
山頂でのひと時を過ごしたあと、今度は稜線に沿っての山歩き。とはいっても、決してハードなものではなく、「健康ウォーク」と銘打ってあるほどの、どちらかというとイージーなハイキングの部類。
左の写真のマップに、オレンジ色で記した線が今回のルートです。ちょっと詳細までは見づらいですが、「こんな感じ」というのがわかっていただければ充分なので。
(左下がスタート地点で、右下がゴール、です)
写真中を見ていただければお分かりでしょうが、権現山から皇后杉の森あたりまではかなり広い道で、実際、役場の軽トラックの作業車がときおり通行しているようです。この写真は、皿倉山のビジターセンター前の車道から、皇后杉の森方面へ分岐した直後ですが、丁度朝日が木々のすきまから差し込んで、とてもすがすがしい光景でした。
写真右が、皇后杉の森の看板で、樹齢100年を越える大木がこの付近に数多く分布しているそうです。直径でいうと大きいものでは1mを超えていたように思います。
道幅が広かったのはここまでで、このあと帆柱山方面へ向かう道はいっきに細くなっていきました。とはいっても、道幅はゆうに1mはある、とても歩きやすい山道でした。
ビジターセンターの分岐を過ぎて30分ほどで帆柱山に到着。山頂とはいっても、ベンチが2個と山頂を示す道標がたっているだけで、周囲は高さ10m位の木々に覆われています。ですが、そこからみる黒崎市街の景色は絶品! 木々にさえぎられた場所が多く、途中はほとんど周囲の景色が見えなかったせいもあるのでしょうが、思わず両手をひろげて背伸びしたくなる光景でした。
さて、いよいよここからがメインイベント〜・・・・
この先、もう5,600m稜線に沿って歩いた後、大畑口(幸神口)へ向けて下るのですが、山頂を過ぎたら急に道幅が50cm位になってます。おまけに蜘蛛の巣攻撃も熾烈を極めてきました。さらに、「あれ?道はどっち?」と迷ってしまいそうになること2回ほど、急な下り坂あり、ずるっと滑って手をつくこと数回、そんなことを続けているうちに、
「うーん、やっぱり道が無い・・・・・・・」
なんとなく人の足で踏み固められたような跡をたどって歩いていたのと、途中に三角点があったことから、間違いないだろう、と踏んでいたのですが、どうやら完全に藪に迷い込んでしまったようでした、アハハ(と、苦笑するしかない)。
まだ、時刻は8時前(充分明るいゾ)
食い物は・・・(おにぎり1個、カロリーメイトが半分!)
水は・・・(500mlのうち半分あるし)
携帯電波は・・確認するの、やめました。
木々のスキマから見える景色から推定するに、麓まではまだ高低差で400m以上ありそうです。さすがにこの高度差を藪の中を突っ切って降りるだけの冒険心は持ち合わせちゃいません。何度か行ったりきたりして悩んだ末、「戻ろ〜っと」。
再び藪の中降りてきたところを這い上がっていくこと5分程、このあたりは明らかに道だよな、と思えるところに出くわした地点で、地面に転がっているあるモノが目に入りました。そいつを拾ってひっくり返してみると、なんと腐った道標でした!
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| ←帆柱山 幸神口→ |
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ひょぇ〜・・・・・!!
こ、こんなモンが・・・・・・
(あ〜、この時点でもう手は泥だらけで、カメラ取り出す気にもなりませんでした。が、今思うと根性ナシですな。これこそ、撮っておくべき被写体だった、と)
正規の道は、そこで右フックターンが必要だったのです。
つまり、右に折れずにそのまままっすぐ直進して藪の中へ一直線してたようでした、タハハ・・・。
さすがにもうニガ笑いするしかなく、そこで一服。
そのあとは、はい、確かに細いですが道が続いていました。
ただ、ここも一筋縄ではいかず、小さな沢に沿って一直線に近い様子で道がつけられていました。前日の雨でぬかるんで滑りやすい上に、ここでも蜘蛛の巣攻撃にあい、ボロボロになりながらようやく人家の麓まで降りてきました、ホッ。
いやぁ、それにしても、トホホな後半戦でした。
ロスした時間30分あまり、でしたが、もっと長く感じました。時々、さほど高くない山での日中の遭難事故を聞いたりすることがありますが、充分ありえる、って思いましたもん。
ヘタに藪の中の急坂を下りて、誤って足を滑らせて、打ち所が悪く骨折・・・なんてこともありえるわけですから。しかも歩いていて感じたのですが、この道って、以前に通った人って何日前?って思えるほど、「蜘蛛の巣」がいっぱいでしたから。
麓に下りてから途中の公衆トイレで、手と顔だけを洗って、ちょっとだけさっぱりした積もりになっていましたけど、ホテルの玄関をくぐって、もうすっかり顔なじみになってしまったフロントスタッフが、少々こわばり気味におはようございます、の挨拶をくれます。ま、汗で濡れたTシャツ姿だし、しゃーないな、と思い、部屋に戻ってシャワー。
髪の毛を洗ったときに、手になにかの塊がくっついてきました。まじまじ見てみるとそれは蜘蛛の巣の塊、だったようです。
「あ〜ぁ、きっとアタマが蜘蛛の巣だらけで白かったんだろうな、そんな姿見て、フロントの人たちも怪訝な顔してたのかもな・・・」
なんてことを考えながらふと鏡をみると、まだ白いものが残ってます。そいつが白髪だってことに気がつくまでちょっと時間がかかってしまったようです。
ちゃんちゃん。
- 2007/08/27(月) 21:31:00|
- 九州上陸
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