というわけで、風は強かったもののあれよあれよという間の山頂到着、でした。

山荘7:00 - 8:10 独標 8:21 - 8:52 ピラミッドピーク - 9:53 山頂 10:31 - 11:15 ピラミッドピーク -
11:39 独標 - 11:45 - 12:23 山荘 13:20 - 13:58 山頂駅
西穂高岳2023-その1(うな亭)はこちら西穂高岳2023-その2(山頂往復とかまくらまつり)はこれ
西穂高岳2023-その3(星空編)はこちら
朝食終えて準備整えて(相変わらず遅い・・)外に出ると、あれまぁこれから日の出だとさ。もうとっくに昇っていると思ったけど、まだ6:40頃だったようで。

そのまま撮っても面白味もないので山荘の窓に映りこんだ日の出を1枚。
この時の最大のドラマは、山荘裏手(といえばいいのかな?)で繰り広げられていたのであります。日の出時刻に反対側に現れる紫がかったグラデーションの中に満月が輝いていたのです。日の出よりもこちらに興奮するワタクシ。

出発時の気温はマイナス7度。これ、嘘偽りなく、「暖かい」。ジャンプでマイナス一桁だとほんとにあったかいね~、という会話になるけれど、2月上旬の西穂山荘でこれは、もう天からのプレゼントというしかないです。

丸山過ぎてちと長めの稜線を上がり切って、独標までもうあと一息。風はおそらく15mは越えているであろうコンディションだけど、気温が一桁だったことに改めて感謝。

独標直下の登りもこんな感じで岩が露出。でも先人達のおかげで快適なステップが切ってあって、これも感謝感謝です。

お約束の影ピース^^

とりあえずダブルのストックから、片手はピッケルに持ち替え。
あ、もう片方はストックのまま、バケットは外しておくのがミソ。こいつは状況に応じで短くしてザックに刺したり、長くして杖代わりにしたり、と、この日も大活躍。
独標(11峰)の下りを映したつもりだったけど、撮ってなかったぽい。これはその次の10峰の下り。意外とこのあたりの下り(山頂側)のほうがいやらしい状況だったりするんですよね。

9峰の登り。

越えて下り。ちょっとわかりづらいけど、夏場だと岩に係れた双方向の矢印(←→)の側をへばりつくようにして通過するけれど(これが結構嫌で・・)、どなたかが反対側にステップを切って踏み固めた道が出来てました。岩を抱えて廻りこむようにして通過。

ピラミッドピーク直下の登り。

ピラミッドピーク到着。先週あたりだとここまで来ておきたいなぁ、と言ってたけど^^。長居はせずに先へゴー!

6峰あたりのピーク巻いて通過しているところ、かな?

で、その下り。確か岩の向こう側から下ったと思う。

さて、あとは直下の1枚板だけかな?

振り返れば、「どこ歩いてきたんだ?」状態^^。

チャンピオンピーク越えて、あと少し。でも油断大敵。

の下り。ここは綺麗にステップが切ってありまたもや感謝感謝。

2峰の脇あたりかな?先行者とすれ違う。彼ら随分長い間山頂に居たような(ってことは、山頂は風弱い?)

この手前、そこそこ急斜面なんだけど、前向きで降りられないほどの斜面ではなかったように思うけど、ほぼほぼお尻つけながらおぼつかない様子で降りてくる方1名。危なっかしいなぁ、と思いつつも自分自身も周りから危なっかしいな、と思われるような歩き方していないかとうか自問・・・・。
そういえば、ピラミッドピーク手前あたりからか、風の方向が変わったのか地形的なものなのか分らないけど、独標までの強風はすっかり風を潜めていた。下りの時にわかったけど、背中から押し上げるような方向で吹いていたようだった。これも幸運の一つだったかな。
遠くには富士山も。肉眼の方がずっとクリアに見えてます^^;

残すは直下の1枚板のみ!

ここ、右側の岩沿いを歩くのが一番簡単だった。雪も適度に締まっていてしかもステップが切られていたのだ。ぱっと見、鎖の伸びている方向へトラバースしてから登るのが良さげに見えて、そっちへ向かったけど、なんてこった、上部の斜面は凍ってました^^;
今更戻れないので、がしがしキックをぶち込んで登っていく。

ということで、無事冬季西穂高岳到着。
着いて分かった、先行者たちの長居の理由が。
そう、ほぼ無風状態デス。
しかも暖かい! 気温3度、マイナス付かないんですから!
相方が手袋外してスマホ操作しても手が冷たくならない、というほど。幾多の幸運に感謝。
これならゆっくりとコーヒーでも入れて飲みたくなる、というもの。

おまけに、三脚立てて相方と記念撮影も。この時期、山頂で三脚立てられるとは思ってもいなかったし。
許せばいつまでも居たいような気分だったけど、現実に戻って下山。はやる気持ち(温泉が待ってるぜ~)を抑えつつ、慎重に足運びね。
登りの時は気が付かなかったけど、素敵な雪庇です。

ここが2峰下あたりの、先ほど書いた単独行者がおぼつかない足取りで降りて行った斜面。相方でさえやや斜めステップで降りて行かれるというのに・・・。

ピラミッドピーク手前で佇む相方、をさらに後方から撮影するワタクシ。

帰路の独標では何故か二組の登山者から記念撮影を頼まれる。山頂から戻ってきたところだというのを知ると一様に驚かれるけれど、やっぱりこの時期の山頂って、それなりにハードル高いのかなぁ、と思ったり。
独標降りて12峰を過ぎてようやく一安心。
山荘ついてまだ時間に余裕があったので、ここで持参したカップ麺を頂く、題して「西穂(カップ)ラーメン」。
あとは山頂駅めざしてかっとばせ~、といきたい所だけど、山荘直後の急斜面を降りたあと、鞍部から始まるちょっとした登りでよく足が攣るのです。下りで調子こいてその勢いのまま坂道を蹴り上げると攣るんです。なので鞍部からの登りはいつも以上に小股で・・・・^^;
ちょっとわかりづらいけど、向こうに見えるフェンスが新設されたテラスのようです。

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やっぱりいいなぁ、温泉は^^
定宿のうちPにて安らぎのひととき。
こちら、うちPオリジナルのかまくら。向こうに見えるのがうちP。晴れていればオリオンと絡めて撮れたんだけど残念。

中に入って記念撮影もできるそうですよ。

食事のあと一休みしてかまくらまつりへ。3年ぶりの開催です。

この会場の雰囲気、とても気に入りました。前回行ったときはテニスコートが会場でしたが、針葉樹林に囲まれた山間の神社というのが、どこか儀式めいた厳かな雰囲気が感じられたのが印象的でした。
高さ2mほどのかまくら。内部は氷の灯篭が灯されていました。

皆さん、中に入ったり横に立ったりして記念撮影。

キャラクターに名前はついていないけれど、「なかおのかまくん」とでも呼んでおきましょうか。

宿に戻ってからは、オーナーやご主人と楽しい語らいの時。さらにはかまくらまつりのスタッフの方も合流していっそう賑やかに。
が、山頂行きの疲れからか23時前にお先に退散、となったのであります^^;
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- 2023/02/13(月) 20:39:06|
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