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季節の変化を感じられるっていいですね。あれやこれやの雑記帳デス。

ヨセミテ国立公園周辺 旅行

初冬の北横岳(1)

もう一ヶ月も前の山行きになっちゃいましたが・・・。

「雪をかぶる前に北横岳周辺に行っておこうか。前から計画していた双子池周辺を巡って・・」
蓼科山を経由して亀甲池に下りて、そこから北横岳を経てヒュッテに宿泊。翌日は大岳を廻り双子池に寄って、双子山を経由して御泉水に下る。そんなプランを実現すべく計画したのだけれど、うーん、甘かった・・・。

このあたりを散策できるのはせいぜい10月中旬まで。下旬以降はいつ雪が降ってもおかしくない山域で、一度雪が降ると、ごっつい岩々の表面や隙間に雪が入り込んでとても歩きづらくなる、いや、まともに歩ける状態ではんなくなってくるのだ。もっと雪が積もってくれたら隙間も埋めてくれるんだけれど。

実際、この週の木・金とかなりの降雪があり、そこそこ雪がついてるだろうという予想はしていた。おまけに登山口は標高1900mあたりでアクセスのための道路上にも雪が残っていることが予想された。

そんな気象状況の中、なんとなく持っていたほうがいいかな、と4本爪アイゼンだけを忍ばせて出発。タイヤチェーンも忍ばせておくか、と頭をよぎったものの、ロープウェイの山麓駅までの路面状況を推察するに、そこまでは要らないだろう、とスルーしてしまった。この時点で今回の山行きの珍道中は既に始まっていたんだなぁ・・・・。だって、僕らが向かう先は、ロープウェイの山麓駅ではなく、もっと奥まった蓼科牧場の先なのにね。

案の定、白樺湖を越えて蓼科牧場を過ぎてからのワインディング路に入ると、ちらほら雪が目に入り始めた。そして、標高1500mを越えるあたりから、日陰にはそこそこの雪が積もっていた。さらに登るともう路面は一面雪・・・・。ノーマルタイヤでまだぎりぎり引き返せるな、と思っているとようやく駐車場に到着。もちろんあたりは一面真っ白。およそ積雪10cmってところか。

うーむ・・・、舐めてたな、11月の北八ヶ岳を・・・・。
雪はまだ新しいのでこのくらいならアイゼン無しでも蓼科山を登って降りるくらいの事はまぁ可能。
しかし思った以上に雪が多い。それに登山道は途中からかなりの岩場で、中途半端な積雪があるとほんとにおっかないのだ。普段なら斜めの岩場でも普通に足を載せて歩けるところが、うっすらと雪が積もっていたりすると、わずかでも足を載せることが出来ない。岩の隙間に入り込んだ雪にうかつに体重をかけようものなら、ズボっと穴にはまったりする。こんな状態の時はアイゼンも全く役にたたない、一年も最も歩きにくい状況と化してした。

うーむ(と唸ってばかり・・・苦笑)、きっと路面もあすになると凍結するだろうし、そうなると下りは厳しい。状況の読み違いやチェーンを用意してこなかった、等、これはもう完全に準備不足。こういう時は絶対に無理をしてはダメで、100%確実は回避策をとるに限る。自分のヘマから発したことなので、ちょいと悔しい部分もあるけれど、不安を抱えたままでいるのはもっと良くない。少々迷ったけれど、思い切って引き返すことにした。どこまで引き返すか、って? 北八ヶ岳ロープウェイです。

そんなわけで、ギアをローに入れて時速10kmほどの慎重運転で蓼科牧場までなんとか下りて、そこからロープウェイ方面へ向かった。ビーナスラインからロープウェイ山麓駅へ向かう道はほぼ南向き。そして車の通行もそこそこある。こちらは予想通りほとんど雪なし。というか、このあたりは全く雪が降らなかったんじゃないか、と思うほど。

そんなわけで、大台に到達した直後の最初の山行きは、最初っからつまづきっぱなし。うーむ、これからの10年間はこんな感じなのかなぁ、と思わずニガ笑いせずいはいられない、そんな山行きになったのでした。

長い前置きでしたけど、ロープウェイ山頂駅に降り立ったのは10時過ぎ。
このあたりはもうすっかり雪景色ですけど、積雪量は最盛期に比べれば微々たるもの。おぉ、ここ、木道がしつらえてあったんだな、と初めて知ったのでした。
20131116-01.jpg

初冬の北横岳(2)はコチラ

昨日の雪が冷え込みで面白い形になっています。
昔、理科の実験で使ったホウ酸を思い出したけど、もうちょっと他の美しいものに例えられないものかねぇ・・・。
20131116-02.jpg

そのまま北横岳に向かっても時間が有り余ってしまうので、さてどうしよか、としばし思案。
で、蓼科山の登山道のごつい岩々を通っていたかもしれないことを思い出し、三ツ岳を経由していくことに決定。通常コースタイムで2時間ほど、万が一倍かかったとしても4時間。それでもヒュッテには15時には到着できる。よし、決定!

雨池峠の分岐まで来ると、三ッ岳方面はトレースなし、一方の縞枯山方面はトレースがついている。これが初めての三ッ岳行きだったら諦めていたかもしれないけど、去年の冬も一度来ている。新雪にトレースを刻む機会なんてそうはないし、時間的にも余裕があったのでレッツゴー!(もっとも、珍道中の影をまだ引きずっていて、なにかまた起きるんじゃないか、と疑心もあったのは内緒)。

常緑樹のトンネルおくぐるようにして急坂を登っていく。このあたりも岩があるけれど、無雪期は土が露出しているところも多い場所。半端に積もった雪に難儀することも少なく、このあたりは快調に進んでいった。ご覧の通り、トレースなし。でも、うっかりするとずぼっと足が沈んだりすることもあるので、慎重に足を進める必要がある。
20131116-03.jpg

ハイマツの背景の青空が眩しい。これにたっぷり雪がついていると惚れ惚れするほどの眺めなんですよね。
20131116-04.jpg

分岐から30分程で雨池山に到着。雪が少ないので「道標ってこんなに長かったっけ?」
ここは眺望もなく、樹林帯の中、といったところ。ここで進路は90°直角に左に曲がっている。ここからいったん緩やかに下っていき、そのあと三ッ岳目指して一気に登っていく。
20131116-041.jpg

雨池山と三ッ岳の鞍部。おぉ、このあたりは笹原だったんだな、と新しい発見もいろいろ。
20131116-05.jpg

さて、ここからがいよいよ本番。
一段と斜度を増した坂と、大きな岩がそこかしこに出てくる所。雪がなければその岩が手を出して支点にすべくちょうどより取っかかりになるんだけれど、そこにはうっすらとした雪が・・・。これがまた滑りやすいからタチが悪い。おまけに持参の手袋は防水が心もとないやつだけ。こういう時に濡れる心配をせずにしっかりと岩をホールド出来る手袋(装備)、大事です。

また、雪がなければ多少斜めの岩の表面でも足を置けるけれど、それができないのがま大変。足の置き場も限られてくるし、予想したとおり、このあたりから時間がかかるようになってきた。でもまだまだ予想の範囲内。

結局雨池山から小一時間かかって、三ッ岳I峰に到着。ここまでくると一気に視界がきいて眺めがよくなる。やっぱりうっそうとした樹林帯を歩くよりも、岩場であっても眺めのいいところに居たいもんです。
20131116-06.jpg

といってもまだまだ難所は続く・・・・。これからが岩場歩きの本番。しばらくはアップダウンの少ない岩が続くけれど、このあたりもまたいやらしい。そう、雪がかぶっているところがあると、そこに足が置けないのだ。やっぱりなぁ、と思いながらも慎重に、慎重に歩みを進めていく。それにしても、蓼科経由をやめて大正解。下手したら、日没までにヒュッテに到着すらも危うかったかも!

途中、岩登り箇所もこんな感じで雪がついているのだ。手を置いて支えにするところ、足場となるところ、そのどちらにも雪がうっすら・・・・・。ほんと一年も最も歩きづらい時かも。
20131116-07.jpg

ね、ほんといやらしいでしょ、このあたり・・・。どこ通ろうか?としばし考え込むことも数度。
20131116-08.jpg

そんなこんなでようやくII峰に到着。I峰から40分位かかってしまった。
20131116-09.jpg

休憩はIII峰に到着してから、ということで、そこからはもう目と鼻の先(無雪期ならね・・・)にあるはずのIII峰の道標を目指す。そこまでの道中もまぁ、なかなかの道。途中、狭くなった岩の間を抜ける手前で、ずるずるずる、と50cmほど滑り落ちたりもした。II峰から35分かかってようやくIII峰に到着。
20131116-10.jpg
ここまでくれば少々の下りとあとは30分程で坪庭からの道との合流点。時刻は13時、ようやく一息つけるところまでいた感じだった。

実際にはこのあとの道も結構難儀したわけで、最大の要因は行く手を阻む大きな岩。何度も書くけれど、普段ならひょいひょいと軽々と超えられる岩も、雪があると様相が一変するのだ。ひとつ超えるのにも時間をかけて慎重にすすまないといけない。こんなところで滑って転んで怪我でもしたら目も当てられない。

結局III峰から合流点まで一時間ほどかかってしまい、ようやく見慣れた合流点の道標にたどり着いた時には、心底ホッとしたもんです。張り詰めていた緊張感がすぅっと抜けて、猛烈にタバコが吸いたくなったのはこの時(笑)。

ここからはもうヒュッテはすぐそこ。
雪がたっぷりとある時期にしかきたころがないから、このあたりもまた新しい発見で、結構岩が多かったり、また木の階段も途中にあったりするんですね。思わず一枚パチリ。

宿に着いてご主人に今日の珍道中ぶりを話すと、「ダメだねぇ・・・・」と何とも言えぬニガ笑いされた顔に・・。そりゃそうですよね。

いつもとはちょっと違った疲労感に覆われたこの夜。
明朝の彗星撮影に思いを馳せて、8時半過ぎにおやすみなさい・・・・。

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  1. 2013/12/14(土) 19:16:36|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:1
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コメント

雪がたっぷりある頃に奥様と行く予定です!

北横も初めてだし・・・

楽しみです~(^o^)/
  1. 2013/12/20(金) 13:23:30 |
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  3. whitebird #-
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