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季節の変化を感じられるっていいですね。あれやこれやの雑記帳デス。

ヨセミテ国立公園周辺 旅行

モノトーンな北横岳

天気が悪い、とわかっちゃいたけれど、これを逃すと次のチャンスがいつ来るかわからない、ということで、2/22,23で北横岳に行ってきました。もうね、雪山でまったり、だけが今回の山行きのお題目ってことで(苦笑)。

「天気が悪い」とはいえ、遭難に繋がるような悪天候というわけでないのは無論のこと。白い雪と青い空、満点の星空に燃えるような夕焼け、眩しいばかりの日の出、といった山での宿泊ならでは、の楽しみは今回は封印ってことで。

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22(日)、ロープウェイ山頂駅の気温はたったのマイナス4℃。せめて極寒のマイナスふた桁くらいは欲しかったんだけどね。ここ2、3日続いた春の陽気のおかげで、木々がまとった雪の塊もかなり落ちていて、モンスター崩れとなってました。

*下書きのまま放置されてたため、今になってようやくアップ・・・^^;
 実際のアップは3/20デス。
まず向かったのは雨池峠。三つ岳と縞枯山の分岐のあたりの積雪具合を観るためだけなんだけどね。
以前に10月に来た時は登山道がはっきり見えていたけれど、今はご覧のとおり。
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これだけみたらどこが入口なのかよくわからん・・・。
せめて眺望があれば三ッ岳経由でヒュッテにいこうかと思っていたけれど、こんな様子じゃあね。
そうそうに引き返して坪庭を横切って北横岳方面へ向かうことにした。

いったいどこ歩いてんだ?てな感じの坪庭です。
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岩にへばりついたエビの尻尾もちょっと小ぶりに。
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坪庭を過ぎて樹林帯に入っても雪はたっぷり。これでまだ2月下旬なんだから、この先どこまで増えちゃうんだろ?って感じです。
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ハイマツの枝からのびているミニツララも見事~。
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斜面を登りきってからほどなく三ッ岳方面との分岐点に到着。ここにある道標も積雪具合を測るいい目印になっているけれど、この量は一番最初に北横岳に来たときとほぼ同じくらいでした。行き先が書いてある板が
だいたい地上1、5mくらいだったと思うけど、踏み固められているこのあたりでもこんな感じ。いかに積雪が多いか、がわかる。
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ヒュッテに到着~。鼻の下まで雪で埋まっているのは初めて見た!
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周辺の樹林帯で見つけた氷の芸術です。眺めが望めないんで、こんなものばっかり探してキョロキョロしてたような・・・。
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小屋に入って、ご主人に挨拶。「何しに来たの?」の先制攻撃を躱すかのようにこちらから「まったりしにきました」(苦笑)。コーヒーを沸かして一息ついたあとも、なんとなく外に出る気もせず、ほんとにまったりモードだったけれど、このままだと体がなまりそうだったので、一念発起(って程のもんではないのだが)して、山頂へ様子見に出掛けることにした。

結構風が強いよ、という話は聞いていたのだが、しばれるような寒気に身を晒してみたい欲求もあって、いざ出発!

積雪量が多く、登山道がかさ上げされているため、いつもなら邪魔にならないはずの木の枝が妙に顔に近いところにある。こんなところでも積雪量の多さを実感。おまけになんだかいつもより森林限界がはやく訪れたような錯覚もあった。

樹林帯という防寒着がなくなってからはいきなり強風の中に躍り出た。
いやぁ、強い強い!
これまで体験した中での最大である宝剣山荘よりも強かったんじゃない?ってくらい。
なにせトラッキング姿勢をとると、ほんとに飛んでいけそうな気がしたからね。多分20m/secは超えていたと思う。25~30くらいはあったかも。

そんななか、とりあえず山頂道標(南峰)での撮影。
風が強すぎて相棒はまともに立っていられないほど。
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これ、カメラでビデオ撮影しておきたかったんだけど、操作方法がよくわからずに断念。写真だと風の強さが今ひとつ伝わりづらいし。こんなときのために、ちゃんと操作方法を復習しておこっと・・・(と思ったけど、未だに調べてない)。

あまりにも風が強すぎてエビの尻尾も育ちが今ひとつ。
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ちなみに気温は小屋前でマイナス4℃。この程度だと風が強くても一気に体が冷えていく、という感じではない。もっとも着込んでいる枚数はハンパじゃないけれどね。樹林帯に入ると暑くて脱ぎたくなるほど着込んできてます。

まだなんとか残ってくれている、もこもこ状態の木。二週間くらい前にはこのあたりも見事なモンスターが広がっていたそうです。
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かさあげされた登山道で、ほら、枝がこんなに目の前に・・・・・。
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小屋に戻ってから恒例の雪だるま制作。水気がなくてそのままだと全く握れないので、手持ちを水を垂らして作った。
最近、おにぎりならぬ「お握ぎらず」ってのが世間では流行っているけれど、雪だるまは握らないと作れないからね。
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二つ仲良く並べてみた。右のテキトーに作ったほうがオイラ作。

このままだと風で倒れちゃうんで、天狗さんの根元に穴掘ってビバークしてもらうことにした。
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で、一晩、風が吹き荒れたあとは・・・・
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ちび助はすっかり雪に埋まってましたとさ!

ヒュッテのご主人とはこの日もいろいろ話をさせていただきました。
ちょうど、この二週間で南八ヶ岳で2件の遭難があり、その話が一番熱が入ってました。遭難の経緯や状況など報道されない話も伺うことができました。空の安全に接しているものとして、山の安全の最前線にいる方の話というのは、本当に貴重なものだ、と感じます。

また、某雑誌の企画でビバーク体験の記事についても興味深い指摘がありました。その中で、この北横岳周辺は国立公園内でもかなり制限の強い保護区内であるということ、それ故発生する各種の制限と現実とのギャップについても面白かったです。例えば、スノーシューで登山道を外れて歩き回ること。これなども「道に迷ってしまって・・」と言われるとどうにもならないんだそうです。また、そういう行為を注意するにも法的な根拠が曖昧で、毅然とした注意ができないんだそうです。そんなこんな苦労話もたくさん聞くことができました。

「保護区内、ということで厳密なことをいうとね・・」、と他に誰もいないのに急に声を潜めたのでなんのことだ?と思いきや、「現状を変えてはならない」ということで、あるものを動かしたりすること、もダメなんだそうです。そのまま解釈すれば、「落ちている小枝を拾って必要な長さに折って、それを雪だるまの目や口、腕に使う」ってのもアウトなんだそうです。

まぁそうはいっても、そのあたりは現実的な解釈をすれば、たかだか20cm程度の雪だるまに使うものですから、雪の上に落ちている小枝を使うことくらいはまぁ問題ないと思うんですけどね。これが高さ1mのデカ雪だるまにあうようなものを、木の枝を折って使ったりするとダメでしょうけど、そのあたりの線引きはもう常識に委ねるしかないと思いますが。

さて翌日。
朝、顔を合わせると「夜中にすんごい音したでしょ?」(おれ、全く知らず・・)
「えぇ、雷が落ちたのかと・・・」(相棒)
「あれ、屋根の雪が落ちた音。」

昨日、あれだけびっしりとついていた食堂上の屋根(左側)の雪が全部落ちたようです。
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朝食後、ストーブ脇でまったりと一息し、重い腰をあげて出発したのは10:45。昨日とおなじモノトーンの世界が広がっているだけ、のこの日。あとはのんびり降りて、温泉につかるだけ、の予定。

三ッ岳との分岐を過ぎて坪庭を見下ろすポイントに至る途中の樹林帯ですが、大きな雪の塊がたくさん落ちてました。ここのところの気温の上昇と積雪の多さと相まって、急斜面をこんな塊がそこかしこに。
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山頂駅についたのが11:22分。小腹も空いたのでちょっとここでコーヒータイム。
すると、ほんとに一瞬ですが、ガスが晴れて視界がクリアな時がきてくれました。こんな状況が繰り返しやってきて、やがて晴れ間が広がってくるかと思われたんですが、再びガスに覆われてしまいました。
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このあと、どっちが言いだしたのか、よく覚えていないけど、ゴンドラで降りないで登山道を降りてみようか、って話に。
「別にどっちでもいいよ」「あたしもどっちでも」と牽制し合うこと数回(笑)。往復で買ったゴンドラ券の払い戻しができることを確認して、いざ、登山道へ。少しは歩かなきゃね。
20150223-04.jpg

登山道方面に進んでいくと、雲のしたに街並みが見えたのにはびっくり。どうやら雲に覆われているのは標高が高いところから、みたいだ。踏み跡も明瞭で赤テープも随所にあって、これならガスっていても迷うことはないだろう。雪質はザラメに近いような感じになってきているけれど、足にはとても優しい感じで、これは歩いて正解かな、とこの時は思っていた。
20150223-05.jpg
適度な斜度の中をぐんぐんと降りていく。これなら30分くらいで降りられるかも!?

一部、ゲレンデ脇を降りるところもある。このあたりまで降りてくると、結構雪もぐずってきて時々踏み抜きも・・・。
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途中、ゲレンデを横切る。この手前くらいから、踏み抜きに遭遇することが多くなってきた。あの甲武信岳から大弛に向かったときの悪夢が再現か!?
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上の写真のゲレンデを横切ったあたりから、一気に踏み抜きの回数が激増してきた。やっぱり暖かくなって下がだいぶゆるくなってきているみたいだ。この踏み抜き、ほんと腹が立つ!!

いったい何回踏み抜いたか・・・・。下手な踏み抜き方をしたら骨折することもあるんじゃないか、って思うくらい、派手な踏み抜きも数度。
20150223-08.jpg

結局、1時間10分かかってようやく駐車場に到着。
20150223-09.jpg
ゲレンデを横切ってからは距離にしたら多分1kmもないと思うけど、ここだけで30分くらいかかったんじゃないかな? 普通の道歩くよりも時間かかったと思う。

そんなわけで、最後の最後で結構体力使った、今回の北横岳でした(苦笑)。

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  1. 2015/02/26(木) 21:43:58|
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