翌5日も抜けるような青空が広がる絶好のコンディション。
小屋締めの最終日(連休)に天気が良かったのは何より、とのこと。
それにしても、連休の度に台風だ前線だ、と天候に恵まれなかったこの秋、「終わりよければ・・、で済ませるなぁ!」と一言いいたくなるような青空です。

大天荘前からの日の出の様子。
大天荘 8:01
喜作レリーフ像 8:26
大下りの頭 9:41
燕山荘 10:31 10:50
合戦小屋 11:21 11:27
富士見ベンチ 11:43
第三ベンチ 12:03
第二ベンチ 12:21
第一ベンチ 12:38
中房登山口 13:02
冠雪の大天井岳ーその1はこちら冠雪の大天井岳ー星空編はこちら
未明の星空撮影を終えて山荘内に戻ったのが04:10。このまま起きて朝を迎えてもいい位に気力充実した気分でいたけれど、少しでも体を休ませようと、小一時間布団に潜り込む・・・・。そして5時半に再び外へ。気温はマイナス6.5℃。思ったほどの冷え込みは無く、また風も穏やかだったので一安心。
それでは日の出のマジックアワーをお楽しみあれ~
東の空、浅間山のシルエットがくっきりと浮かび上がってくる。

感度を上げて大天荘と大天井岳を狙う。雪を纏った山肌が染まっていく様子を撮りたかったので、あえて山頂にはいかず。

徐々にオレンジ色の空が広がっていく。眼下に広がる雲海が見事。

このあとは三脚からカメラを外して手持ちで撮影。あっち向いたりこっち向いたり大忙し。
くるっと半回転して穂高の稜線とその向こうの水平線を。青とオレンジとピンクが混ざったグラデーション模様が刻一刻と変化していく。

どちらかというと太陽とは反対方向の槍穂高連峰の山肌とその周囲の空が染まる様子がメインだけど、やっぱり東の空も気になる。もう半回転しまくり、で忙しいの何の(苦笑)。カメラ2台欲しかったなぁ。
槍の向こう側の空も息をのむほどの美しさ。肉眼で見た美しさはこの写真とは比較にならないくらいで、見たままの色合いを映せないのがもどかしい。

冠雪した雪の白さが空の色の変化をまた引き立ててくれている。

太陽が顔を出し始めました。

太陽が上がってくると照らされた山肌が赤くほんのりと染まってくる。ほんとにわずかの時間だけ楽しめる光景なのだ。

大天井岳n山肌もそして山荘も赤く染まって輝いている。

太陽が顔を出しました。

槍穂の稜線もモルゲンロートに照らされて、赤から徐々に明るくなってきます。

これまでの山での日の出の中でも一番といってもいいくらいの好条件に恵まれました。
朝食後、まだ太陽が高くならないうちに、ブルースカイをバックに撮影。

やっぱり近くで見ると絵になりますなぁ、槍は。

たっぷりと朝食を頂いて、荷物をまとめて8時過ぎに出発~。

ちなみに、宿泊者の中でもほとんどビリっけつといっていいくらいののんびりとした出発でした^^;
支配人さんも見送りに出てきてくれました。従業員の方も部屋の掃除の手を休めて手を振ってくれました。

やっぱり小屋締めの日、というのはちょっと格別な思いがありますね。
さて、あまりのんびりもしてられません、とりあえず燕山荘向けて出発。
足元はいい感じに締まっていてこの日もツボ足+ストックで。

順光で撮影する喜作レリーフ像は初めてだな。

何度か振り返って大天井岳に「またな~!」

喜作レリーフ像を越えて北に向かっていると、やがて雲海の向こうに富士山が顔を出してきた。

大下りの頭への登りを前にして。何気に相方と距離が開いているが、それはこういった撮影のため(ということにしよう^^;)

昨日はダブルストックで足に負担を掛けないように歩いたおかげで今朝はまだ膝の具合はOK。が、やはり段差の大きなところを下ると不安がよぎる。燕山荘からの最後の下りを持たせるべく、まだまだそろ~りとゆっくりとした足取りで(そんなんで相方に遅れることしばしば・・・)。
大下りの頭で、槍と大天井に「またな~」(しつこい・・・・)

蛙岩の手前まで来ました。

振り返って「またな~」

燕山荘まであと30分ほど。今日は雷鳥には遭遇せず・・・。

二時間半あまりで燕山荘に到着。当初の予定ではここでコーヒーブレイク(とケーキ?)としゃれこむ予定だったけど、お腹もあまり空いていないし、昨日ばったりした知り合いが40分ほど前にここのテン場を出発して下山した、との情報を受けて、短めに切り上げて下山開始! さて、急登の下り、膝が鳴くか泣くか笑うか!?

合戦小屋前の急下りで、”槍と大天井がどこまで見えるか?”限界を探していたら相方に随分離された(苦笑)。

合戦小屋でほんの少し小休止しただけで、結局各ベンチではほとんど休まず、水を飲んだくらいのインターバルで下山。確か雪のある4月末は各ベンチ間が10分くらいだったかと(そのくらいすっ飛ばして降りても大丈夫なほどの雪だった)。さすがにその時のような降りかたは不可能で、膝の具合も考えるとどうなるかと思ったけど、なんとか20分程度のインターバルで降りきることが出来た。
とはいえ、その代償はデカし・・・・・、週末のジャンプを棒に振ることになった・・・・。
麓は黄葉の終盤、といったところ。カラマツをはじめとする木々が見事な色合いを見せてくれた。
冠雪の大天井岳ー星空編に続く。
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- 2019/11/11(月) 21:12:25|
- 山
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