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季節の変化を感じられるっていいですね。あれやこれやの雑記帳デス。

ヨセミテ国立公園周辺 旅行

西穂独標手前

3//9,10の週末に西穂独標手前まで行ってきました。

先週に行く予定だったこの山行、悪天候で延期したのだが、木曜日あたりになってまた強烈な低気圧が北日本を通過の予報が・・・。前夜にあちこち情報を集めたところ、日曜日は強風となりロープウェイも止まる恐れアリ・・、とのことで、急遽予定変更。西穂山荘に一泊の予定を日帰りにして、麓の中尾温泉に一泊、ということに決めた。

にしても、土曜日のこの好天、明日は一転するとは思えないワナのような青空だったけど、結果的には日帰りにして正解、だったのである。

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新穂高ロープウェイから眺める西穂高稜線


元々の予定は自宅発5時半、昼前に新穂高ロープウェイで上がって、午後二時過ぎに山荘着の予定を組んでいたけれど、「日帰りだったら・・・」と逆算した結果、出発は午前3時半に決定。まぁなんとか起きられるでしょ(汗)。

『西穂独標手前-おまけ』はコチラ。

*上の写真を含めて、やや小さめの写真は全てクリックで拡大表示します。
自宅発3:35 - 8:00 新穂高ロープウェイP - 山頂駅出発 9:38 - 10:46 西穂山荘 11:17 - 12:30 独標下 12:40 - 13:23 西穂山荘 14:20 - 15:05 山頂駅

中央高速を岡谷JCTで長野方面へ向い、松本ICを出たところのコンビニで朝飯を調達、そこから158号~安房峠道路~471号~475号と一般道を走ること50km余り。コンビニを出て10分程走るともう周りは山の中。そこから新穂高まで遭遇した信号はおそらく一桁、という素晴らしく流れのいい一般道&すっかり溶けてなくなった雪のおかげで、予定よりも30分ほど早く到着。にしても、ここに昨年末に来る予定を立てていたわけで、雪たっぷりのその頃だったら松本からたっぷり3時間はかかったかも・・・?

日帰り山行きに変更したけれども「やっぱり泊まろうか」と思ってしまうほどの青空に思わずニンマリ。

「ロープウェイ、バスで団体さんがのりつけてきてあっというまに行列になっちゃうよ」という相棒の脅し(!?)もあって、8時半には乗り口へ向かうも、まだ行列はこんなもん。なんて余裕こいてたら、次から次へとバスが到着してその度にどっと一般観光客が吐き出されてあっというまに長い行列になっていたのである。
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第二ロープウェイに乗ると徐々に視界が開けてきて、遠方まで見渡せるようになる。おぉ、あそこに見えるは西穂高岳! その稜線をたどっていくと独標も視認出来、さらにたどると西穂山荘もチラッと見える。稜線は雪煙が舞っていて風強そう。
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やや左に目を転じると、ん? あれはもしや? そう、補高の稜線の向こう側には槍ヶ岳もはっきりと見えていた。風が強いせいか、また雪が少ないせいなのか、穂先は真っ白ではなくかなり岩肌が露出している。
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山頂駅を降りて登山道に出るとそこは雪の回廊がお出迎えしてくれる。壁の高さは2mほどだけど、足元は踏み固められた雪。積雪そのものはおそらく3mは越えているだろうね。どうせなら黒部の雪の大谷のように、地面まで掘り起こしたら面白いのに、なんてことを思ったりする。この雪の回廊は一般観光客にも楽しんでもらうのが趣旨で、そこを抜けると本格的な登山道の始まりだ。
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雪質も割と良くて、歩くと気持ちのいい「キュッキュッ」という音が響いてくる。もちろんここはツボ足。相棒は日帰りに予定変更した時点で始っからアイゼン装着で出発~。

1/25,000の地形図には現れないような細かなアップダウン(どちらかというと、ダウンの方が多いんじゃないか、と思うくらい)を繰り返しながら進んでいく。道には山荘の方が立ててくれた赤旗付きの竹の棒が至るところに目印として立てかけてある。とてもありがたいことだ。

ほとんど樹林帯の中を通過していく道だが、時々視界が開けた所があり、皆思い思いにその景色をカメラに収めていた。冒頭の写真もそんな一枚。
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雪はかなりあったけれど、全般的には歩きやすかった(帰りは案の定・・・・)ので一時間程で山荘に到着。実は相棒は新穂高ロープウェイは三度目。その三度目の正直でようやく待望の大展望とのご対面と相成ったのである。
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これは西穂山荘お馴染みのジャンボ雪だるま。その向こうに見える小高い丘を越えて先に続いているのがにしほの稜線。視界良好、風やや強しだけれど、気温は5℃。腹ごしらえを済ませていざ出発~!
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上の写真の丘を越えるとそこは吹きっさらしの稜線、途端に猛烈な風の歓迎を受けることになった。ちょっとした地形の違いで相棒は時折立っているのも大変な位の風をうけることもある。おそらくゆうに25mは越えているのではないか? 下の写真、疲れてへとへとになっているわけではなく、突風を受けて堪えているところ・・・。ただ、ラッキーだったのは気温がさほど低くなかったこと。これで氷点下二桁だったらとっとと撤退していただろう。冷え性の相棒でもまだまだ手袋をした両手は余裕だったこともあって、少し風をやり過ごしてからそのまま進むことにした。
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この間のNHKの番組で、国際登山ガイドの方のセリフが残っている。「行けるところまで行ってはいけないんです、と。なかなか含蓄を含んだ言葉だと。

目の前には西穂高岳に連なる稜線がばっちり。
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この突風地帯を過ぎると同じ稜線上にもかかわらず急に穏やかに。なんとも山の気象は不思議なものだ。左前方にみえるのが丸山。ガスったりするとここからでさえ戻るのも大変、と聞いていたけど、それも頷ける。斜面がなだらかなため、知らず知らずのうちに別方向に進んでしまいがちなのだ。
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右前方に見える雪をかぶった小ピークの向こう側に見えるのが独標。中央付近の見かけ上一番高いピークがピラミッドピーク。なるほど進むにつれて形が精悍なピラミッド型に見えてくるのだ。

丸山到着。とりあえずここでお互いに記念写真を撮る。
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来た道を振り返ってみる。かなり雪煙あがってますね。左奥に見えるのが霞沢岳。
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丸山から見る西穂稜線。徐々に近づいてます。にしても、たくさん人がいましたね。
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さらにぐんぐん登る、登る。足元の雪も適度に固くアイゼンもしっかり効いてとても歩きやすい。
このあたりまでくると風もあまり感じず。おそらく地形的なものかと思われるが・・・。
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どんどん近づいてきますね。右が独標、ピラミッドピークはより鋭い三角柱状に写ってくる。
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稜線の向こうに見えているのが西穂高岳。さすがにあそこは遠い・・・。
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独標はもうすぐ目の前。遮るものは小さなピーク一つだけ。
このあたり、風上側の岩が露出した方を歩いたほうが安全。右側は一面白い雪に覆われているけれど、どこまでが雪の下が地面なのか、皆目見当がつかない。こういったところで踏み抜いて滑落したりするのだそうだ。
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にしても、「独標にあがるには急峻な岩場の上りが控えているため、冬場では確保のためのロープが必要なことも・・・」という記述が脳裏を横切る。確かにいやらしい岩場だ。アイゼン履いての岩場ってのがどうも嫌な感じで、かつて富士山に行った時にすっ転んだことがある。アイゼンの鋭い爪が岩に触れるとまったく滑らないため、つんのめるような感覚が未だに残っているのだ。すべらないためのアイゼンなんだけど、あのくらい露出していたらかえってツボ足で登っていったほうが気分的には安心かも・・・。

もうこんな近くに! たくさん人が登ってます。ここから見るに、独標上はさほど風がなさそうな感じ。
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真下に到着!
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来た道を振り返ってみる。
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今回の山行きはここまで。
登れないことはなかったけれど、岩場のアイゼン歩行も嫌な感じだったし、それに独標そのものにもあまり執着はなかったし(どうせ行くならピラミッドピーク位は目指したい、と思ってる)、丁度渋滞していてなかなか先に進んでなかったことも相まって、「はい、今回はここまで」。

他にも挙げるなら、ここで引き返せば山荘には13時半には戻れる。時間的な余裕も出来るからコーヒータイムも可能だな・・・・(笑)。

相棒は多少未練があったようだったが、それを振り切るように出発の合図。
そうは言っても、自分も未練があったのか、途中何度も振り返って写真を撮ってたりする(苦笑)。
『またな!」
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相変わらず強風にさらされる稜線ではあったけれど、耐風姿勢を取るほどではない。一望出来る稜線の眺めと左右に広がる大展望を楽しみながら、ゆっくりと降りていく。

「あれ、何の山?」といって指さされたこの山、すぐには答えられなかったけど(後で調べたら霞沢岳)、それよりも、谷に沿って道がついているのが見えるが、これが上高地だということに気がついて「へぇ・・・!」。よく地図を見れば一目瞭然だけど、初めての山域だとどうしても地理の把握が疎くなる。そう、新穂高温泉と上高地って山を挟んで反対側に位置しているんだな、と改めて納得した次第。
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どd-んと笠岳。
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真っ白に化粧した笠岳~双六岳の眺めがそこにあるはずだったけれど、目に入るのはまるで泥んこをかけられたような風景。写真だとちょっとわかりづらいが、肉眼だと茶色がかっているのがはっきりとわかるほど。ここのところの雨(降ったかどうかは?)で汚くなったのかな、などとおもったりしたが・・・。

下の写真、クリックして拡大してみてください。尾根の一部だけが白くなっていて、ほかは茶色に染まっている様子がはっきりとわかります。
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これ、全て黄砂のせい。
この日泊まったペンションの親父さんに聞いて納得。これがたった一晩でこうなってしまったそう。
一昨日までは真っ白な光景が見えていたそうだ。

「またな、独標!」とまた振り返ってみたりする。ピラミッドピークにも人が見える。次回はあそこを目指してみるかな。
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帰路は相棒もカメラを取り出す余裕があったようで。
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雪と強風が作り出す芸術。もう少し雪が多かったらもっと見事なシュカブラが見れたかも。
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ほどよいアイゼンの食いつきで、下りは思ったよりも楽。が、左側にはそれないように注意しないと。
13時過ぎ、天気がいいせいか、まだ人が登ってくる。
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最後の最後、これ以上下るともう見えなくなるので。
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13時20分過ぎに山荘に到着。ふむ、ほぼ狙い通り。
お約束通り、コーヒーを沸かして一休み。この時刻なら小一時間ゆっくり出来そう。
14時15分頃に出発すれば、15:15のロープウェイに余裕で乗れるはず。

それだけのんびりした時間があれば、相棒がやることは決まっている。
今日は自分も作ってみたが、やっぱり顔は手抜きか!?と言われても仕方ないね。
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それにしても、山荘周辺にはほんとに多くの人で賑わっている。テントも既に5張り以上、独標目指して登っている人も相当数、おそらく山荘内にもかなり人がいるだろう。ここにいる人たちの中で、明日の天気を気にしている人が何人くらいいるのだろうか、と思ってしまう。予報でも明日は崩れるために午前中のロープウェイ運休の可能性が高いと言っていたけれど、一日中止まっていることはないだろう、と楽観しているのか否か・・? それとも山だからそのくらいの悪天候は承知の上、って気持ちなのかも。慎重というかびびり~というか、どちらかというと臆病な方なので、とっとと日帰りを決めてしまった我が家だが、もし日程に余裕があったら、「動くまで山荘に留まっててもいいかな」なんて考えたかもしれない。

たくさんの登山者の踏み跡で、山荘手前に急坂はあちこち踏み跡だらけで荒れ模様。もっとも凍結していないので、ズボズボと沈むことはあるくらい。山荘出発前にアイゼンを外してツボ足で歩き始めたけど、急坂の下りで一回だけ大きな尻餅をついたのが唯一のイエローカードかな。

その下り、視界が開けた処で西穂稜線に最後の別れ、「またな!」
朝ほど雪煙が上がっていないので、風は少し収まっているかもしれない(嵐の前の静けさってやつだったみたいですが)。
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予定通り、15:15発のロープウェイに乗り、駐車場に着いたのが16時前。今宵の宿は、ここから少し下った中尾温泉にある「ペンション内野」さん。以前に相棒が泊まったことがあるけれど、ここのご主人が岐阜県の山岳救助隊の隊長をされていた方で、いろいろと面白い話が聞けたよ、とのことで、今回急遽お世話になることになった。この日、朝9時過ぎにロープウェイを降りたってから電話したけれど、運良く泊まれることになった。もちろん温泉付き・露天風呂あり。そのあたりは抜かりなし!

我が家のペンションではないけれど、「うちのぺんしょん」・・・
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山から降りてきて大きな露天風呂で汗を流す、これ、何にも代え難いですね。

夕食は、メインが飛騨牛のしゃぶしゃぶ。美味しゅうございました。
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この中尾温泉では、ついこの間まで「かまくら祭り」というのを開催していたらしい。今はもう終わってしまったけれど、壊すのもなんだから、ということで、ペンション内野さんのところのかまくらだけまだ壊していないそうな。夕食後に眠気と格闘してなんとかねじ伏せたあと、散歩がてらかまくらへ(散歩といっても、すぐ隣の広場)。ちょうどオリオン座が後ろに鎮座してました。
20130309-36.jpg

一足先に戻った相棒が、ペンションの食堂脇のリビングにいたのであれ?とおもいきや、丁度、ご主人が戻ってきていたようで、いろいろと面白い話を聞くことが出来た。このご主人、長年の山岳救助の功績ゆえ、去年に叙勲を受けられたとのこと。相棒がその話を聞いたのが去年の4月末だったのでその時は「今度受けるんだ」ということ。「じゃあまた今度来た時に、その話を聞かせて下さい」なんて話で盛り上がったそうで、丁度その一年後の再訪となったのである。山の話もいろいろ聞きたかったけれど、やっぱり面白かったのは「叙勲その後」だったのは言うまでもない。いやぁ、うけたら受けたでいろいろ大変なんですね。

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  1. 2013/03/15(金) 18:29:09|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:4
<<西穂独標手前ーおまけ | ホーム | 本日はココ>>

コメント

無事の帰宅でよかったです。
また登るチャンスありますよ!
山はいつまでもありますから。


  1. 2013/03/15(金) 20:23:04 |
  2. URL |
  3. あか #mQop/nM.
  4. [ 編集]

あかさん:
山もジャンプも無事の帰宅が一番大事ですもんね(ワタクシも経験あり・・・^^;)

雄大な西穂高の一端を眺めることが出来ただけでも大満足です。あれ見ちゃったら虜になる気持ち、よぉくわかりますね。
  1. 2013/03/15(金) 21:55:32 |
  2. URL |
  3. BK #-
  4. [ 編集]

うん!日帰りや独標手前にした判断は良かったですよね!

あと独標では冬はロープ確保が必要って私も聞きました、ロープ無しで登ってた人っていたんですか?

私も冷え性なので・・雪山はBKさんのブログを見るだけで(登らないで)満足です(^^)
  1. 2013/03/16(土) 12:43:33 |
  2. URL |
  3. whitebird #-
  4. [ 編集]

whitebirdさん:
独標は、山荘側はロープなしでも行き来できるけど、下りは一層の慎重さが必要ですね。山荘から登ってた人の8割位はノーロープだった感じ、でしたね。

雪山も場所を選べば充分楽しめるけど、冷え性だけは、どうにもならないかも・・・^^; whitebirdさんに楽しんでもらえるような雪山記事、頑張りましょう!^^

  1. 2013/03/16(土) 20:49:35 |
  2. URL |
  3. BK #-
  4. [ 編集]

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