岳ロープウェイ山頂駅、南は行者小屋)で行われたそうです。この開山祭にいけば記念のバッジももらえたんですが・・・。6月中は山小屋等に宿泊すると記念の手ぬぐいをプレゼントしてもらえる、ということで、なんとしても6月中に行きたかった分けでして(笑)。

赤ともう一色(ゴールドとでもいうべき?)、二人で一枚ずつ頂いてきました。
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  1. 2014/07/05(土) 17:29:09|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:1
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コメント

赤岳をクラシックコースで登るのは、さすがBKさん夫妻です(^-^)

本日はココ の写真は周りが白かったけど次の日は天気が良くなり
景色も綺麗だったでしょうね〜!

ところでいつも私が楽しみにしている山小屋の中とかご飯はどうでしたか?
またオマケ編を待ってます!
  1. 2014/07/06(日) 17:25:59 |
  2. URL |
  3. whitebird #-
  4. [ 編集]

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