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季節の変化を感じられるっていいですね。あれやこれやの雑記帳デス。

ヨセミテ国立公園周辺 旅行

穂高-その2(涸沢~穂高岳山荘)

早朝に、うそっ!ってくらいの晴れ間に恵まれた涸沢です。
この晴れに騙されると痛い目に遭う・・・、さすが3000m近い標高、天気の変わり方は半端ないですな。

AM5時、まもなく昇る朝日に照らされる直前の涸沢と穂高の山並み。
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穂高-その1(上高地~涸沢)はコチラ
穂高-その2(涸沢~穂高岳山荘)はコレ
穂高-その3(穂高岳山荘~奥穂~前穂~岳沢小屋)ーその1はコチラ
穂高-その4(穂高岳山荘~奥穂~前穂~岳沢小屋)ーその2はコチラ
穂高-その5(岳沢小屋~上高地~明神)はコチラ
穂高-その6(明神~上高地散策、おまけ)はコチラ

9/4
6:42 涸沢小屋発 - 7:29 合流点 ー 7:57 ザイテングラート取付 8:03 - 9:05 穂高岳山荘着、 12:51 山荘発 - 13:15 涸沢岳 13:33 - 13:51 穂高岳山荘


日の出前の5時に山荘前のテラスに出ると、そこには息を呑むような光景が広がっていた。漆黒の闇から徐々に昇る太陽に少しずつ青みを加えられて、徐々に穂高の岩稜と空の境界がはっきりと肉眼でも見えてくるようになってきた。見事な好天だ。

太陽が顔を出してもそのまぶしさはまったく変わらなかった。青い空に灰色の岩壁、うーん、これは早起きしてきた穂に出発すべきだったか、と思う反面、いやいや、この好天、二時間持つか否か?? とも。
実際のところ、こんな光景を目にしてしまったら、せいぜい持っても3時間さ、とほざいても負け犬の遠吠えとしか聞こえないよなぁ・・・(苦笑)。
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地形の関係上、太陽が拝めるのはほぼ6時頃。既に朝食を終えていたけれど、体は既に「のんびり出発、今日は穂高岳山荘まで」モード、切り替え不可能になっていたのである。
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昨晩は、モーニングコーヒーでも飲んでゆっくり8時頃出発でもいいよね、なんて会話を交わしていたけれど、こんな青空を目にしてしまうと、逆にのんびりしているのがもったいないくらい。むしろ、青空の中をハイクしたい気持ちの方が大きくなってきて、結局6時半過ぎに出発したのである。もちろん心の中ではこっそりと「いやいや、この青空もそうは持たないから、早いうちに上に上がっておいたほうがいいぞ」という負け惜しみの声が反芻していたのは言うまでもない(笑)。

涸沢小屋からのスタートは、ヒュッテからのスタートに比べて多少は有利。小屋の脇に広がっている潅木帯をまず抜けるところから始まる。
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ここもまだかなりの花が咲いていて、歩いていて退屈しない。それなりの斜度があるけれど、快晴のもと、こんなところを歩くのもまた気持ちがいい。
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これ、オタカラコウかな、と思ったけど、ちょっと違うかな?
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出発時の悔恨もあってか、結構上を見上げては空模様を気にしていたら、こんな面白い雲発見。まるで画用紙にベタっと絵の具を落としたような、立体感の全くない雲だった。
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足元はこんな感じで岩ゴロゴロ。それでも結構整備されているので歩きやすい。
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この潅木帯を抜けると視界が一気に広がる。この光景はヒュッテから歩いているともうお馴染みなんだろうけど、茂みを抜け出した時に一気に広がった視界に飛び込んできた光景はなかなか感動もの。

北穂方面。
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涸沢岳。右端が涸沢槍。この稜線を歩くはずだったんだけどね。
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真ん中に見える窪みが白出のコルで、ここに建っている穂高岳山荘が本日のゴール(短!)
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ザイテングラート取り付きまでの岩場を横切る道もはっきりと見えますね。
左下から斜め上に続いているのがザイテングラート。氷河が削り残した硬い岩盤帯です。
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チングルマの群生帯を抜けていきます、もう一ヶ月早かったら、白い花がいっぱい咲き誇っていたでしょうね。
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だだっ広いカール地形の岩場を横切って、ザイテングラート取り付き部へ。ふと見上げると、なにやら吊尾根~奥穂の稜線はガスに隠れたり現れたり・・・・。時刻は7時半過ぎ、どうやら予想通り、あの青空は3時間弱の命だったようです・・・。
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ザイテングラート取り付きのやや広い場所で小休止。このあたりはまだ潅木がたくさんあり、岩場もそんなに厳しいところではないけれど、今シーズンもここで滑落して死亡者が出ているとのこと。気を引き締め直してさぁ出発~!
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もちろんヘルメット装着でね。
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足元に注意しつつ、前方の岩場も近くだけでなくその先のルートを見定めるように遠くもたまに見るようにして、時折空模様も気にしながら、・・・、あらら、もうあんなにガスが降りてきちゃいました。向こうに見えるのは前穂の稜線。もうこの時には涸沢岳を初め、白出しのコルもすっかりガスに覆わてしまいました。
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ザイテングラート第二部、とでもいいましょうか。拡大してみると、岩の大きさも人と比較できてはっきりわかると思います。
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どちらかというと、この第二部の方が注意を要するところ。一部ですが鎖場もあり、また岩も大きくなって足元が不安定な所も出てきますから。このあたりはほんとに気を使いますね。自分自身はもちろんですが、落石を引き起こして他の人を危険な目に遭わせる危険性大ですから。
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はしごを過ぎたらその先には山荘が、見えませんねぇ・・・。もうすっかりガスの中です。
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小屋まであと20分です。見てわかるとおりまだ雨はなし、岩場も濡れておらずヨシ!
やっぱり雨で濡れた岩場ほど嫌なものはありませんからね。
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ところがここを越えてから、ポツポツと雨が落ち始めてきました。ガスの中の霧雨程度だったんですが、あぁやっぱり雨か、という感じ。それでも岩の大きさが小さくなって、斜度も若干緩やかになってきたところだったので、一安心です。
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9時過ぎ、山荘到着。ごらんのとおりガスの中。
うむ、やっぱり北穂・涸沢岳縦走はやめておいて正解だったかな。頑張って6時に出発したとしてもまだ北穂山頂かちょい手前だったでしょうからね。
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山荘に着いたものの、宿泊の受付は午前10時からなので、ここでようやくモーニングコーヒータイム。
まぁ、そうはいっても時間つぶしなんてたかが知れているので、たまに一服がてら外に出て空模様を気にしたりしてみたけど、そうそう天気がよくなるわけじゃぁありません・・・。

時間つぶしも飽きてくると、誰となくなんとはなしに会話が進むもの。小屋内に待機していた人たちとあれこれお喋りしてました。とりあえず奥穂狙いだけど、もうちょっと待ってみるといっているグループ。待っていても仕方ないから、とりあえず行ってくるわ、と元気に飛び出していくグループ。そんななかで、78歳になるおばあちゃんと20代の孫(男性)の二人連れとは結構あれこれ話をしました。そのおばあちゃん、なんとヒマラヤ(といっても麓までね)トレッキングにも参加したという、かなりの強者だそうで。孫の方は一応お目付け役なんだそうですが、実はこれが初めての山行きだとか。山のキャリアで言ったらおばあちゃんの方が断然ベテラン、ってのがまたユニークです。予定では奥穂にいって今夜はここに泊まって明日下山、というプランだったそうですが、さすがにこの雨(10時ころからはかなり激しく雨が降り始めた)では危険ということで、諦めて今日のうちに下山することに。

お昼過ぎになると雨も小康状態になり、時折灰色の雲に覆われた空も一部明るくなったり、と回復の兆しを見せることもしばしば。たまに風の影響でガスがとれて山荘の西側に見える常念方面が視界に入った時なんかは、おぉっと雄叫びが上がるほど。外に出てみると、これなら涸沢岳にはいけそうだな、という天気にまで回復。
建物の向こう側に見えるのが涸沢岳方面。山頂はまだガスの中ですけど。
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石畳の庭先に出てみれば、おやまぁ涸沢も一望できるじゃありませんか。
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ヨシ、涸沢岳へゴー!
上の写真を撮っていた頃、別の一団が既に涸沢岳に登っていて、山頂で周りの景色を楽しんでいる姿を見ていたんですが、どうやらこのタイミングだけ山頂からの展望に恵まれたようで、我が家はちとタイミングを逸してしまったようでした。

山荘から涸沢岳まではごらんのようなガレ場がほとんどなんですが、標高差わずか130mあまり、往復でも45分あまりと、足元にさえ気をつければ割とお手軽に行ける3000m峰です。
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ということで、なんとか3000m峰一つ目!
ガスガスでしたけどね。15分ほど粘ってみましたけど、ガスが流れる気配もなく、やむなく退散しました。
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このあとまた夕食までの長い時間、山荘にある花の図鑑を見たり小説を読んだり、と、のんびりと過ごしました。というと聞こえはいいんですが、まぁヒマを持て余していたというのが正直なところ。

こちらは山荘での夕食。いやはやまさか3000m近い山小屋で、焼きたての鯖の塩焼きが出てくるとは思いませんでしたよ、びっくりです。
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この夕食前の5時半頃、ドヤドヤと団体さんが到着してきました。玄関前で到着のハイタッチなんぞしているメンバーもいましたけど、はっきりいってこんな時間になって山小屋に到着してハイタッチもないだろ、と思ったもんです。この御一行、韓国人のツアー団体だったようですが、もう少し早い時間に到着するようプランしないと、中有アルプスで起こった悲劇の二の舞になりやしないか、と心配です。もともとそういうプランだったのか、アクシデントで遅くなったのか、はわかりませんが、なんとなく前者のような気がしてなりません。というのも北岳肩の小屋に泊まったも、夕方6時前にドヤドヤ20人程のあちらの団体さんがなだれこんできたんです。こんな光景を二度も見せられると、3000m級の山をナメている、としか思えないんですよね。もう少ししっかりとした計画を立てて日本の山に望んでもらいたいと願う次第です。

さて、今後の天気。
難しい選択を迫られそうです。
天候の回復は当初よりも遅れ気味。
もし明日、芳しくない場合はどーする?

時間はたっぷりありましたから、シミュレーションは何遍やってみたことか(笑)。
一応予備日はまだ一日あるので、

1.強行突破、予定通り奥穂ー前穂を越えて岳沢小屋へ
2.もう一泊ここで停滞。もしその翌日もだめそうなら、涸沢経由で下山になる。
3.ダメそうなら、とっとと降りて早めに下山して、近郊の温泉街で優雅な一泊を過ごす(笑)

今日は4日(水)、6(金)は回復しそうだけど回復の保証はもちろん無し。

今日の昼に涸沢岳にあがった時、やや岩も濡れた状態だったけれど、そこを通った時の感触から、
・霧雨程度の天気ならばおそらく行けるだろう。ただ、前穂は諦めざるを得ないかも。
・午前中に遭遇したような、雨足が強いような雨だったら無理はしない。停滞か下山か、は6日の予報次第

ということに決めた。
一泊の山行きならば迷うこともないだろうけど、上で3泊、上高地に降りて一泊、さらに予備日一日ある行程だと、逆に選択肢が広がることになる。これが吉とでるか凶と出るか、はそれこそ普段の行いに左右される(といっても、普段の行いがいいから、っていうノリではなく、山に対する取り組み方とか、いろんな意味での総合力を養う努力を積み重ねているか、ってこと)。

考えてみれば、山に三泊、というのが今回が初。これまでは2泊が最高だったし、その時は予備日もなかったけれど、迷うような場面にも出くわすことがなかったからなぁ。

予備日一週間、なんて贅沢を一度でいいからしてみたいもんです。
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  1. 2013/09/17(火) 23:29:09|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:4
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コメント

早朝の晴れの写真は素敵ですね~
実際に自分の目で見たら感動しそう(^_^)

山は逃げないし、北穂以外は1回歩いたから
次回の行動はもっと広がっていい山歩きが出来るのでは?

奥穂岳山荘のお部屋は大部屋だったんですか?
布団1枚で寝れました?
ちょうど9月前半にヤマレコで(部屋への登山客割り振り等で)議論していたので、ちょっと気になってました(^^;

それと韓国の人達の登山のあり方、改善されるといいですよね~
私は会った事がないです・・

私の北岳の下りの速さは、BKさん夫婦と同じくらいですよ~
次の日は筋肉痛で、まだ続いてます(^^;

麦とろ飯のお店には雑炊とすいとんもありましたね!そちらも食べてみたい!
  1. 2013/09/18(水) 14:29:51 |
  2. URL |
  3. whitebird #-
  4. [ 編集]

whitebirdさん:
当日の泊り客はそうだなぁ、60~80人、ってところだったかと。部屋は大部屋でしたけど、布団は一人一枚、でしたよ。あの人数ならば一枚/人だったと思います。どんな議論があったのか、気になりますねぇ・・・。

八ヶ岳登山道塗りつぶしもまだ途中なのに、穂高登山道塗りつぶし、もまたやりたくなってきちゃいましたよ^^
  1. 2013/09/18(水) 18:29:22 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集]

ではURLを載せておきます~
http://www.yamareco.com/modules/diary/18323-detail-57200

もうひとつ
http://www.yamareco.com/modules/diary/61280-detail-57439
  1. 2013/09/19(木) 12:06:17 |
  2. URL |
  3. whitebird #-
  4. [ 編集]

whitebirdさん:
URLありがとう、読みました。

ふーむ・・・、なるほどねぇ。
すいている時に布団一枚に二人、ってのは確かにもう少しどうにかならないの?って思いますけど、他については、ちょっとなぁ、って感じですね。

ちなみに僕らが泊まったのは9/4。
大部屋でしたけど、上のベッドは空いてたし、適度に各部屋に分散されていたような感じでしたね。
まぁ、決して件の投稿者が言ったから改善されたわけではないと思いますよ。

  1. 2013/09/19(木) 23:22:42 |
  2. URL |
  3. BK #-
  4. [ 編集]

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