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季節の変化を感じられるっていいですね。あれやこれやの雑記帳デス。

ヨセミテ国立公園周辺 旅行

残雪の尾瀬ーその1

5月下旬の尾瀬行きの話。

「残雪たっぷりの尾瀬」に行きたかったけど、諸般の理由で二週間ほど遅くなったらあらら、「残雪少なし尾瀬」でした。もっとも雪が消えた直後の楽しみにも遭遇出来たので、まあ良しとしましょう。

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広沢田代を過ぎて熊沢田代と燧ヶ岳を望む。
この時期、積雪たっぷりのところならばどこを歩いてもいいんだけれど、楽なコースってやっぱりない。地道に雪を踏みしめて一歩一歩登っていくしかないんですね。

初めて尾瀬に行ったのが2008年、やはり御池から入って燧ヶ岳を経由したけれど、その当時は残雪期に登山するなんて考えもしていなかったなぁ。雪が全くない燧ヶ岳までの道のりも見てみると懐かしい。
→山行一覧に載せ忘れてました・・・、その時の様子はコチラ。

5:53 御池 ー 6:54 広沢田代 - 8:00 熊沢田代 8:10 - 947 俎嵓 - 10:20 柴安嵓 11:05 - 13:08 尾瀬沼分岐 ー 13:48 竜宮小屋着

残雪の尾瀬ーその2はコチラ
5年ぶりの燧ヶ岳。目指すは御池の登山口。
福島県側からなので自宅からはおよそ330kmあまり。東名、首都高を経由して東北道を北上。西那須野塩原ICで降りて、400号線を塩原温泉方面へ。121号、352号を通り御池登山口に着いたのは土曜日の夜9時過ぎ。久しぶりの車中泊だ。

翌朝、6時前に御池を出発。入山者カウンターを過ぎて森の中に入るとさっそく残雪のお出迎え。すぐの分岐を左に向かう。明日は右方面から帰ってくるはず。
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このあたりにもちらほら水芭蕉が見られる。地味なところに咲いている、こんなのが割と好きだったりする。
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笹の藪をぬってたくましく咲いているのもあり。
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登山口から入って最初に遭遇する急斜面、目印の赤テープを頼りに斜面を登っていく。この時期の特典でどこを通ってもいいんだけれど、コース取りを誤ると突破が難しくなるような急斜面に遭遇したりするから注意が必要。やはり赤テープに従っていくのが無難。にしても、久しぶりの山歩きだったので、下りのダメージを勘案しつつ、非常にゆっくりとしたペースで登っていく。
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広沢田代に到着。
結構まだ雪が残っている。一部は雪が溶けて池塘らしきものが顔を出しているところもある。
このあたり、まだ積雪1mあまり、ってところかな。
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上の写真で、正面に見える小高いところを越えると熊沢田代が見えてくるハズ。
雪はさすがにこの時期、もうかなりべしゃっとしていて、少々歩きづらい。アイゼンまでは必要ないけれど、自重で踏み込んだ足が少しだけ埋もれる、というのが続くと、意外に疲れてくるもの。まぁ、踏み抜きのようにズボっとハマるわけではないけれど、スノーシューあたり履いていた方が楽かも? というそんなコンディション。

この正面の丘、夏道は右から上がっていきジグザグを切りながら最後は正面やや左の潅木の間を抜けていくように木道が付けられているけれど、それを知ったのは上に登ってから。なんとなく踏み跡やスキーのシュプールを参考に上がっていくと、そこは結構右側のほう。もっともスキー履いていたら潅木帯は避けて通るのが当たり前だからそれもむべなるかな。この斜面、途中斜度が結構あって、踏み出した足がズルズルと下がって、元いたところよりも10cmほど下がってた、なんてこともしばしば・・・。

目の前の丘を登りきって進むと、おやま、木道が随分と左側に見えてましたね。
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ここをもう少し進んだら熊沢田代が一望、さらにその向こうには燧ヶ岳もくっきり。
それが冒頭の写真。

木道脇のベンチで小休止。
ふとみると、脇にはワタスゲが顔を出していた。これがあと一ヶ月もしないうちに、真っ白なワタで覆われた可憐な姿に変身するのだ。
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夏場ならば木道が道案内をしてくれるけど、残雪期はわずかな記憶力と地形図から読み取ったルートと目の前に広がる景色から類推するのみ。とはいえ、なんとなく先行者が見えるとそっちの方向に行っているだけ、だったかもしれない(苦笑)。

たまにこうやって振り返ることも忘れない。意外に絶景が広がっていること多し。
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なかなか素敵な倒れそうな木のオブジェ。斜面に立っている木々は風雪との凄まじい戦いがあるようで。
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直視できないけれど、もう燧ヶ岳本体の斜面に入っている。あとはこの雪渓をただひたすら登るのみ。写真は一枚しか載せてないけれど、実際にはこんな感じのところを何回か通過している。にせピークみたいなもん。「これで最後にしてくれ」と念じつつ、ひたすら登る、登る・・・・。
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とりあえずあの先まで・・・・。
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この写真に見える先端に到達したら、目の前には10mほどの小高い丘が目に入った。ここを巻いていくと山頂が向こうに見えるのかなぁ、と思いつつ、右隅に登山道らしき道が見えたのでそこを進むと、背丈ほどあるハイマツ帯をぬうようにして道が続いていた。すると間もなく山頂に到達。あれ、もう山頂?という感じであっけないほど。ま、何はともあれ、俎嵓に到着。

俎嵓から柴安嵓、至仏を望む。
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尾瀬沼方面。もう雪は跡形もなし(クリックすると拡大します)。
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ゆったりランチ&コーヒータイムは向こうの俎嵓に行ってから。双耳峰である燧ヶ岳の真の頂が俎嵓だから、というわけではなく、尾瀬ヶ原に降りる見晴新道が俎嵓から出ているためだ。無雪期だとハイマツの間を縫うように道が付けられているけれど、今はご覧のとおり残雪がこんもり。かなり斜度ありそう・・・。
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鞍部に降りて見上げると思わず声が出てくるほど。丁度降りてきた人がいたけれど、登る姿勢のまま一歩ずつ降りてきていた。どうやらあまりの斜度に恐れをなして、下向きに降りることが出来なかったらしい。

中央付近にクラック(裂け目)が入っているのが見えるが、まだ雪はかなりしまっている様子なので、ここから大崩れすることもないだろう、ということで、直登コースへ!

いやはや、すごい斜度・・・。
出来るだけ水平に構えて撮ってみたけど、こんなん・・・。分度器で測ったら56°、上から見下ろしたらほとんど真下に切れ落ちているように見えるのも無理ない。
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後方から相棒が撮影。写真だとそうでもないように見えちゃうのが不思議。
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ようやく山頂に到着。山頂には雪は全くなし。相棒は「作品作り」が出来ない、とぼやいていた(笑)。
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では山頂からの360°の眺望を。
新潟方面
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尾瀬ヶ原と至仏山
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今宵の宿である竜宮小屋付近
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山頂では40分くらいの休憩にとどめ(もちろんコーヒー付き)、早々に下ることにする。眼下に広がる尾瀬ヶ原、標高差約1000m、いい塩梅に残雪があれば、楽に降りられるんだけどなぁ、と皮算用弾くも、果たして如何に!?

山頂直下だけ少々気を使う箇所があるだけで、あとはほとんどえぐれた沢沿いを降りていくコース。
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こんな感じでさして幅のない沢をぐんぐん下っていく。雪はかなり柔らかいけれど、何十cmも沈み込むほどではないので、適度なクッションとなってくれて気持ちよく降りていける。ただ、去年の経験から、途中にあるかもしれない分岐を見逃さないよう、特に左岸にあるかもしれない赤テープの存在だけは常に気にかけていた。

この見晴新道、標高差で100m位降りるとぽつんと赤テープが付けられている、といった感じ。ただ、下に降りていくと営林署あたりが設置したであろう看板が出てきたりするので、とりあえず間違ってはいないな、と安心できる。もっとも正面に見えていた至仏山の方向に向かっている限り、とんでもない方向違い、っていうのはまぁありえないんだけど。

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山頂から二時間ほど、標高も1500mあたりにきたら、かなり目立つ赤テープ、矢印を左岸に発見。写真の左端に写っているけれど、道標のアタマが15cmほど出ている状態。その横の木にも大きな矢印が書かれている。が、道迷いするときはこんな目立つ印でも見落としてまっすぐ進んじゃうんだよね。
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ここからは樹林帯の中のなだらかな登山道が顔を出してくるが、ご覧のように残雪も登山道にたっぷりとあるため、雪解けによる沢と登山道が一緒になった感じ。こんなところスニーカーで歩いたら一発で靴びしょ濡れ。雪山歩き前提で重登山靴を履いていたのでこの程度の水もなんのその、ぐんぐん下っていく。
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尾瀬沼方面への分岐路の木道もこのありさま。雪解けの頃は水対策必須ですな。
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よく「濡れている木道は滑りやすいので気をつけて」という注意書きを見るけれど、今回くらったのは、木道の上に残ったシャーベット状の残雪ごと滑って、へんな格好でずるずると体が崩れ落ちた、というやつ。えっ、こんな風に滑って転ぶのか、俺は・・・!? という意外な展開による落ち込みの方が大きかったなぁ・・・。しかも後ろに地元のオッサンが歩いていてしっかり目撃されてたし・・・(恥)。


見晴十字路に到着!
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でっかいフキノトウがお出迎え(笑)。こんなになる前に採って食べてあげるべき・・・・。
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リュウキンカも今が真っ盛り。
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振り返って燧ヶ岳。あのてっぺんから降りてきたわけだ。
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ザゼンソウ。去年よりも数多く見かけたなぁ、と思いきや、去年はまだ尾瀬ヶ原は雪たっぷり残ってたから、ということを指摘されてニガ笑い・・・・。
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バイケイソウも緑眩しく新芽が伸びてきてますね。
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ほぼ予定通り、2時前には竜宮小屋に到着。荷物を置いて周辺を散歩。
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写真の右上、空模様が怪しくなってきていたけど、この時刻、尾瀬ヶ原の一部ではヒョウが降っていたそうな(ホッ)。

散歩ついでに久しぶりのお絵かきタイム。
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竜宮十字路を東に行き、水芭蕉の群生地へ。木道の脇や湿地帯に沢山花を咲かせていた。場所によって微妙に見頃の時期が変化しているのが面白い。
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湿原でせりとわさびの共演!?と思いきや、リュウキンカの葉でした・・・。
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水芭蕉とザセンソウの共演。これは珍しい! 小屋のすぐ傍で見つけたもの。
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いつ以来だ、山歩き・・・
3月下旬の鍋割以来・・、正直言って、燧ヶ岳登っての尾瀬ヶ原行きはキツイかなぁ、と思ったけれど、ゆっくりめのペースで歩いたおかげで、さしたる筋肉痛もなく無事到着。あまった時間、のんびりと絵を描いたり写真を撮ったり、久しぶりにゆっくりとした時間を過ごすことが出来た。残雪まっさかりの時期は逃したけれど、直後の木々が芽吹き始める一瞬の季節を味わえたような気がする。まだ尾瀬にはたったの4回しかしていないけど、リピータの人たちが口を揃えていう「いつ来ても違う尾瀬が楽しめる」という一端を垣間見た気がする。次回は草紅葉の季節、ぜひこれを狙ってみたい、と思う。

って、まだ明日があるんですけど(笑)。
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  1. 2013/06/16(日) 20:29:09|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:4
<<残雪の尾瀬ーその2 | ホーム | 100000>>

コメント

尾瀬、まだ1回も行った事がないので
行ってみたい(^_^)
  1. 2013/06/17(月) 12:08:56 |
  2. URL |
  3. whitebird #-
  4. [ 編集]

whitebirdさん:
「おぜはよいとこいちどはおいで~、さけはうまいし・・」、おっと、違いました^^;

コースを選べばwhitebirdさんでも十分楽しめますよ。晩秋の尾瀬、なんていうのもいい雰囲気かと。
  1. 2013/06/17(月) 21:58:22 |
  2. URL |
  3. BK #-
  4. [ 編集]

すごい傾斜のところを…。。
罰ゲーム並みですね!

今回「?」な植物には名前はつけないんでしょうか?笑

仙台もやっと20度を超えてきた今の時期にこの雪を見るとなんだかひんやりしてきます~。お天気良くてよかったですね♪
  1. 2013/06/19(水) 11:43:35 |
  2. URL |
  3. タカコ #-
  4. [ 編集]

タカコさん:
登るのはまだいい方かも・・・。
あそこを下れ、と言われるのが、本当の罰ゲームかもね^^

名前がわからない花があったりすると、泊まった小屋や帰宅してから図鑑で調べるけど、相当するのが見つからなくって・・・・。テキトーに名前付けるのは、何か似たものが思い浮かんだときだけ、ですヨ^^

天気に恵まれて無事帰宅できて、今回も感謝感謝、です。
  1. 2013/06/19(水) 22:27:59 |
  2. URL |
  3. BK #-
  4. [ 編集]

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