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AFFI C.C.

AFF Instructor Certification Cource...

11月初め、TSCのDZにおいてAFFC.Cが開催された。
StudentのトレーニングプログラムであるAFF方式のインストラクターの認定・資格取得コースだ。
今回は、イグザミナー(試験監督官)のもとで、コース前の練習ジャンプにおけるエバリエーター役や、本コースにおけるエア実技のカメラマン、グランドトレーニングの試験管の補佐として参加した。自身にとっても2004年以来のことになり、コース開催前にはIRM等の必要な資料を事前に頭にたたき込んでおくと同時に、コースの進め方の変わった点などをあれこれ聞いておいて、自分なりに事前準備をして迎えたつもりだった。

が、従来と大きく変わったコースの進行について、アタマの切り替えがなかなか追いついて行かなかった、というのも事実。つまり、ある種の戸惑いがあったわけだが、コースを終わって合格者の声を聞いてみると、なるほどと納得した部分も多かった。そうして改めてイグザミナ-の言葉を振り返ってみると、実は今回のコースに補佐として参加したことは、自分自身にとっても今後の活動に大きな影響を与えたコースだったのだな、と感じたのである。


Certification
この単語を辞書で引いてみると、「証明」「認可」といった訳が出てくる。そう、従来のコースは言ってみれば「はい、皆さん、準備は出来てます? それじゃ試験を始めますよー。準備OKな方はSignupシートに書いてね。そしたらグランド・エアーのテストをやりますからねー」てな感じで、まさに『テスト』をするコースであり、グランド・エアー・ディブリーフといった実技に対して、合否の判定を下し、最終的に合格ラインに達した人にレーティングを与える、というものだ。もちろん単なる合否判定だけを突き付けるのではなく、OKなところ、足りなかった所など事細かに指摘はしてくれる。だが、基本的には、『テスト』をしてその実力を判定、というのが底流にあることは疑う余地のない所だった。

そういった進行方法に対して、今回経験したそれは、ガラっと変わったものだった。

一言で表すならば、Certification(認定)コースからTrainig(養成)コースに変わってきた、とでもいったらいいだろうか。

エアーは6回の実技で12点以上、という得点積み重ね方式から、最初の2回は練習、残り4回が本番で、各回SatisfactoryかUnsatisfactoryのどちらか、75%以上のSatiscatoryで合格、という方式に変わっていったが、さらに変化して、Satisfactory/Unsatisfactoryの判定方式は変わらず、しかし、コース期間中は納得いくまで練習ジャンプOK(もちろん相手は本職のエバリエータで、本番同様に細かい項目毎に評価と判定はしてもらえる)、準備OKだと判断したら申告して本番の試験に臨む、という方式(本番ジャンプは、Cat-CいわゆるLevel3のメインとリザーブ一回ずつ、Cat-D(Level4)が1回)。練習ジャンプは納得いくまで出来るものの、これ本番で!と申告したら一発勝負なのである。
(ただし、いつまでも練習ジャンプができるわけではない。コース期間は決められているので、その期間内という制約は当然ある)

この練習ジャンプという段階で、エバリエータは何をするか?
本番ジャンプ同様にExitからランディングまで、エアーの細かいスキルからインストラクターとしての振る舞いに至るまで、何十項目にもわたって評価・判定する。そして大事な点は、受講者に足りなかった所をきちんと説明し、次に改善すべき点をきちんと示してあげることだ。これは以前のコースでも当然のように行われていたことだが、今回のコースで痛感したのは、彼ら受講者をインストラクターとして「養成」する、という点が、エバリエータの腕の見せ所なのではないか、ということだ。

インストラクターがスクール生と相対するとき、教える側はなんとかしてストレートでAFFを卒業させたいと願う。そのためにグランドで時間をかけてレクチャーし、ジャンプの後で次回もうまくいくようにディブリーフを工夫してやるものだ。いい加減なインストラクションをやると、それはすぐにスクール生の動作に現れる。いわばスクール生はインストラクションの結果を映し出す鏡でもあるのだ(もちろん、テキトーな指導でもうまくこなしてしまう優秀なスクール生がたまにいることはあるけれど・・・)。

それと同じようなことが、エバリエータと受講者の間にも生まれるのだ。
もちろん、受講者に必要最低限のスキルが備わっていることが要求されることは言うまでもない。どれだけ教えても、基本的なベリーフライの技量がないと、インストラクターとして要求されるStandardをクリアすることはできないのだ。だが、それなりの技量をもった受講者ならば、練習ジャンプを繰り返していくうちに、確実に出来は良くなっていく。これは、いわゆる慣れの部分が大きい。今までやってこなかったような飛び方(たとえば、グリップしないで追従していくだけ、とか、スピンしている人を停める、とか、プルのサポートをする、とか)でも、短期間で繰り返し練習すれば、それなりに上達できるのである。この上達を如何に引っ張り出すか、がエバリエータの腕のみせどころなのだ、と思うようになった。

これまでの方式(認定)と比べるとどちらが大変か? といえば、もちろん”養成”する方が大変なことはいうまでもないだろう。単に合否の判定を下すだけならば、使うべき脳みそは大して必要ではない。それに加えて、受講者のレベルを見極めてどうしたらその能力を引き出すことができるか、を考えて導いていくためには、その何倍もの労力が必要なのだ。はっきりいって、これはしんどい作業だ。「じゃ、次頑張ってねー」と突き放す方がどれだか楽ちんか・・・・・・。

この「楽ちん」という表現の裏には、もう一つ厄介な感情が存在する。それは「自分達が資格を取った頃はこうだったから」というヤツだ。自分自身がAFFのインストラクター資格を取ったのは1995年、まだ得点積み重ね方式だった頃。その方式が続いてエバリエータとして参加したのが2回、Satisfactory/Unsatisfactoryの○×どちらか方式に変わって2回、コースに携わってきた。その間、「これで大丈夫かなぁ・・」と心配になった年もあれば、「こいつらとんでもなく能力高いわ・・・」と舌を巻いた年もある。自身を含めた過去の事例にとらわれ過ぎると、「必要とされる技量のStandard」というものが、自分の中でブレまくってしまうのだ。これが一番怖いし、エバリエータとしては避けなければいけないところなのだ。

この「必要とされる技量のStandard」を受講者が満たしているかどうか、を見極めて、ボーダーライン上の受講者を合格のレベルに引っ張り上げて行くことも、コースの本分として重要なことなのだと思うようになった。

エバリエータ側のこういった熱意に受講者が応えてくれる。これはもう冥利に尽きるというものだ。今回はエバリエータとしては飛んでいないが、その半数近いジャンプをカメラマンとして間近で見てきた。最初の頃は、フォールレートを変えまくるエバリエータに受講者が追従しきれずに、後で「一番近くにいたのがカメラマンだった」なんて講評をもらっていた時もあったが、後半になってくるに従って、ニュートンリングを通してみる画にはいつもエバリエータと受講者が写っていたものだ。スピンやロールオーバー、追従といったエバリエータのジャンプに臆することなく、必死に食らいついていき、6000ftからのボトムエンドにはしっかりとエバリエータの脇にセットアップしている姿を正面から見ていると、エバリエータも嬉しそうな表情をこちらに向けているような気がした。こちらもカメラヘルメットでぎゅうぎゅうに締め付けられた顔面を、精一杯ほころばせてニヤリと笑顔を送ると、彼もニヤリと口元をゆるめてくる。それでも最後はダミーリップコードは引かずに、受講者の最後の仕事を見届ける。そして、ダミーリップコードを規定高度内で引いたのを確認すると、彼もこちらにピースサインを送ってくる。こちらも「お疲れさん」の意味も込めてサインを返すと、それを合図にしたかのように自分のパラシュートをその場でオープン、こちらもトラッキングをしてパラシュートオープン後、GoodPerformanceの意味を込めて、カメラに写るように両手で拍手とピースサインを送った。




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  1. 2009/11/09(月) 22:53:43|
  2. スカイダイビング
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

お~~~
では5年ぶりに新しいイントラが誕生したのですね!

イントラから私は教わるばかりだったけど
劣等性だったから、悩まれたんだろうなぁ(^^;
あの頃は自分の事だけで精一杯でした・・(^^;
  1. 2009/11/12(木) 19:44:27 |
  2. URL |
  3. white bird #-
  4. [ 編集]

white birdさん:
はい、
新イントラ〇名誕生しました。
みんなほんとによく頑張ったと思いますよ。
それに、コース初日から天候にも恵まれて、集中的にジャンプ出来たことも幸運でした。

white birdさんがスクール生の頃、よく覚えてますよ~^^
その話は尽きませんね、ほんと。そんな苦労させられた(?)生徒さんが、世界選手権にまで出場するほど上達してくれたわけですから、そりゃもう嬉しい限り、ですヨ!
  1. 2009/11/12(木) 21:08:05 |
  2. URL |
  3. BK #-
  4. [ 編集]

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