こんな時期に行くのはアホかエキスパートか、のどちらかです^^;
中途半端な残雪期が一番危険度大。
日の出間近で赤く染まる北東の空。

山荘 5:38 - 6:07 丸山 - 7:04 独標 7:19 - 7:51 ピラミッドピーク - 8:33 チャンピオンピーク - 9:47 山頂 10:38 -
12:25 独標 12:37 - 13:37 山荘 14:13 - 15:12 山頂駅
西穂高岳-2023GW(中途半端な残雪は・・)ーその1はコチラ
西穂高岳-2023GW(中途半端な残雪は・・)ーその2、はコレ
西穂高岳-2023GW(中途半端な残雪は・・)ーその3(星空編)はコチラ
前夜というか未明の02時半過ぎから天文薄明の始まるまで一時間余り星撮影。そのあと機材型付けやら朝ご飯準備などで結局そのままこの日の活動へ突入! まぁ概ね予定どおりというか。
朝は持参のもので済ませて5時半過ぎに山荘を出発。足元あまり良くないだろうとの予想のもと往復6時間くらいを見込んでいたんだけれど、いやはや、予想以上の難物でした^^;
それ以外にも時間がかかったのがこれ。
丸山までなんで30分もかかるん? と言われそうだけど、飛騨側にわいた雲がひっきりなしに流れてきて、向こう側の笠ヶ岳の稜線が出たり隠れたり。

オマケにこれ、ブロッケンがひっきりなし! うっすらと二重になっているがわかります?
こんな幻想的なものに出くわしたら、そりゃ足も止まるってもんです。

目にするとやっぱりシャッター押さずにはいられないのです^^;

まだ丸山過ぎたばかりじゃん、と思いつつ、強風に舞う雪煙が背後の穂高のアクセントになってくれてまぁ・・・!

タイムラプスで撮影したくなるような光景が目の前に広がってました。滝雲のように流れていたと思う。

日の出直後の撮影タイムもようやく一区切りして独標への上りに差しかかる。

撮影タイムが長引けばこんなもんでしょ。独標に到着。
ココから見る山頂までのピークの連なりは、ほんとに何度見てもうっとり。

あんまり載せてなかった10峰からの独標。こちら側は日陰が多いので凍結箇所が残っていたけれど、下るのに逡巡するほどではなし。

ピラミッドピークまでは特に難しい所もなく通常の所要時間で到着。

さて、楽しいのはこれから。
ここは4峰(チャンピオンピーク)への上り。一部にかなり凍結箇所が残っている。が、このあたりは上りなのでさほど難儀するほどのことはなし。

問題はここから。チャンピオンピークの下りがご覧の通りの凍結祭り。さすがにスタスタと降りていくわけにはいかずしばし見学(観察!?)。ぎりぎり谷側を通っていけばいけそうなことがわかって、岩を伝いながら降りていく。

まだツボ足ね。
次、2峰の先の雪渓。こんな斜面あったっけ?てな感じの雪の壁登場。数歩進んでみたものの相方は白旗。なのでここでアイゼン装着(ようやく出番です))。

残るは直下の壁のみ!

ライチョウ登場! この晴れ間だと会えそうにないなと思っていただけに嬉しい! これでまた10分位滞留^^;

直下の壁、どう攻略するか思案中。ルート通りに上がるのが定石かなぁ・・・?

ライチョウあっぷでどうぞ。

結局ルート通りに。岩の隙間に入り込んだ雪が凍結しているのでなかなか有効活用できないのがちょっとキツかった。

到着~。山荘から4時間かかってる!!

槍までしっかり見えてますね。

この先、奥穂迄歩いてみたいもんです。今年いけるかな?

せっかくなので担ぎ上げた三脚使ってインターバル撮影で遊んでいた中の1枚。

今年は山頂に担ぎ上げた三脚の活躍率100%なのだ!
西穂山頂珈琲も頂きました(写真は撮ったけど割愛)
そろそろ下山。下りも気が抜けません、というより登りよりもずっと緊張強いられるかも。
ただ1か所、チャンピオンピークの凍結箇所(行きはピークの後の下り箇所)は上りになるから、そこだけは来た時よりも楽そう。

足元注意ヨシ、で。

チャンピオンピークへの上り。下から見るとこんな感じです。

たぬき岩、ってやつですか、ぐっと拡大バージョン。なんとなくたぬきに見えないこともないけど・・。

到着~、気が付けば往復8時間も遊んでしまった^^;

↑こんな目立つ看板でも目に入らない人は大勢いましたねぇ・・・。
下りはピラミッドピークでアイゼン外したけれど、実は山荘から山頂駅までの樹林帯の通過はアイゼン履いていた方がラクチンだったようです。相方はもう完全にこの急坂&中途半端な雪にやられて尻もち数回・・・。そのせいでかなり歩みが慎重になって、普段よりものんびりとした山頂駅までのハイクとなったのであります。

のんびりハイクのおかげで、最低鞍部からの上りで足が攣ることもなく^^
下りのロープウェイ、待ち人の列がさほどではなかったので脇のベンチで座って待っていて、人が掃けたら改札に向かおうと怠慢してたら、放送を聞いて次から次へと人が並んでちょっと焦り状態。さすがにやばいかも、と思い列に並んだけれど時すでに遅し。自分たちの6人程前で「はい、まんいーん、次便おまちを~」ですと・・・。いやはやまたヘマやっちまいました。
幸いなことに15分後に臨時便が出たため、待ち時間は短めにはなりましたけど。
そんなわけで、うちP到着もこれまでで最も遅い17時前。夕食前の露天風呂にはどうにか間に合った、というレベルって。

翌日に山菜採りに行くプランだったけど、都合が悪くなって行けなくなったので、と朝方にささっと採ってきてくれたらしく、それをお土産に持たせてくれました。「言ってくれれば早起きしてお付き合いしたのに~」と伝えたら苦笑いしてました。早朝の山菜取りなんてのもいいかもね。

これ、箱状のものに入っていると分かりづらいけれど、相当な量でした。
家に帰ってからゴミ掃除の為に新聞紙の上にぶちまけたら、まぁ凄い量!
これ全部掃除すんのかぁ、と思うと気が遠くなりそうなくらい、でしたから。
星空編に続く。
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- 2023/05/12(金) 23:50:41|
- 山
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