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季節の変化を感じられるっていいですね。あれやこれやの雑記帳デス。

ヨセミテ国立公園周辺 旅行

尾瀬ーその3(至仏山)

尾瀬で星空を満喫~、とはならなかったのは、この記事のタイトルを見てもわかるとおり・・・、それがかなうまでは尾瀬行きは止められません。

というわけで、なんとか天気よ持ってくれ~、山頂でコーヒーを飲ませて下せぇ、と念じながら迎えた翌朝、なんとなく秋の気配漂うかのような青空が頭上に広がっていました。

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7/5(月)
6:48竜宮小屋発 - 7:52山の鼻8:05 - 9:11中間地点(標高約1750m) - 10:33至仏山山頂11:15 - 12:00小至仏山 - 12:29笠が岳分岐 - 13:24鳩待峠

尾瀬ーその0(前フリ)はコチラ
尾瀬ーその1(尾瀬ヶ原・三条の滝)はコチラ
尾瀬ーその2(尾瀬ヶ原の花)はコチラ
尾瀬ーその3(至仏山)はこれ
尾瀬ーその4(至仏山の花)はコチラ
尾瀬ーその5(おいしい番外編)はコチラ

尾瀬の山小屋の朝って意外に遅いんですね。朝食が6:00~と聞いて、一瞬「お弁当にしてもらって、もっと早立ちしようか・・・」と思った位。が、せっかくの尾瀬、ここまできてせかせかするのもなんだし、多少ゆっくり目でも天気は持つに違いない、と何の根拠もない判断により、宿で朝ごはんを食べて出発となったのであります。


日ノ出は拝めないにしても、早朝の尾瀬はやはり外せないでしょう。さすがに日の出時刻に起きるのはあきらめてましたけど(苦笑)。

稜線沿いにガスがかかった幻想的な燧ヶ岳。
20100705-01.jpg

こちらは富士見峠方面。
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20100705-03.jpg朝飯前の散歩を楽しんだ後は宿にておいしい朝食です。他の宿泊者がのんびりとコーヒーを飲んでいるのを尻目にこちらは出発。7時前に出発出来たのはまぁ上出来ってコトで。ガイドブックには、至仏山は天候が崩れやすいので、日ノ出時刻には高天原(標高2000m近い所です)に到達しているとよい、なんて書いてありましたが、夏の日の出の早い時期にそれはムリですって。いつ雲が湧いてくるかなぁ、と気をもみながらも、竜宮十字路から山の鼻に至る木道を、今日も写真をとりながらのんびりと歩いていきます。途中の下の大堀川でしょうか、ヤマメがたっくさん泳いでいました。

20100705-04.jpgこちらは牛首手前だったかな、アヤメ・カキツバタの群生が見られました。木道の脇に紫の花が一段と映えてましたね。
「早めに至仏・・」を合言葉にするも、やはり綺麗な花をみてしまうとつい足が泊ってしまうというもの。せっかく尾瀬に来たんだから、湿原の花をじっくりと楽しまなきゃ、と言い聞かせますが、やはり気になる前方の至仏山。7時半を過ぎるころから徐々に雲が湧いてきます。


こちらは木道脇に咲いていたカキツバタ。ヒオウギアヤメもあったようなんですが、どうも区別がつきませんでした。夜露が紫の花弁の上で輝いています。
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20100705-06.jpg 至仏山に足を踏み入れたら鳩待に降りるまではトイレはナシ。なので山の鼻でトイレ&小休止をとっていざ至仏へレッツゴー。ここにも入山者数調査のためのセンサーが設置されていました。平坦な木道とはお別れして、ここからは700mあまり続く急登の始まり・はじまり~


標高1600mあまりの所の森林限界地点、ちゃんと看板が立ってます。
って、ずいぶん低いんですね。これも蛇紋岩質ゆえだそうです。
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20100705-08.jpg 噂には聞いていたけれど、かなりきつい登りが延々と続きます。ただ登山道そのものはほんとうによく整備されていました。階段も多くありますがこれだけの急登では致し方ないかもしれません。たんに道を着けるだけだったら、流れる水のせいであっというまに掘れてしまいますから。土が流出しないように工夫を凝らしているのもこのあたりの階段の特徴でしょうか。


で、この階段、良くできています。水の流れによって階段内の土が流出しないようにしているんですが、そのおかげで水も良く溜ってました。上から流れ落ちてきた水がたまって、そこが一杯になると溢れ出てまた下に落ちて・・・、そんな光景を目にしましたが、その時頭に思い浮かんだのは「源泉かけ流し~」(笑)。
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森林限界を過ぎてさらに道は険しくなってきますが、そんな時に振り返ると尾瀬ヶ原と燧が視界に飛び込んでくれば、それまでの疲れもどかかに吹き飛んでくれるというもの。どんよりとした空模様でしたが、この景色が見られただけでも登ってきた甲斐があるってもんです。
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さらに高度をあげると写真のような大きめの蛇紋岩の岩が連なる急登が現れます。どこかで似たような光景をみたなぁ、と既視感につつまれたけれど、そうそう、蓼科山の最後の急登もこんな感じでした。もっとも、こちらの方が延々続くんですけどね。
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山頂はまだまだ先です。時計兼高度計をにらみながら「あとXXXmか・・」とため息をつくも、高度をあげればそれだけの御褒美があるのがこの至仏山の嬉しい所。こんなチングルマの群生が出迎えてくれます。
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このあたり、ほんと不思議なところです。周囲を見ると茶色の蛇紋岩が広がって「ここは火星か!」と言いたくなるような荒涼な斜面かとおもいきや、すぐそこには緑の葉の絨毯に、白や黄色、紫といった小ぶりな花が、今が旬とばかりに咲き誇っている。そんな光景をじっとみていると、ぜぇぜぇと息を切らして登ってきたことさえ忘れてしまいそうになる。

20100705-13.jpg まだまだ上りは続きますよ。こんな階段と先の写真のような露出した岩場が交互にやってきます。いったい何個これらをクリアすれば先がみえるのかな、と思ったけれど、数えているほど余裕はありませんでした。


20100705-14.jpg 頂上まで長いなぁ、と感じた最大の理由は、おそらくガスで先がほとんど言えなかったこと、かもしれません。1900m位でガスの中にはいり、見えるのは前方数十メートル位まで。見えたら見えたでなかなか近づかないなぁ、と思うんでしょうけど(その筆頭が富士山)、見えないなら見えないで、それも結構ツライものがありますね。あ、左の方に「至仏山」の道標がありますが、確かこれを超えて左に曲がっていくと、勾配が緩くなってきて高天原に近づいたんじゃないかな?


こちらは確か高天原手前かと。視界がクリアならこの先に至仏山が見えるはず。
周囲は高山植物が咲き乱れていました。
20100705-15.jpg

笹原の緑にシナノキンバイの黄色が美しく映えてます。
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ガスの向こうに見える小ピークや岩を越えること数回、ハイマツの覆い茂る階段をあがり左に90道がカーブしているところを抜けると、おぉ、山頂の道標が目に入ってきました。ようやく到着です。
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こんな感じの山頂デス。周囲は真っ白。時折風にガスが流されて50m位視界がきくこともありましたけど。
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心配された雨も今はナシ。もうだいぶ前にかった新しいクッカーで、コーヒーブレイク。
このクッカー、ガスカートリッジがぴったり入るんでお気に入りです。ただ、うまくコーヒーを入れるには少々不向きかなぁ・・・。
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山頂をあとに数十メート進むとやや霧がはれ、振り返ると至仏の頂きが目に入りました。こんなに切り立った崖になっているんですね。
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20100705-21.jpg さて、至仏をあとにして一路小至仏方面へ向かいますが、こちらの道もなかなかスリリングな所でした。おぃおぃ、何かのアトラクションですか?と聞きたくなるような、岩場の連続です。おまけに足元は濡れた蛇紋岩。まるで「滑って下さい」と言わんばかりの下り道。コースタイムでは至仏→小至仏は下りなので、逆方向よりも短い時間がかかれていますが、こんな足元の道ではむしろ登りの方がずっと早く楽に歩けるでしょうね。昨日の木道階段での大失態を反省しつつ慎重に、慎重に・・・。


20100705-22.jpg 実際、小至仏まで45分もかかってしまったのですが、それは足元が悪いせいだけではなく、しょっちゅう振り返って写真を撮ってばかりいたせいもあります。風が吹くとガスが流されて一瞬視界がきくことがしばしば。そんなシャッターチャンスを逃すまいとばかりに、いったい何度立ち止まったことか。


ハクサンシャクナゲもまだつぼみを見ることができましたよ。大きく咲いているものもいくつかありましたね。
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そしてこちらが小至仏山頂。道票は立派なものがたっていました、が、ピークはとっても狭いところ、です。このあたりもむき出しの蛇紋岩が足元つるつるで手ぐすね引いて待ち構えてますので慎重に、慎重に・・・。
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たま~にガスが流れて見える至仏山西方斜面。
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途中に一か所だけ雪渓が残っていましたが、その周りは一大お花畑。この岩の上に群生しているのはチングルマです。このあたり、立派なカメラと三脚を抱えたヒトが数名撮影にいそしんでました。
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お花畑もいいけれど、足元にも要注意。こんな急斜面もまだまだ出てきます。で、右に目を転じるとチングルマがいっぱい。これに気を取られていると足元がおろそかになる、って始末です。気をつけましょう。
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ようやく不安定な足元も終わりを告げてオヤマ沢田代手前の休憩場所に到着。この頃になるとガスもだいぶ晴れて、尾瀬ヶ原が見渡せるようになりました。ちょっと霞んだ感じは残っていますけど。右下には建物が見えますが、多分鳩待峠のものでは?
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これも立派は分岐点の道標。
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鳩待峠まで2.3km、時刻は12:36。山道の下りとはいえ、急下りがあるとロスタイムが多くなるけれど、ここからは比較的なだらかな道が続くはずなので、3km/hくらいで歩けるだろう。ヨシ、これならなんとか13:40発のバスに間に合いそう・・・。

とまぁ、ここから先は展望もあまり利かなくなりそうだし、ガイドブックには2,3の見どころが書いてあったけれど、あまり惹かれる感じもしなかったので、結構飛ばしました。それでも木道や階段は滑りやすいですし、下りとはいえやはり慎重に行かないといつ不始末をしでかすかわかったもんじゃありません。そんな心のブレーキもありましたけど、50分ほどで鳩待峠に降り立つことが出来ました。

さすがに残りわずかになってくると、「あぁ、今回の山行きも終わりだね」といういつもの感覚に襲われてしまいますが、それも山行きのフィナーレを飾る一つ、無事下山出来ればこそ味わう感覚なんだと言い聞かせて、入山者ゲートを通り過ぎました。

と、まぁ、帰りのバスの時間に間に合うようにすっ飛ばして来たわけですが、なんと、バスと乗合タクシーのチケットって共通だったんですね。ばらばらのグループですが、人はどんどんやってきますので、あっというまに8人乗りの乗り合いタクシーは満員になり出発。大人数で一緒に行きたければバスを待つもよし。少人数でも人が集まり次第出発する乗合タクシーを利用するもよし。なるほど、そういうシステムだったわけですね。それを知っていたらもうちょっとのんびり歩いてきたことでしょう。ひとつ勉強になりました。

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  1. 2010/07/15(木) 23:16:27|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:2
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コメント

写真が綺麗・・・(^^)

尾瀬っていうとハイキングコースだと思ってましたが
(行ったことがないので)
登りもあるんですね~(^^;
  1. 2010/07/19(月) 14:01:28 |
  2. URL |
  3. white bird #-
  4. [ 編集]

white birdさん:
尾瀬沼、尾瀬ヶ原一帯は、ほんとハイキングコースです。このあたりの散策だけならなだらかな勾配のある道だけです。こういった登りがあるのは、百名山にも名を連ねている燧ヶ岳と至仏山に登るコースだけ、ですね。

あ、三条の滝方面は結構キツイかも。
  1. 2010/07/19(月) 19:44:45 |
  2. URL |
  3. BK #-
  4. [ 編集]

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