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季節の変化を感じられるっていいですね。あれやこれやの雑記帳デス。

ヨセミテ国立公園周辺 旅行

能古島

  
とかいて、「のこしま」と読むのだそう。
「のこのしま」とも言うらしいが、島内では「のこ」が大勢のよう。

地下鉄姪浜駅から1kmほどのところにある渡船場からフェリーで10分、往復で\440(片道じゃありません、ほんとです)、というお手軽な値段で行ける、博多湾にポツンと浮かぶ周囲12kmの島へ行ってきました。

周りは家族連れだとか、バーベキュー用の食料をどっさりと持ち込んだ若者グループなどとても賑やか、はっきりいって、「浮いて」ました・・・・。

フェリーが島に着くと、その時間にあわせてアイランドパーク行きのバスが発車するシステムになっており、早速こいつに乗り込みます。バスはほぼ満員、目的地であるアイランドパークまでは3km弱、15分程の道のりとのこと。距離を考えるとちょっと時間がかかりすぎのような気もしますが、島の山頂(標高は多分150mくらい)近くを通るため、けっこうゆっくりなペースらしいのです。それは発車してものの1分もたたないうちにナットク。

普通乗用車がすれ違うのも難しそうな、そしてかなりきつい勾配をほとんどローギアで登っていきます。僕が立っていたのは前方で、丁度バックミラー越しに運転手さんの顔が見える、という位置。この運転手さん、とても実直そうな表情をしてらっしゃいます。エンジンがうんうんと苦しそうな唸りをあげている中、全く表情を崩さずに冷静そのもの(って見えました)。

最初の停留所で停まります。もちろん「降りるよー」ブザーが光っていたからですが、実際には誰も降りませんでした。次の停留所でもまた停まります。もちろん「降りるよー」ブザーが鳴ったからですが、ここでも誰も降りません。
(あー、怪談話ではありませんからご安心を)

運転手さん:「じょーだんはやめてくださいねー(と、冷静な口調で。でもどこか親しみのある口調で、決してイヤミな感じではありません)。一度停まっちゃうとうごかなくなるかもしれませんから~」、と落ち着いた口調でアナウンスします。

「クスっ・・」という笑いが乗客の間に漏れていました。もちろんこれは「あんまり面白くない冗談だね~」という、どちらかというと「嘲笑」といったほうがいいかもしれません。

バスは細いワインディング路をさらに登っていきます。もうギアはローのまま、セカンドに入れる隙すらこの山道は与えてくれません。カーブを曲がる度にバスも大きく揺れて、こちらも手すりを掴んだ手に思わず力がこもります。

「プスプス・・・」と嫌な音を立ててエンジンが停止しました。ちょっと足からブレーキを外すとバスは大きく後退します。運転手さん、気を取り直して再度エンジン始動!
(エンジンには問題ないようでした)。気になったのは、運転手さん、サイドブレーキは引こうとしません。
「もしや、坂道発進ニガテ?」

案の定、ブレーキから離した右足をアクセルに移動させた瞬間に、1mくらいバックしました。後ろが崖でなくて良かったです。それでも強引にクラッチをつないだ運転手さん、めがねの奥の目が一瞬キラリ、と光ったように見えました。

エンストによる乗客のざわめきが収まった頃合を見計らってこんな声が聞こえてきました。
「今日は重たいなぁ・・・・・」
↑これ、運転手さんのアナウンスです。乗客一同爆笑でした。

「いつもはこんなに重たくないんだけどなぁ・・・・」
(アンタが言うな!)

ここで、最初に運転手さんが最初にポツリといった言葉がよみがえってきたのです、「いったん停まったら動かないかも・・・・・」どうやら、ジョークではなかったようです。

「もし停まっちゃったら、皆さん降りて押して下さいね」
鏡に映った運転手さん、二コリともしないでこんなセリフを吐いてますが、乗客一同既に運転手さんの性格を見切ってしまったようで、もう心の底から笑ってました。不思議と車内がほんのりとした空気に包まれていました。

展望台入り口なる停留所を過ぎると、道はやがて下り坂に。ですが、道幅とカーブのきつさは変わりありません。いくつかのカーブを過ぎ、やがてバス通りは右からの道と合流します。こちらのバス通りの方が一時停止する側ですが、下り坂なので皆安心しています。そこへ運転手さんの最後の注意が飛んできました。

「え~、この先急カーブとなりますのでお立ちの方は手すりに『しっかりと』おつかまり下さい」。
ちょっとだけ笑い声がありましたが、真剣な口調のアナウンスに車内は一瞬のうちに緊張感に包まれます。

右後方を振り返り安全を確認したあと、バスはローギアで猛然と加速を開始、そのままハンドルを右に切って道路の右端に寄せて行きます。その瞬間目に入ってきた光景をみて「マジ!?」って声がでそうになりました。

道路はすぐ先で二方向に分岐しています。片方はほぼまっすぐですが、どうみても自転車くらいしかはいれなさそうなこみち。もう一方は左カーブになっていますがこちらはきちんと舗装されています。当然こっちがバス通りなんでしょうが、これ、ヤビツ峠のコーナーもびっくりするくらいのヤツ。左に120度くらい、でしょうか、しかも「コレ、登れるの??」って言うくらい、勾配が急になっています。これまで非力なこのバスを体験してきたので、事態を一瞬にして把握してしまいました。

(勢いをつけて、しかもカーブがきついから右端ギリギリまで寄せないとダメなんだ・・・・・)

ローギア全開のバスが唸りをあげて、これ以上回転が上がらない~、と思った瞬間、大きくハンドルは左に切られ、車体は悲鳴を上げながらこの左登りコーナーに突入! 体が外側に振られると同時に、上下のバウンドが襲ってきました(この二重攻撃、乗り物に弱いヒトだったらやばいことになってたかもしれません)。

左右の振れよりも強烈だった上下の揺れが徐々に収まってくると、バスは再び前進を開始、どうやら最大の難所を越えたようです。その瞬間、乗客全員から大きな拍手・・・・はありません。皆まだ気を許すまい、と、しっかり手すりを握ってましたから。

この難所から100mも走らないうちにアイランドパークへ到着しました。運転手さんの顔にもホッとした表情がみてとれます。でも、結構汗をかいていたような感じでした。

バスが停止し、最後のアナウンスがありました。
「エアコン壊れちゃったみたい・・・暑くてごめんなさいね」
(一同大爆笑)

------
あれ? 何のハナシだっけ?
そうだ、能古島来たんでしたね。

それにしてもこの運転手さん、役者なのか天然なのか、さっぱりわかりません・・・・。

写真左:姪浜の渡船場からみた能古島
写真中:これは帰路、テクテクと海岸沿いの道を歩いた途中
写真右:最大難所の「魔のカーブ」
つづく
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  1. 2007/09/09(日) 21:26:00|
  2. 九州上陸
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