4月下旬~5月中旬にかけて、4惑星(土星、木星、金星、火星)が未明に勢ぞろいするこの時期、どうにか撮影することが出来ました。
第一候補の4/18(ほぼ等間隔で並ぶ)は天候不順で諦め。なかなかその後も撮影機会に恵まれずに、このまま過ぎ去ってしまうのかと思っていたけれど、雨上がりの4/25未明にチャンスあり、とのことで出撃~。
現地到着が午前一時過ぎ。まだ昨夜の雨の名残がうっすらと霧状に残っていて、やべぇ、これ夜露でびしょ濡れ!?の懸念もあったけれど、海岸に降り立ってみればさほど湿気も感じず一安心。そこから日の出前まで4時間弱、がっつり撮影出来ました。
とりあえずは4惑星揃い踏みの一枚を。
04:05

到着後は、まずは三ツ石と天の川と絡めて数十枚をインターバル撮影するのが恒例なんですが(その間に、その日の撮影プランを再確認したり、ぼぉっと星を眺めてみたり、と)、ふと見渡すと春の大曲線が。24mmだときついのはわかっていたけれど、なんとか頑張ってみました。
01:34

うーん、やっぱり柄杓がちょっと欠けた・・・。20mm益々欲しくなってきた^^;
で、定番の三ツ石+天の川へカメラを向けなおして数枚。結構低空に雲あり。でもまだ惑星の出には時間あるし。
02:04

レンズをSP15-30に付け替えて撮影。ここでサラサラ感たっぷりの天の川を撮影したいとおもいつつ、なかなか思うような一枚が撮れないでいる^^;
02:10

これはあとで気が付いたのだけれど、飛行機や人工衛星に交じって流れ星らしきものを発見。しかも二か所。
02:18

ちなみに、こと座流星群のおこぼれと思しきもの三つほど目視できた。もちろん写真には一枚も写らず^^
相変わらず低空には雲が立ち込めている。既に土星と月は出の時刻は過ぎているけれど。
雲間の明るさから月の出が見えてとれるけど。
02:31

惑星揃い踏み迄まだ時間あるし、雲が取れてきたさそりといて座方面がきになって、ここで24-120にレンズ交換(プラス、ソフトフィルター装着)。雲間から月が顔を出すのももうすぐかな。まだ天の川もわりとくっきり。
02:40

もう少し右に振って、いて座を中心に添えてみる。
02:45

月が雲間から上がってきました。おっと、気が付けば土星がその左上に鎮座。
02:51

ちょっと欲張って120mmまでズームして、海と土星となんとかぶっこんでみた。けれど、露出難しい・・・。
月のある右上のスペースにプロソフトンAを「ひらひら作戦」で何度か試した一枚^^;
03:02

再びSP15-30に戻して、20mm相当の焦点距離で撮影。木星も十分視界に入ってきました。この頃になると低空の雲もだいぶ取れてきました。
03:11

金星も上がってきました。
03:21

気が付けば木星も。一週間前の「4惑星等間隔」が頭にあったせいか、木星はもう少ししないと見えないか・・・、なんて勘違いしてました^^;
03:41

雲もすっかり取れて、4惑星+月の勢ぞろい。いい感じで空が青く染まり始めます。とはいえ、この時刻ではまだ肉眼では真っ暗。
03:55

うっすらと、しかし徐々に空に溶け込んでいく天の川を撮りたくて、カメラをちょっと振ってみた。この時期だともう天の川はかなり高い位置に昇ってますね。
03:58

そしてこのあと04:05撮影したのが冒頭に載せた一枚。
この時刻、刻一刻と空の明るさが変化するので、本当に勝負の時間帯です、しかも短い・・・。
肉眼でも空が明るくなってきたのがわかるくらい。土星や火星はもう目を凝らさないとわからないくらい(位置がだいたいわかるので、心の眼では十分見えている・・・・^^)
04:11

土星、火星はもうほとんど薄明の中に没していったようです。本日の最後の撮影。
04:15

あたりを見渡してみると北の空ももう見える星はほとんど無いような状態。
そこに、す--っと明るい一筋の光が・・・・。飛行機でないことは点滅していないことからも明らか。
なんだあれ?、と不思議に思ったのも一瞬で、「あっ、ISS!」
04:16

慌ててカメラ向けなおして数枚撮ったものの、露出条件も星相手のものから適当にいじくっただけなので、まぁなんとか写ってる、っていう程度^^;
ISSの通過時刻まではチェックしてなかったしなぁ、と苦笑いしつつも、予報通りの好天に恵まれて帰路に就いたのでした。
・・・・、この日は月曜日。帰宅後シャワーを浴びて早めの朝ご飯をたっぷり食べて、元気よく出社!
途中、誰かが首を絞めたのか、二度ほど落ちてましたが^^;
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- 2022/05/01(日) 01:04:30|
- 天体
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