やばい、2018年終わってしまう前に書かなければ・・・・。
12/9,10で天狗岳に行ってきました。
日曜朝、中央自動車道の双葉JCTを過ぎると時折視界に八ヶ岳がちらちらと見えるようになってくる。その頃は上部はすっかり雲に覆われていて、今日は山頂はやーめたっ、と早々と宣言したくなるほど。が、この雲のおかげで標高2600mあたりから上はびっしりと霧氷に覆われた世界を作ってくれたようだった。あまり天気は期待していない山行きだったけど、これには大満足^^

自宅発5時半過ぎで、唐沢鉱泉に着いたのが8時半過ぎ。気温はマイナス4℃。さすがに外に出て2分もしないうちに手がかじかんでくる。が、路面には雪なし。今シーズンはスタッドレスに履き替えたんだけど拍子抜け。ちっともタイヤに優しくない路面状態だったなぁ・・・
雪がないのは登山道も同様で、ここ、雪がたっぷりある冬の時期が一番歩きやすいんだよね。
こんな風にうっすらと雪がある状態が一番面倒なんだけど、一週間前よりはずっとマシだったみたい。

ここは渋の湯との分岐を過ぎあとで、徐々に霧氷が目立つようになってきた。天気は期待していなかったけど、もしかしたら間近でいいものがみられるかも、とちょっとテンション上がってきた。
黒百合ヒュッテに到着したのが11時半頃。天狗方面は未だ暑い雲に覆われている
けれど、周りを見渡せばWaooo!!! これだけでも来た甲斐があったってもんです。

このあとヒュッテでまったりしていたら、相棒が大天井に行ったときに知り合った人もあがってきて、しばし山談議で盛り上がった。年末年始の雪山テント泊に備えての準備運動がてら来たらしいけど、雪がなくて拍子抜け。でも当日とほぼ同様のフル装備で上がってきたので、1時前に荷を担いで山頂方面へ出かけていった。
我々もあんまりまったりするのも体に良くない(?)とのことで、ちょいと中山方面に散歩に出かけることにした。
峠を北に向かって歩くとほどなく展望台につくけれど、ここから見た天狗岳の様相がまた見事。雲がどいて真っ白に染まった山容を目の前に見せてくれたのだ。それが冒頭の一枚。
さらに北にむかい、にゅうとの分岐に差し掛かる。
確か、にゅうまで20分くらいじゃなかったかな? ここの道はまだ歩いてないよな・・、時間もまだ二時過ぎ、よしGo!
と、なんとも頼りない記憶だけでにゅうにむかったけれど、持ってきた地図はにゅうへの分岐から少ししか載っていない。
そんなに不安視はしていなかったけど、いやはやヒト(いや、自分の、ね)の記憶ってアテにならないな、と再認識した次第。
ヒュッテに戻って地図観たら、行き40分、帰り50分って・・・^^;
そのにゅうがこれ。
標高が中山峠から100m以上下がっているので霧氷は全くなし。冬の面影ゼロです。

名前の奇抜さから以前からなんとなく気になっていた存在だけど、ちょっと外れたところにあるのでなかなか行く機会がなく、今回ようやく訪れることができたので、なんだか大仕事をしたような気分に浸ってしまった(苦笑)。
おれrはにゅうへの途中で撮った一枚。中山峠のある北斜面を映したもの。後方に見えるのは東天狗の稜線。

北斜面の木々にびっしりと霧氷が取り付いているのがわかると思う。気温はマイナス12℃くらいだったけど、適度な湿気と寒気でこんな景色を見せてもらえたのはとってもラッキーだったと思う。じの霧氷、翌朝にはすっかり消えてなくなっていた。
にゅうからの帰路、分岐点まで戻ると頭上には青空が。やっぱり霧氷には青空がよく似合うね。

今宵は自炊。名古屋の友人からもらったどて煮丼と豆乳なべ。結構腹いっぱいで大満足。

この日、ヒュッテの宿泊客は我々二人だけ。つまり夕食を摂るお客さんはゼロ。小屋の人達、ゆっくりとしてくださいませ^^
テン泊予定の二人組が急遽小屋泊りにしたけど、食事は自炊。翌朝も少し寝坊出来たみたいでした。
いやぁ、小屋に泊りが4人。広々としてよかったけど、逆に寒かったかも。
翌朝はゆっくり朝食食べて7:40にヒュッテ出発。
中山峠から樹林帯を抜けてみるとご覧の通り、昨日までの見事な霧氷はすっかり消え落ちていた。気温もマイナス8度と暖かかったからなぁ・・・。

朝陽に照らされた穂高連峰がくっきり! 今日一番の眺めだった。

夏にあの大キレットを渡ったんだよなぁ・・・(ガスガスだったけど)
稲子岳とその先にちょこんとみえるのがにゅう。ここからみてもわかる通り、昨日撮った一枚にあるような北斜面の霧氷群も跡形もなく消え落ちていた。

山頂直下の斜面もこんな感じで雪はほとんどなし。ただ岩の間に残った雪が凍ってカチンカチンになっているところが多々あって、それさえ気を付ければ問題なし。アイゼンなんか装着していたら登山道崩壊に手を貸しているようなそんな状態だった。

ちなみに今回は夏靴での山行き。気温と天候からまぁ行けそうだな、と思って、どのくらい平気か、お試しする意味でのチョイスだったけど、さすがにこんなコト試しているのはうちらだけだったみたい(苦笑)。
東天狗山頂から。硫黄岳・赤岳・阿弥陀岳もほとんど雪なし。

西天狗から見た東天狗も、昨日とは打って変わってこの様相。

西天狗岳山頂で少し休憩して、あとは尾根沿いを下山。もちろんここにも雪は無し。この岩場、中途半端に雪があるとまた厄介な所なんだけど、南斜面だけあって溶けるのも早かったみたい。

樹林帯に入ると、木に空いた穴の周囲に霜(?)が張り出しているのが目立ったけど、こんなハート形のも発見。

下山後は唐沢鉱泉でひとっ風呂。ここ、日本秘湯の会の湯だったんですよね。
夜、7時半過ぎに外に出てみると、すっかり空は晴れ渡っていて、見事な星空が広がっていた。
レンズも望遠ズームだけ、三脚もおもちゃしかもっていかず、レンズのピント合わせ後もテープで固定し忘れ、というまぁひどい状態で撮った一枚。ちゃんと狙えばウイルタネン彗星が映ってくれたかもなぁ・・・・。

「八ヶ岳登山道塗りつぶし」
北アルプスとともに、地味に続けているこれ、今回は新たに追加できる登山道はないなぁ、なんて話していたけれど、思いもかけず、にゅうへ行くことが出来たので、ちょっとだけ塗りつぶしを進めることが出来た。さて、全部完投できる日が来るかな?
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- 2018/12/24(月) 20:56:44|
- 山
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