こちらでの仕事も終わりを告げようとしています。
たまに出勤前や就業後に1ブロック隣にあるスタバに寄っていく事がありますが(1ブロックとはいえ、端から端へ、という感じなので、かなりの距離)、二週間ほど前から、Pike Place Roastというブランドで売り出しをはじめたコーヒーがあります。
In 1971 this is where it all began - ....
1971年、シアトルにあるPikePlaceマーケットの一角にお店を出したのがスターバックスの始まり・・ということだそうですが、キリのいい○十周年、というわけでもないのですが、パッケージもそれ用のものを新調して、また巨大袋(1ガロン袋かな?)入りを店頭で販売していたり、とかなりの力の入れようでした。下は、その新しいデザインのカップです。

数えて37年ですか・・・・・ひとつの会社の年齢としてみても、長寿の仲間入りをとっくに果たしていると言ってよいでしょう。かたや数年で消え去る会社、同じように消えていった会社でも、スタートアップとして成功し大手に売却、アメリカンドリームの典型的な成功を収めていった会社、と毎年数え切れないほどの誕生と消失が営まれる世界・・・・・ふとそんなことが頭をよぎったのも、今回の仕事の性質とは無関係ではなかったのかもしれません。
技術を売り物にする会社が生き残っていくには、その会社の製品が市場に受け入れられることが何を置いてもまず必要な事。それが叶わなかった理由は様々で、時には先進的過ぎて市場の成長を数年待たなければならないようなケースがあるのもまた事実。そんな時に体力のない会社の運命というものはたったひとつしかありません。
今、かかわっている分野の仕事に携わって約5年、そして今毎日出勤している会社とかかわってほぼ4年、その間、アメリカ人だけでなく中国、ロシア、ベトナム、とまさに多国籍軍で仕事を進めてきました。勤務時間だけの付き合いだけでなく、休日や彼らの家族との付き合いもありました。そんな彼らとの別れもまたつらいものがありますが、皆、「またどこかで会えるさ、この業界にいる限りね」と明るく振舞っていたのが印象的でした。仕事上での付き合いは途絶えてしまいますが、それでも、彼らとの交流が完全に途絶えていまうことはないでしょう。そんな関係を築けたことが、この4年間で得た最大の財産だったのかもしれません。
「ここにあるもので欲しいものがあれば何でも言ってくれ。よほどのモノでなけりゃぁ、持って帰っていいぞ。」
「うーん、そう言われてもな・・・・」
「遠慮するなよ」
一番持ち帰りたいな、と思ったもの、それは、パーティション付の個人のCubicなのです。
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- 2008/04/23(水) 16:58:40|
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