夕暮れ後の天の川、未明のダイヤモンド。天気がいいのは嬉しいんだけど寝る時間がない・・・・。
平地ならまだしも山の上だと無理は禁物だし、さぁどうしよう・・・・
夏の大三角形と天の川

これは午後8時過ぎ、また月齢7の半月が煌々と輝いている時刻。あと3時間もすれば西の空に沈むのはわかっていたんだけど、その時刻に晴れている保証はない!と自身を納得させて(^^;)、小屋締め前の最後の晩に盛り上がっているところを抜け出して撮影。
今回の写真は、特に断りのない限り、Nikor24-120、F4、ソフトフィルタ使用(プロソフトンA)、ISO感度2000、露光時間は10~15秒です。全て1枚撮り。
冠雪の大天井岳ーその1はこちら冠雪の大天井岳ーその2はこちら
以下、クリックで拡大表示します。
東の空。プレアデス星団がひときわ目を引いてます。

その下に見えるのがアルデバラン。左下にはぎょしゃ座の五角形(一番明るいのがカペラ)がどーんと。
カペラもアルデバランも、冬のダイヤモンドの一員、というイメージがあるので、こんな風に東の空に見えてのに最初は気が付かなかった^^;
結局、この間に撮影したのは30分ちょい。半月ハンパなく明るい・・・。
このあと山荘に戻って再び歓談の輪に加わって、それでも夜半の撮影に備えて9時半に退散。
えぇ、月没後の撮影は諦めました。
そして午前3時過ぎ、再び山荘前に出没して撮影再開。
山荘と大天井岳をバックに。

プレアデス星団もここまで来てます。
中央右寄りにカシオペア。そのカシオペアとプレアデス星団の間にあるのがペルセウス。
大天井岳に降りるように三つ星が並んでいるのがアンドロメダの一部。
そこから東に目を向けると、存在感抜群の北斗七星。おおぐま座のしっぽと勘違いしてた時期もあったっけな^^;

24mmでぎりぎり北斗七星とカシオペアと地上景入った!

南に目を向けると、そこは一等星の集合場所。
オリオンとt冬の大三角形。右に見えるのは前穂の頂。

稜線近くに見えるあの明るい星は何だろうなぁ、と思ってたんだけど、やっぱりカノープスだよね。初見でした。
北の空を横長で。うお座も一部登場。

南東の空にも星座らしき(苦笑)ものが見えたのでパチリ。しし座でございます。
中央やや上部に見える水色に輝いているのがレグルス。

以下3枚は久しぶりに登場のSigmaの対角魚眼。
D300s(APC)では何度が使ったことがあるけれどフルサイズでの使用はこれが初めて。思った以上に画角広っ!その分湾曲も出てくるので構図が難しい・・・・。これらはソフトフィルター無し。フィルターありのように見えるのはおそらくピントが甘かったせいかと^^;
北側です。小屋(別館、右側の建屋)の上にカシオペア。もう少し北の天の川のサラサラ感を出したかったけど、これが限界。

南に向けて、冬銀河とこれは黄道光!? ちょっと無理やりあぶり出した感アリですが、それでもここまで出せたのは初めてです。

とはいえ、この時期この時間帯にこの方向の撮影をしたのが初なんじゃね?(苦笑)
最後は冬のダイヤモンドで。

この対角魚眼のレンズは径が小さいので、24-120に装着の77mmをかざして撮ってみれば良かったな、と思うも後の祭り。
と、いつの間にか時刻は4時半。結構夢中になってあっという間に時間が経っていた。
もうあと少しで薄明が始まるし、小一時間もすれば東の空が染まってくる様子も見られるだろうけれど、明日も行程長いし少しでも体を休ませようと思ってこれで退散。
ちなみに気温はマイナス6.7℃。ダウンのパンツを忘れたと気が付いた時には絶望感漂ったけれど、スノーパンツを上に履いただけでも寒さは感じなかった。風がなかったコトに感謝、です
もし月没の23時頃から撮影をしていたら間違いなく夜通しの撮影になっていただろうなぁ・・・。
そのくらいの根性で撮影するくらいになってみたい、とは思うんだけどね^^;
終わり。
スポンサーサイト
- 2019/11/12(火) 20:59:17|
- 山
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
まーがれっとさん:
ありがとうございます、この晩は黄砂の影響もなく楽しめましたよ^^
冬の夜空は澄んでいてきれいなんですが、これから寒さとの闘い・・・^^;
- 2019/11/13(水) 20:23:39 |
- URL |
- BK #-
- [ 編集]