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セリノビル 竹の子菜の花 コーヒー豆・・・

季節の変化を感じられるっていいですね。あれやこれやの雑記帳デス。

ヨセミテ国立公園周辺 旅行

2009夏-Mt.Rainier&Yosemite(4)

その4 ドーム登頂
04:15 起床
05:17 宿出発
06:00 出発(歩きはじめ)
06:16 ハッピーアイルのトレイルヘッド
06:36 バーナル橋(トイレ休止、6:46発)
07:26 クラークポイント
08:02 ネバダ滝上(小休止、8:25発)
08:58 LittleYosemiteValley分岐
09:32 ハーフドームトレイル・JMT分岐
10:26 サブドーム直下
10:47 ケーブルセクション手前
11:08 撤収!!
11:25 サブドーム下(コーヒータイム)
12:20 ハーフドームトレイル・JMT分岐
12:58 LittleYosemiteValley分岐
13:31 ネバダ滝上(これよりミストトレイル)
14:20 バーナル滝上のシルバーエプロンで小休止(14:44発)
15:56 ハッピーアイルのトレイルヘッド
16:16 駐車地点着

20090630-01.jpg
夕暮れ時のハーフドーム(7/1夕方撮影)

ハーフドーム登頂も今回が三度目。とはいえ、往復16マイル強(約27km)のハイクとなると、やはり気の入り方も違ってくる。ただ、回数を重ねていくと、過去とは違った新しい楽しみ方を模索したくなる、というもの。今回は、とりあえず頂上まで休憩含めて4時間半という目標をたててみた(休憩込み)。この目標を達成できるか否かは、ひとえに途中の写真撮影の時間をどれだけ短縮できるか?にかかっているといえよう(苦笑)。なので、今回は、時間の記録をかねてのポイントのみでの撮影に絞っておこう、と出発前は考えていた。

予定通り5時過ぎに宿を出発。この時期は日の出が最も早い時刻である為(5時過ぎ)、あたりはもうかなり明るくなっている。トレイルヘッドの駐車場手前にくると、そこには「ParkingFull」の赤い看板がたっている。そして、手前の道路わきには既に車がずらり。仕方がないので、その車の列に並べて駐車することにした。本来とめるはずだったトレイルヘッドのパーキングまでは10分弱ありそうな所だ。靴紐を締めなおして、おにぎり5つ、水2.5リットル、その他行動食を背負って6時に歩き始めた。

20090630-03.jpgここからトレイルヘッドまでおよそ1マイル(1.6km)ほどある。途中、本来止めるはずだったパーキングを覗いてみると、とてもFullとは思えないほど空いていた。どうやら昨日あたりに満車だった際に掲げられた看板がそのままになっていた様子。看板などあてにせずに突っ込んでみるべきだったね、とちょっと後悔。
←クラークポイントからの眺め。一番左が目指すハーフドーム。


20090630-04.jpgヨセミテ滝の様子からも想像できたが、マーセド川の水量も最大時とは程遠いほど流れはゆるやかだ。それでも川の流れる音を聞きながら、トレイルへと進んでいく。およそ20分でバーナル橋に到着し、とりあえずトイレを済ませておく。
ネバダ滝手前の水がたくさん流れている箇所。→
ここだけオアシスのようだ。


20090630-05.jpgこの先、最短距離のミストトレイルを上がるかどうかでちょっと迷ったのだが、バーナル滝上までのミストトレイルの急階段とそれなりに濡れるであろう事を考えると、往路は出来るだけ体力を温存したいので、多少距離は長いものの、勾配が緩やかなジョンミュアトレイルを使ってネバダ滝までいくことにした。途中のクラークポイントを7時26分、そしてネバダ滝上には8時過ぎに到着した。これまでは順調なコースタイムだ。


20090630-07.jpg滝の脇で小休止し、8時25分に出発、さらにトレイルを上がる。リトルヨセミテバレー近くの分岐を9時前に、さらにハーフドームトレイルとの分岐を9時半過ぎ通過した。
裏から見るハーフドーム→
バレーから見えるあの雄姿とは大違い。なんだか舞台裏を覗いているよう。


20090630-08.jpgこれがあと2マイルの標識がある、JMTとの分岐点。この手前が一番精神的にはツライ所。だが、この残り2マイルの標識をみるといきなり元気が出てくるのだ。


20090630-09.jpg先の分岐から30分ほど歩くと真横から頂上部が見える地点に到達する。ここまでくればあと一息だ。

さて、歩きながらもちょっと心配なことがあった。それはお天気。雲が出て太陽をさえぎってくれるのはありがたいのだが、それも程度問題だ。ネバダ滝上では適度な雲だったものが、サブドーム下あたりに差し掛かった10時頃になると、空全体を覆うようになっていた。そしてサブドームの急登を上がっている最中にとうとうポツリポツリと小さな雨粒が落ちてきた。行きしな、「あ、ポンチョ忘れちゃったよ・・・」と言われたが、既にバレー内に入っていたこともあって、何の確信も無いまま「大丈夫だよ」と強がっていたのがもろ裏目に出てしまった。日本で山に行くときは、天候に関係なく雨具は忍ばせておくのにね。

20090630-10.jpgサブドームの急登。
手前の二本の木の間に見える岩肌を登って行く。小さな人影が写っているのがわかります?


20090630-11.jpgそれでも、本格的な雨ということにはならずに、歩くには全く支障がないほどだった。とはいうものの、ドーム登頂で雨模様というと、それだけで気分が滅入ってくる。そんな気持ちを吹き払ってくれたのが、これ。岩場の隙間にけなげに花を咲かせているのだ。いったい、どこから栄養をとっているんだろ、と不思議なくらい、狭い岩場の隙間にいっぱいに葉を広げ、わずかな季節の変わり目を捉えてここぞとばかりに満開の花を咲かせる。こんな光景を目にすると、滅入った気分も和らいでくるから不思議なものだ。


20090630-12.jpgドーム頂上手前の難関であるサブドームを上り終えて10時47分、相変わらず空模様は今ひとつ。眺望も火事の煙のせいでよくない。普段ならすぐ東に見えるクラウズレストすら霞んでいる始末。ここまで上がってきたものの、パラつく小雨と周辺を覆っている雲で気温はぐっと下がってきている。ケーブルセクションに取り付いている人も、少なく、どちらかというと下ってきている人の方が多いようだ。頂上まで行くかどうか逡巡していたが、行くなら今のうちかな、と思い立ち、腰をあげてケーブルのたもとまで行くと、雨と風が強くなってきた。ちょうどそのとき降り立った二人組が「いやぁ、こりゃいかんわ。雨でケーブルもすべるし、おっかないよ」(適当に”翻訳”してマス)とボヤいていた。雨粒は小さいものの風が出てきたせいで、頬を打つ。それも勢いが増してきたようだ。

20090630-13.jpgこのケーブルセクション、写真のとおり花崗岩の岩肌に打ち込んだ支柱が平行に走っており、そこを太さ2cm強のワイヤーケーブルが通してある。そして足場として2mおき位に板が渡してあるだけ。ここを登るには、脚力よりも腕力がものをいう。しかし足場となる花崗岩が雨で濡れて滑ってしまうと、もうどうにもならない。花崗岩の表面が濡れてしょうがない、というほどではなかったが、いかんせん風が強くなってきた。この状況でここを登るのは危険極まりない。あっさりと「止めよっ」ということで意見が一致して撤収することにした。
ここを登ってくるまでは上はTシャツ一枚だったが、この雨と風で気温が一気に下がったようだ。持っていたフリースを着たものの、それでもまだ寒さを感じるほど。おそらく10℃近くまで下がっていたのではないか、と思う。サブドーム上で座っていた人達も次々に降り始めて行った。それでも、ここを登ってくる人がいるのだからね。雨だけならばさほどあわてる事もないけれど、風があるとやはり危険度は一気にあがる。

とりあえずサブドーム下の木々が生い茂っている地点まで急降下して、そこで温かいコーヒーを飲んで一息つくことにした。本当なら、この一杯をドーム頂上で味わっていたはずなんだけどね、残念。



さて、あっさりと撤収を決めたのには、過去二回、頂上に登ったことがあるというのは無論だけど、もう一つ理由があった。それは、この時点でほとんど疲れていない、ということだ。ここまでバレーフロアから標高差約4000feet(約1300m)、8マイル(13kmほど)ほどの距離を歩いてきたにもかかわらず、過去二回と比べて、疲労の度合いが全くといっていいほど違うのだ。ふくらはぎがツる兆候も全く無し、足首の疲労もほとんど感じない。その気になればまた明日にでもトライできそうな位の元気があったということ。確かに最後のケーブルセクションである120mほどの登りで、それなりに体力・筋力を消耗するとはいうけれど、それを差し引いても元気一杯だったのだ。

振り返ってみればここ一年半の間に、丹沢を初め、かなり山歩きをこなしてきた。その成果が出ているんだろうね、きっと。ある種の余裕のようなものを感じたことも、さほど拘らずに撤収を決めた大きな要因だったのではないか、と思う。

あちこちの木陰ではまだ大勢の人が雨宿りをしているのを横目に、12時前に下山を開始した。
心なしか、雲も薄くなってきて回復傾向にあるような雰囲気はあったけれど、もう一度サブドームを登ってトライするほど固執しているわけでもなかったので、ドームに「またな」と別れを告げて降り始める。
まだまだ下ること7マイル強、長い距離を残しているが、足の状態はすこぶる快調だ。とはいえ、調子に乗って重力にまかせてドタドタと降りていくと、いっぺんに足を痛めてしまうことも十分学んだ。こんなところでも、負荷を少なくしながら降りる術が自然と身についてきたのかもしれない。

20090630-14.jpg空のいたずら、といってしまえばそれまでかもしれないけれど、ハーフドームトレイルとの分岐に差し掛かった12時半頃になると、雨もすっかりやんで、薄日が差してきた。これが本格的な回復かどうか、を見極めるのは難しかったけれど、この頃にはもうドームへの執着心は薄れて、関心はもっぱらそこかしこに落ちている新鮮なシュガーパインの松ぼっくりに移っていた(笑)。周辺に散らばっている普通サイズの数年モノの松ぼっくりと比べてもその巨大さがわかるというもの。「ウォーリーを探せ」ではないけれど、「シュガーパイン松ぼっくりを探せ」とでもいってみますか?(笑)

さて、今回トレイルを歩いていて、過去二回には見られなかったものがある。それがこの夏休みシリーズの第一回に載せた”新鮮な”巨大まつぼっくりだ。これはシュガーパインという種類のマツのものだが(これを「サトウマツ」と日本語訳してあるのには、ホントかよ?とツッコミをいれたくなるけど)、見ると、今シーズンに枝から落ちたもののようだ。それほど鮮やかな茶色をしている。これがあちこちに落ちているものだから、とてもよく目立つ。最初にドームに訪れた年(2005年)や二回目(2007年)には、こんな新品の松ぼっくりはついぞお目にかかったことがない。昨年はこのトレイルは歩いていないが、表面の色・つやを見る限り、やはりこれは今シーズンに落ちたものだろう、と思われる。さて、シュガーパインは何年おきに待つぼっくりを地面に落とすのだろう?などと考えていると、なんだか松ぼっくり博士になったような気分だ(笑)。

そして、やっとみつけました、気になっていた「木になっている巨大松ぼっくり」。
左の写真の中央に写っている木の枝の先端に、妙なモノがくっついているのがわかると思います。それを拡大したのが左の写真。これ、決して合成写真じゃありませんので。
よぉく観察しているとわかったのですが、このあたりだけではなく、Bigoakflatエントランス近辺にもたくさんあります。
20090630-15.jpg 20090630-16.jpg

20090630-17.jpgでも、良い子は決してこんなマネはしちゃいけません。このオバサン、最終的には三つもデカいやつをザックにくっつけていましたが・・・・・。園外への持ち出しは無論ですが、本来落ちていた場所以外の所へ移動するのも良くないことですし。

20090630-18.jpg子供の腕じゃありませんので、念のため(笑)。


20090630-06.jpgこちらはレギュラーサイズの松ぼっくり。それでもかなり大粒です。



20090630-20.jpg登りは濡れるのを避けてJMTを来たので、帰路はどちらもミストトレイルを通ることにした。ネバダ滝脇を過ぎて、バーナル滝上のシルバーエプロンでしばしの休憩をとる。水量が多いので気をつけなければならないが、靴を脱いで足を水に浸すととても気持ちがいい。ここで30分ほど遊んだあと、バーナル滝脇のミストトレイルを下る。やはりこの時期、以前に経験したほどの水量ではなかったようで、適度な”ミスト”で気持ちが良かった。前回はミストどころか台風並みのStormだったからね。ただし、濡れた岩場の滑りやすさといったらない。不覚にも思いっきり尻もちをついてしまった。このとき、左手の小指をかなり激しく打ったようで、帰国してからもちょっとだけ(ちょっとだけ、ですよ・・・・)痛みが残ってしまったのである。



20090630-19.jpgこのミスト区間を過ぎてからさらに下ると、バーナル滝がとてもよく見えるポイントがある。ここはちょっとだけトレイルを外れて川中方面へ進んでいけば到達出来る。川中方面へといっても、岩を伝っていけるところだ。丁度いいあんばいで雲が湧いており、記念撮影にはもってこいのタイミングだった。ちょうど我々がそこで撮影をしている時に、アメリカ人のカップルもやってきて、お互いにシャッターを押しあったりした。



そんなわけで、三度目のドーム登頂、とはならなかったけれど、天候の急変という、夏のヨセミテならばいつでもあり得ること、を経験出来たのは良かったかもしれない。また、この時期、一時間も待てば回復することもあるのだ、ということも。

ドーム下まで車を止めたところから4時間47分。ケーブルを登る時間を考えると、5時間ちょっと、といったところか・・・。途中の写真撮影もやっぱり多かったし、サブドームを登ったあとの逡巡していた時間などを考えると、普通に休憩を含めても4時間半という時間は無理なく達成できるのではないか、と思う。また次回が楽しみだ。

20090630-02.jpg




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  1. 2009/07/15(水) 22:44:39|
  2. ヨセミテ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

先週の北海道の遭難事故を思うと
「引き返す勇気」って、やっぱり必要だと思います!
やめて正解ですよね(^^)

シュガーパインの松ぼっくり・・・
松ぼっくりがパイナップルに見えます(笑)
  1. 2009/07/20(月) 16:36:35 |
  2. URL |
  3. white bird #-
  4. [ 編集]

white birdさん:
あれがもし初登頂の時だったら、と思うと、ああもあっさりとは引き返さなかったでしょうね。たぶんサブドームしたあたりで粘ってたかも・・・。
本文でも書きましたけど、何度も来たことがあるのと、また来る機会はある、というのがあったから早い決断が出来ましたけどね。そうでなかったら、と思うと、あれこれ迷っちゃうかもしれません。

あの松ぼっくり、サイズ的にはパイナップルと同じくらいのものもゴロゴロしてましたよ。"シュガー”と名づいているからには、甘い香りでもするのかとおもいきや、ほとんど匂いはなかったですね。
  1. 2009/07/20(月) 21:40:14 |
  2. URL |
  3. BK #-
  4. [ 編集]

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