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季節の変化を感じられるっていいですね。あれやこれやの雑記帳デス。

ヨセミテ国立公園周辺 旅行

北横岳-その2

3/15(月)

北横岳ヒュッテ7:40 - 8:23雨池峠 - 8:52縞枯山山頂8:58 - 9:15展望台9:20 - 9:40茶臼山10:20 - 10:50大石峠 - 11:00オトギリ平 - 11:10出逢いの辻 - 11:33 五辻手前の休憩所 11:40 - 12:17山頂駅

「北横岳-その1」はコチラ
「北横岳-その3(星空編)」はコチラ

明日(15日)の地上予報は曇り。さて日の出はどうかなぁ、とたいした期待もせず、しかし日の出の方向が気になる夕方(笑)。春分の日が近いので真東方面はどちらかな、とコンパスを取り出して調べたら、どうやら三ツ岳方面からがその方向のよう。そこならヒュッテからちょっと歩けば視界が開けたところにでる。そんな様子を小屋の中から主人に見られていたようで、戻ったときに「日の出の方向を調べてたの?」といわれてしまった。

「やっぱり北横に上がったほうがいいですかね?」
「そりゃそうに決まってるよ、天気はわからないけどね(笑)」

夕べの星空の様子から、少しは期待できそうな空模様だったので、朝5時過ぎに起きて外に出てみるとうっすらとした青空が広がっているように見えた。さすがに山頂までいく根性はなかったので、三ツ岳方面へ少し歩いて日の出を待つことにした。それにしても「暖かい!」。ヒュッテ入り口の温度計はマイナス2度を指したまま。手袋ナシでカメラを操作しても全然問題ないくらい。もっとキンキンに冷え込んでいれば、少しは霧氷に会えたかもしれないけれど、日の出を待つことを思うと、この暖かさはありがたいかもしれない。

ほぼ狙い通りの方向の空がオレンジ色に染まってきて、もうまもなくだなぁ、と思ってから数分、地平線の彼方はうっすらともやに覆われていて、昨日ははっきりと見えた金峰山に連なる山稜も目を凝らしてようやく認識できる程度だ。この様子だともう少し時間がたたないと太陽の姿は拝めないかなぁ、と思っていたら、そのもやの中からひときわ濃いオレンジ色に染まった太陽の一部が顔を出し始めた。
20100315-01.jpg

クリアな日の出もよいけれど、もやのなかから現れる太陽も幻想的で神秘的なたたづまいだ。春の訪れを告げるかのような霞んだ空に浮かぶ太陽・・・なんて思っていたら、このもや、どうやら黄砂が犯人らしいとさ。大自然の神秘に(勝手に)浸っていた気分が一気にさめてしまったのでした(苦笑)。

20100315-02.jpgヒュッテに戻るとほどなく朝食の時間。ご飯に具沢山の味噌汁、鮭の塩焼き、のり、ほうれん草の胡麻和え、お漬物、写真は撮らなかったけれど、かなりのボリューム。しっかりお代わりしてエネルギーを蓄え、荷物を整理して出発準備をすると時刻は7:20。予定では8時過ぎに出発でも十分間に合うのだが青空がみえているうちに行動を開始するのが得策、とばかりにちょいと予定を早めて出発することにした。常連さん達数人はまだストーブの周りでおしゃべり中。なんでも今日は降りるだけなのでのんびりしていく、とのこと。気をつけてね、の言葉を背に、ヒュッテを後に坪庭方面へ向かう。足元はもちろんノーアイゼン。冷え込みも厳しくなかったので、登山道の雪は全く凍結しておらず、丁度良い頃合の圧雪状態だ。


20100315-03.jpg坪庭への下り道も凍結箇所もナシで快調に下っていける。ただ、”テレマーク”で靴すべりをするにはちょっと斜度が足りない。それと尻セードするには履いているパンツが薄すぎてやばい。雪山仕様のパンツがやはりもう一枚欲しいところだ。
(右の写真は雪で覆われた坪庭です)


20100315-04.jpg昨日歩いた所をそのまま逆に進み、再び雨山峠にさしかかる。ここから縞枯山への登りが始まるが、昨日の最終歩行者は山頂からの尻セードをたっぷりと楽しんだようで、足跡ならぬ”尻跡”がほぼ
山頂付近までずっと続いていた。これで凍結でもしていたら恨みますけどね。冷え込みがすくなかったせいか、心なし周囲の木々に被っていた雪も少なくなってきたような。そんなことを思いながらも足はせっせと斜面にキックの雨嵐。気持ちのよい汗をかいて縞枯山山頂に二度目の訪問。標高はさほどでもないけれど、ここに二日連続で登頂したヒトってあまりいないかもしれません(笑)。


本日の縞枯山山頂からみる南八ヶ岳。曇り空ではありますがその雄姿はくっきりと見えていました。でも、山の”えび”達はすっかり食い散らかされて姿を消していました。
20100315-05.jpg

20100315-06.jpg枯れた木々の間を縫って稜線上を歩いていたのもほんのわずかで、すぐに道は樹林帯の中に入っていく。さきほどの強い風もここでは全く影響なし。足元も気持ちのよいくらいのコンディションで快調に歩を進めていく。茶臼山方面への道標の埋もれ具合を見るとこのあたりの積雪は1mはあるかもしれない。スノーシューの踏み跡が道標とは反対方面に伸びているが、これはきっと踏み跡のない方向に遊びに行ったに違いない。本来の登山道方向に歩を進めると、やがて展望台を示す道標が目にはいり、周囲の樹林が姿を消して、一気に視界が開けたところにでた。


20100315-07.jpgこれがその展望台。巨岩がいきなり姿を現してきました。いかにも風が強そうな場所だけれど、せっかくなので足を伸ばしてみる。が、予想通り、ここは風の通り道。天気がよく風がなければ絶好の”モーニングコーヒー”場なんだろうけどとてもそんな気分になれないので、前方に見える茶臼山へ向かうことにする。


20100315-08.jpg

20100315-09.jpgいったん鞍部まで100m弱を下ると、五辻への分岐にさしかかる。この道もトレースがついていて、どうやら迷うこともないようだ。五辻方面への分岐を右に見てそのまま茶臼山の登りにさしかかる。ここも縞枯山のようにほぼ直登だけれど、斜度はさほどたいしたことはない。トレースもしっかりついている。多少雪が降った程度では消えることはないだろうと思える程の深く、幅のあるトレースだ。まるでだれががソリでも引いてトレースをつけてくれたんじゃないか?と思う位。聞いていたとおり赤テープ等の目印はほとんど見当たらなかったので、初冬の降り始めの頃には注意が必要かもしれない。


この分岐の手前で後ろを振り返ってみると、縞枯山の名前の由来がよくわかる光景に出くわした。標高による世代交代と言われているので、50年後くらいにはまた違った景色が展開しているんでしょうね。
20100315-10.jpg

20100315-141.jpg軽いキックをかましながら鼻歌交じりで(ウソ)登っていくと、やがて斜度が緩やかになり少し開けた場所に出た。茶臼山山頂に到着~。とはいっても周囲は樹林に囲まれて展望は全くない。そこから樹林帯を抜けて南西方面に展望台があるのでそちらへ向かってみる。


木々の密度が低くなり視界から樹林の占める割合が小さくなってきたなと思ったら一気に開けた場所へ出た。このあたり足元の雪も少なく小粒の石が露出しているところが多いが、この地形、この風で積もった雪はみんな吹き飛んじゃうだろうな、という場所だった。
20100315-11.jpg
展望台という名のとおり、そこからの眺めは素晴らしいものだった。さえぎるものがなく南八ヶ岳ー南アルプスー中央アルプスー美ヶ原ー北アルプスまで一望に出来る地点だ。とはいうものの、黄砂と曇り空のせいで、距離のあるアルプスまでは拝むことが出来なかった。ただ、ここのすごいところは足元に広がる樹林帯までもが一望に見渡せること。断崖というほどの絶壁ではないけれど、その先端に立ったときに、足元から前方180度に広がる樹林帯の眺めは見事の一言に尽きますなぁ。

20100315-12.jpgそんな地形なので、下からの吹き上げもすさまじい。写真では風の強さはなかなかわからないとはいえ、どうでしょう、これは?枝はほとんど全て風下側へ伸びているだけ、です。


20100315-13.jpgではこちらはいかが?
後ろから吹き上げる風で、NorthFaceのシャツの袖がこれだけ膨らんでます。さらにこの強風のせいで顔にモザイクも入ってしまいました・・・・、推定風速20~23mといったところでしょうか?(さすがに木曽駒での強風と比べると子供みたいなモンでしたけど)


20100315-14.jpgこういう眺めのいい所で暖かいコーヒーを飲みたかったけれど(しつこい・・)、さすがにこれでは退散せざるを得ないので、山頂の道標があるところまで戻ってコーヒータイムにすることにした。ちなみにヒュッテを出てからここまでまだ一人の登山者とも会っていない。めでたく茶臼山も二人占め完了~(笑)。


20100315-15.jpg一息ついてさてどーするか、と思ったけれど、高曇りで天気も安定しているし、雪のコンディションもGoodだし、コースタイムは割りと長めに設定されているようで、予定の時間をかなり上回っていることもあって、大石峠におりて出会いの辻を通って山頂駅へ戻る周回コースをとることにした。ここから大石峠までは途中急下りがあるが、そのためにザックから取り出したのは、雪上での休憩用に持ってきた薄い銀シート。尻セードするにはかなり頼りない厚さしかないけれど、あるもので代用するというのが山での鉄則ですから。
案の定、2回ほどのトライであっけなく千切れて使い物にならなくなってしまった。やはりちゃんとしたものを次回は準備しておこうと思う。ちなみにここの下りは直線ではなく、微妙なコーナーが設置されたテクニカルなコース。止まらずに一気に下まで降りる為には、カーブをスムーズに廻るだけの微妙なコーナーワークが要求される下り。縞枯山からの下りが初級とすれば、こっちは中級コース、かも?

20100315-16.jpg急降下のあと道はやや平坦に変化し小ピークの中木場でいったん視界が開ける場所に出るが、再び樹林帯の中にはいり、あとはなだらかな下りを快調に飛ばしていく。雪がなければ多分こんなに
楽には歩けない下り道かもしれない。傾斜が緩やかになり平坦になってくるとほどなく大石峠に到着。


20100315-17.jpgここが大石峠。このまま直進すれば閉鎖中の299号を楽しめるというわけですな。


20100315-18.jpgここからはなだらかな道がずっと続く。出会いの辻までは緩やかな下りで、快調なテンポで歩が進む。しるしに赤い旗を巻いたポールが立っているので迷うこともない。


20100315-19.jpg出会いの辻を過ぎると今度は進路を北方面にとる。ここからは逆に緩やかに登って行くのがはっきりとわかるほど。さすがにこのあたりは踏み跡も少なくなってきたけれど、道に迷う心配はほとんどないといっていいくらい。このあたりにもちょっと広いところには目印のポールが立っている。アルペンの旗門ではないのだから、写真のようにその外側を通る必要なありません(笑)


20100315-20.jpg五辻の手前にご覧のようなちょっとした屋根つきの休憩所が設けられている。ここでちょいと塩分補給(正体はソーセージなり~)。ちなみに、未だすれ違ったヒトはゼロ。


20100315-21.jpg五辻を過ぎて樹林帯の中を抜けると南面が開けた場所に出てきた。ここで今日初めて人影をみることになる。どうやらロープウェイで上がってきてスノーシューハイクを楽しんでいるようだ。


20100315-22.jpg森林浴展望台と書かれた場所を過ぎてさらに少しだけ登りながら再び樹林帯を抜けると、前方の視界が開けて北横岳が見えてきた。と同時にロープウェイの山頂駅も目に入ってくる。今回の山行きもいよいよ終盤。ゴールが見えてくるとなんとなくさびしい気分になるのはいつものことなんですよね。


12時過ぎ、終点の山頂駅に到着。昨日とはうってかわって人の影は全く見当たらない。ささうがに平日ですからね。ロープウェイが到着すると数人のスキーヤー、ボーダーが降りてくる程度で、登山者の姿は全くゼロ。観光がてらちょいとここまで足を伸ばしてきたとおぼしき観光客がたまに混じっている程度だ。青空のもと賑わいを見せているここもいいけれど、静けさの支配するここもまた素敵なもんです。
20100315-23.jpg

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  1. 2010/03/19(金) 22:25:14|
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