夕日、星空、ときたら残すは日の出のみ、ですね。
はい、行ってきました、バレーの日の出(ご来光)を拝みに。
関連記事はコチラ。
ヨセミテ(2010夏)-前フリヨセミテ(2010夏)-その1ヨセミテ(2010夏)-その2(ノースドーム)ヨセミテ(2010夏)-その3(ハーフドーム)ヨセミテ(2010夏)-その4(バレー散策)ヨセミテ(2010夏)-その5(クラウズレスト)ヨセミテ(2010夏)-その6(バレーの星空)ヨセミテ(2010夏)-その7(バレーの日の出)ヨセミテ(2010夏)-その8(またねヨセミテ)ヨセミテ(2010夏)-その9(Plesanton滞在、サンフランシスコ)ヨセミテ(2010夏)-その10(おまけ)
これだけの回数を訪問していても、なぜかヨセミテでご来光は見たことがない。天気がどうのこうの、ではなく、行動自体取ったことがないのだ。周囲を高い崖に覆われているとはいえ、グレーシャーポイントやハイカントリー
のポイントにいけば、充分拝めることはわかっていたけれど。富士山といえば御来光、とすぐに浮かんでくるけれど、ヨセミテと御来光ってあまり結びついてなかったんですよね。
宿を出発したのが4:50、日ノ出時刻は6:34となっていた。目的地であるグレーシャーポイントまではおよそ50分。十分すぎるほど間に合うはずだったのだが、なんとトンネルビュー方面への分岐で道路による交互通行、というよりはかなり長時間にわたって閉鎖状態で、50分も足止めを食らってしまった。ようやら6時過ぎに先導車のあとに続いて通行できるようになったけれど、これがまた時速20マイルの模範的な先導をしてくれた(苦笑)。おまけに交互通行区間の長いこと! 結局グレーシャーポイントロードへの分岐まで続いていて、残り16マイル地点で日の出まで15分あまり。間に合うわけがないのである、トホホ・・・。
それでも諦めが悪いとでもいおうか、日の出は拝めなくても朝のグレーシャーポイントからのバレーの眺めを楽しむのもいいだろう、と無理やり納得させて車を走らせた。さらに諦めがわるいことに、稜線から太陽が顔を出すまで多少時間があるだろう、と勝手に解釈し、これまでのうっ憤晴らしをするかのようにアクセル全開で吹っ飛ばした。
その甲斐あって(?)、グレーシャーポイントのすぐ手前の駐車場(ここからはハーフドームを真横に見ることが出来る)に到着した時には、いままさに太陽が稜線から顔をだそうか、という直前。なんとかぎりぎり間に合ったのだった、ふぅ・・・。

(画像がちょっとざらついているのは、昨晩の星空撮影でISO感度を1000にしたままだったから)
このあとしばらく写真を撮ったあと、グレーシャーポイントへ移動し、バレーが一望できる展望台に行き、そこでようやく落ち着いて朝のコーヒーを楽しむ。おつまみを忘れるという大失態を犯してしまった。

この突き出した岩に車を置いてCM撮影をしたこともあるそうな。あまりに危険なので今は立ち入り禁止の札が立てられています。先っちょがちょっと突き出したこの岩、長さが5m位あるデカい岩です。

このあと宿に戻ったのだが、昨日の計画では、タフトポイント(切り立った崖が迫力満点)からポホノトレイルを通ってセンチネルドームへ、という軽いハイクを考えていたのだが、今朝の時間待ちですっかり意気消沈。あんな待ちがまたあったら堪らないのであっさり計画を変更、バレー内をのんびりと散策することにした。
宿に戻ったのが8時過ぎだったが、眠気が襲ってきてどうしようもない状態だったので、ちょっと早いけど昼寝タイム。結局宿を出たのは午後の一時過ぎになってしまった。
さて、どこへいこうかと思案したが、なんとなく川沿いに腰掛けて絵でも描きながらのんびり過ごしたいな、と思い車を走らせる。エルキャピタンが見えるマーセド側の南岸にちょうどいいところを見つけて、持参のサンドイッチ(今日はおにぎりじゃありません)とコーヒーを脇に置いて、スケッチブックを広げた。

今は水量も少なく流れも非常に穏やか。これなら対岸に渡れるかな、と思って、靴を抜いて足をつけてみるとまぁ冷たいこと! それ以上に川底が結構滑るので、素足ではとてもじゃないがたどり着けそうにない。30年位前だったら、靴のままずんずんと川に入っていっただろうけど(笑)。
このあとは、すっかり乾ききったヨセミテ滝へ向かう。この時期でないと行けない所、そう、滝つぼ探検には絶好の機会なのだ。
こんな巨岩がゴロゴロしてます。でも意外に通り道はあって、親子連れも結構きていた。

これがヨセミテ滝(Lower滝)直下の滝つぼ。カラッカラに乾いているかと思ったら、水たまりがありましたね。

よく見ると、しずく程度ですが、水が落ちてきています。

対岸をみると、朝行ったグレーシャーポイントの突端が見えました。
クリックすると拡大しますから確認してみて下さい。中央やや左に突き出した岩がそれです。

展望エリアに戻ってきました。この写真の右側から滝つぼに向かっていって、左側を通って帰ってきました。
水量が最盛期の頃は、このあたりにいてもミストでびしょびしょになる位の、すさまじい水量になるなんて想像出来ます?

このあと、アンセルアダムスギャラリーに寄って、目をつけておいたヨセミテのハイキング本をもう一冊購入した。この時で既に対米ドルレートが¥85を切っており、日本円に換算すると随分安いなぁ、と思ったものだ。
宿に戻ったのは17:30過ぎ。長いよなぁ・・・、と思ったヨセミテ滞在もとうとう最後の晩を迎えてしまった。滞在中のハイク50マイルはならなかったけれど、最終日の今日の過ごし方を振り返ってみると、特になにをするでもなし、なんとなく思いつきでフラっと行動しただけだったが、妙にリラックスした一日を過ごせたような気がする。「訪問から滞在へ」を意識し始めた今年のヨセミテ旅行、なんとなくそれが自然に実践出来たような気分になったのである。2,3日の短期滞在では決して得られないであろう、ある種の満足感が得られたような気がする。
スポンサーサイト
- 2010/09/29(水) 21:43:13|
- ヨセミテ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
深呼吸したら、美味しい空気が吸い込めそうな写真ばかりですね~♪
行きたくなっちゃう。
- 2010/09/30(木) 22:04:43 |
- URL |
- ぱんだ #-
- [ 編集]